名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

玉虫厨子の扉絵 この世の支配の仕組み

国宝 玉虫厨子 7世紀 法隆寺   右図は近年の模造品

上図左から右に

上段の舎利が入る所=宮殿部向かって左面扉絵 (二菩薩図)・ 正面扉(神将図)・(右側扉絵の写真は無し)・背面( 二菩薩図)

下段=須弥座向かって左面(施身聞偈図)・正面(舎利供養図)・向かって左面(捨身飼虎図)・背面(須弥山世界図)

扉絵をこうして上下に分けて展開図にして見ると、仏舎利を守る坊主たちや、釈迦の生前の物語が絵になっているのが分かる。須弥壇向かって右側面の(捨身飼虎図)の物語は有名だ。

注目したいのは須弥壇正面の(舎利供養図)と背面の(須弥山世界図)である。

坊主二人が舎利を守って向かい合っている構図だが、遠目にこの絵を見ると、上のイラストのような何かの顔に見える。上方の天女二人はこの顔に生えた角または頭に乗った王冠に見える。

釈迦の物語をしているようで実は王の血筋を守る王の権力を表しているのではないか。王族・皇室とかは、「神」の血統を守る一族に違いない。一般人を統べる特権階級の者を示している。玉虫厨子の全体図を見直すと、下段に正面に王冠を被った者が正面を向いているのが見えるだろう。

この図形は上に開いた放物線が上下に二つ重なっているのが分かるだろうか。イラストのように蛇の頭が少しずれて重なって描かれている。二匹の蛇はそれぞれ口先に何かを当てて喰っているように見える。

それに下になった蛇の顔は、角が二本生えているようにも見える。こんな風に大蛇が二匹重なってこんな顔に見える事から、「鬼」の伝説が産まれたのではないか。西洋では同じような画像を見て、「悪魔」と呼び始めたのではないか。

人物や事物一つ一つに囚われて視点を狭くしてしまうと、この「鬼」の顔は見えない。目大きく開いて全体をいっぺんに捉えなければ見えて来ない。

背面の(須弥山世界図)。極楽の入り口の門構え。屋根の上に龍だか蛇だかが巻き付いている。

僕にはこの絵がこんな風に見える。男と女が裸で交合している図である。後背位でしているのを後ろから見ている。身体が透けて向こう側が見えて二重になっている。女性の子宮内が極楽である事を語っている。

7世紀の頃はまだ人口が少ないからか、人間の増産を図る隠し絵が入っている。

21世紀の今日、人口が増えすぎてむしろ人口抑制の方向に向かっているのかも知れないが、ごく最近までの絵画には男女交合図の隠し絵が必ずと言ってよいほど入っている。

この玉虫厨子の扉には、正面には地獄の入り口のような人食い「鬼」の絵、背面には減った人間を補充する為のセックス推奨の絵(極楽)が描かれている。

国造りが始まった飛鳥時代。「国」と言うのもそもそも支配階級の為の税金収納システムにすぎない。また「国」に分ける事で膨張意識が芽生え、他国を侵略する事も始まったのではないか。歴史の教科書で褒めたたえられる英雄・偉人とは、「鬼」「悪魔」の支配者を手助けした人では無いのか。

飛鳥時代でも既に人間家畜の育成法が確立している。現代においてそれの最終段階に来ており、政治家たちが勝手気ままに法を破って金儲けをしているし、ワクチン等で人の免疫機能を消失させ、じわじわと人口を減らしている。家畜がコントロールしやすい一定の数になるまで辞めないだろう。