名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ドガ 「風呂上り」 神の食事の下準備

一日4~5時間しか働けない。身体が辛い。膝が痛くて階段の昇り降りも一苦労だ。

エドガー・ドガ 「風呂上り(After the Bath)」 1895年頃 ポールゲッティ美術館(ロサンジェルス)

風呂から上がってベッドの上でマッサージでも受けているのだろうか。メイドが髪を解かしているのか。

それにしてもおかしな絵だ。女は風呂桶に片足を乗せている。左足の太ももの形は何だ。フライドチキンのようではないか。ドガはこんなにデッサンが下手だったか。女の顔はもはや顔でもない。ただの白い物がそのにあって目らしき点が付けられているだけだ。髪の毛は異様に赤黒い。顔の上にある手のような物は何だ。右手か。右手だとすればどうなっているのか分からない。メイドの顔も、左手も普通じゃない。

明るくしてみた。疑問点はますます増える。胸の前に緑色のスライムが張り付いている? 画面左下隅にあるのは何?

赤い髪の毛が赤い大蛇に見える。女の顔が小さい人間に見える。小さい人間が四つん這いになって尻をこちらに向けているのか。その上に別の人間が抱き付いて重なって(後背位で性交している)いるのか。

これは頭じゃない。その上に右手をまわして顔を覆っているのでもない。女の頭部は存在しない。

メイドの手先と大蛇(上図左)を見つけてこの絵(上図右)を思い出した。大蛇に餌を与える女の手である。

ドガ「ベレッリ家の人々」1858~69年 オルセー美術館(パリ)

画面真ん中、女家庭教師(?)の左手の先に、貝の置物を見せた大蛇の頭がある。その口先に小さい人間と思える餌を与えている。今回の絵でも赤い大蛇にメイドが何やら怪しげな物を与えて喰わせているようだ。

風呂の縁に片足を乗せて大胆に股を広げている。風呂上りに受ける髪の手入れが苦痛でありそのためにのたうち廻っているのか。もしくはメイドに首を切られて苦痛に身をよじっているのか。

良く見ると左手の先にも小さな人間を掴んでいる。女の左足はそのまま小さめな人間の形が見られる。太い腿はその人間の尻に当たる。女の身体が小さい人間の積み重ねであるとすると、こんな変な太腿もあり得るのだろう。アングルの「オダリスク」の長い背中も数人の人間の積み重ねであったように、不自然な所には理由がある。

女に右足は画面の端で切れている。と言うよりも実際に切られて足先が無い。

画面左下隅の雑然としたところ、花があるようでもあるが、良く見るとどうも人間の頭部がいくつも転がっているようだ。少なくとも三つ。風呂上がりの女の頭部もここにあるのだろう。

全体図。メイドが髪を洗っているとか、髪を解かしているとかではなく、首を切って大蛇に与えている図ではないのか。

だとすると、メイドが持っている赤い塊は大蛇の頭と見えたがそうではなく、風呂上がりの女の血に染まった頭部なのかもしれない。

画面いっぱいに隠された巨大な爬虫類の顔。風呂上がりの女は爬虫類の目と目の間に乗っかって、白いベッドの中にいる生贄の人間を食べている。右側のメイドを組み立てている人間も、メイドの顔や背中と見せた巨大爬虫類に喰われている。ベッドの上の人間もその他の人間も、この絵の中の生贄は皆頭が無い。頭は画面左下に集められているようだ。ここにメイドのように、「神」が呑み込みやすいようにあらかじめ下準備として、首や手足を切っておく係がいるようだ。