名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ルノワール 「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」 神の食事会

ルノワールの代表作と言えばこれではないだろうか。大きさは131センチ×175cm。

ピエール・オーギュスト・ルノワール 「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」 1876年 オルセー美術館(パリ)

モンマルトルにあるダンスホールに人々が集まり、踊っている。屋外であり、木漏れ日が人々の身体に点々と落ちている。良く晴れた日であり、お酒も入って皆楽しく過ごしている様子が描かれている。

ただルノワールの絵は時々ホラー映画並みの奇怪な部分が見狩られるので注意してもらいたい。

画面中央の姉妹、顔を拡大しコントラストを強めると、口の周りが赤く汚れている。唇の間に何かが挟まっているようだ。目の周りが赤くはれぼったいのは酒が入っているからか。

その他主要人物たちの顔を拡大してみると、皆口が赤い。口から赤い物を出している者もいる。赤ワインを飲んだと言うよりも、赤い生肉を喰っているように見える。

上図左。このカンカン帽の男の手は口に当てられているが、なぜか指二本だけ色が違う。小さな人間を口に入れる所だろうか。

上図真ん中。男の肩にこぼれ日が当たっているが、それがまるで死神の顔のようになっている。

上図右。丸い帽子をかぶった女性の後ろ姿らしいが、その帽子の色が異様に濃い。多分全体の中でこの濃い色は別の物を表現しているに違いない。

ダンスホールなんだから男女が抱き合って踊るのは当然なのだが、皆くっ付きすぎ、情熱的すぎないか。

画面右奥の表現など、もうどうなっているのか分からない。男女が顔をくっつけ合っているのだろうか。

中央の姉妹の上奥の表現。色と形が入り混じって何が何だか分からない。人間とは別の物が見えて来そうだ。

画面を左、真ん中、右の三つに分解して観る。これは左部分。紺色の所と地面の水色の部分で輪郭線が出来、そこにこんな巨大な蛇の形が見えて来た。踊る男の腰の辺りと、少女に向き合う青年の顔が巨大蛇の両目になると思う。少女の身体と、ベンチの背もたれに別の人間(生贄の)がいる。蛇の形をした「神」に喰われている。

真ん中部分。事物の輪郭線を繋いで行くと、そして目を細めてぼやかせて見ると、こんな形で、巨大な蛇型の「神」の姿が見える。イラストで青く囲んだ蛇の頭と、緑で囲んだ蛇の頭が二つ見えたりする。ここは青のだけで良いのかもしれないが、後ろを向いた女の被った濃い紺色の帽子が緑の蛇の目になっている事を説明する為にあえて二匹を描いた。

青い巨大な蛇神の口先には、ベンチの背、女の白いドレス、椅子に座った男の身体があり、喰われる別の人間を表している。

右側部分。ここにも上から降りて来る巨大な蛇神が隠れていて、上のイラストのような形になっている。僕に見えたのはこのイラストの通りだが、別の形に見える人もいるだろう。何通りにも見えるように描かれているからだ。

手前の男たちの身体に別の小さい人間がいて喰われている。

大雑把に見て、巨大な三匹の蛇型の「神」の姿が見える。

見えない人には見えないだろう。絵の中の人物・事物に囚われていてそれから抜け出せない人にはいつまでたっても見えない。物事の味方を180度変えて色と形がそこにあると思って考える事無しに素直な気持ち・無垢な気持ちで見ると見えると思う。

人間と言うものは「神」の食い物にすぎないと、ここでも語られている。

そして地球上の人間牧場を繁殖させる為に、こんな隠し絵も同時に存在する。目を細めてボヤーっと見ると、確かに人間の性行為をしている姿が見える。奥の方に人の目を表す形も見えて来る。椅子に座って背を見せる男の腕は男性器となり、その先にある女の白いドレスは精液、または産まれ出る子供となる。

また、こんな風に見えるのは僕だけだろうか。絵から色を抜いて見ると、黒っぽい女の身体が見え、それに覆いかぶさる黒っぽい男の身体が見える。二人は子作りをしている。「神」に喰われた人間をその分だけ増産しなければいけない。