名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ドガ 「スポンジで背中を洗う女」 頭を喰われる女がよく分かる

この絵では、女の頭に喰らい付く巨大な化け物が良く見えていると思う。

この様に、絵の中の登場人物が背後の化け物の口に噛み付かれている様子を初めて見た人はどう思うのだろうか。

龍神伝説は本当の事で、しかも西洋のドラゴン伝説とも考え合わせてひょっとして「神」の本当の姿はこんなかもしれないと考えるかもしれない。

そして龍神への生贄とかも本当の事で、こんな風に人間が彼らの食糧になっていたのも嘘では無いと思うに違いない。

そして今でも・・・・。

エドガー・ドガ 「スポンジで背中を洗う女」 1888~92年 国立西洋美術館

女の頭は既に無く、その代わりに小さい人間が何体か重ねて置かれている。その後ろに巨大な爬虫類の口が迫っている。こいつが女の頭に喰らい付く様子を表していると同時に、女の頭に代わる小さい人間をも喰っている・・・・と、二重の意味を持たせているのだろう。

右手で背中に当てたスポンジは、わざと雑な描き方をしてあるのでスポンジには見えない。その丸い部分にはキツネ色の蛇が同じような色の小さい人間を口に咥えているように見える。

手の指の形が普通では無い。外側の薬指・小指の色も他の指と同じではない。そこに小さい人間がしがみついているように見える。

背後の壁に、頭に噛み付かれた人間の姿が見付けられた。

女の身体には尻から子供を産む人間が二体ほど見られる。この二人で喰われながら性行為をし、子を産んでいるのだろうか。

机の上の白いタオルと見せた人間の背後に覆いかぶさる赤い人間。性行為をしているらしい。赤い人間は半透明で、重なった白い人間が透けて見えている。二人は女の左手と洗面器で上から押さえ付けられている。

洗面器の中にも小さな人間二人が重なっている。

女の腰に巻いたタオル(白くて小さい人間で出来ている)が下にずれて、女の尻の所にやたら人の顔がたくさん見える。生まれた子供を表しているのか。他の部分に隠されていた人間たちの頭部がここに集められているのか。

全体図。上方から降りて来る爬虫類は三体ほど見える。

画面全体を覆う巨大生物の頭は、こう見たら良いだろうか。タオルと見せた生贄の人間たちを全て呑み込もうとしている。