名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

エル・グレコ 「ラオコーン」 蛇の形をした人間を喰う。そして蛇がそれを喰う

今回は蛇に襲われる者たちの絵。

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エル・グレコ 「ラオコーン」 1610~14年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー

「神話によれば、アポローン神殿(『アエネーイス』などではポセイドーン神殿)の神官ラーオコオーンは、トロイア戦争の際、トロイアの木馬をイーリオス市内に運び込もうとする市民たちをいさめたが、この行為はアテーナーの怒りを買った。アテーナーはラーオコオーンの両目を潰し、さらに海に潜む2頭の蛇の怪物を使ってラーオコオーンを襲わせた。ラーオコオーンは子供たちと一緒にいたが、子供たちは2人とも怪物に食われてしまった。」(Wikipedia)・・・・・ イーリオス市民を守ろうとしたラオコーンをイーリオス側のアテーナーが殺したのはラオコーンがアテーナーの妻を寝取った為だと言う。ギリシャ神話の神のやる事は訳が分からない。

ラオコーンと言えばヴァチカン美術館の彫刻が有名で、高校の美術部室にそのトルソー(頭と胸部のみ)の石膏像があったりするだろう。エルグレコのこの絵では長身のグレーの人体群が神話を物語っている。中央にラオコーン、左右に二人の息子たちが蛇に襲われている。右の息子は既に死んでいるようだ。奥には町に向かう木馬が小さく描かれており、遠景の空は変化に富んだ重苦しい雲が垂れこめている。右側に立つ三人は何だろうか。アテーナーとその従者が苦しむラオコーンを見ているのだろうか。

グレーの人体、怪しげな雲、おかしな形の岩棚、全体が揺らめくような筆致で描かれているので、観る者を劇的な雰囲気・不安な気持ちの中に誘い込む。

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ラオコーンの顔拡大図。まだ目はつぶされていない。蛇に噛み付かれる直前だろう。

ただ白い髭の描き方が不明確であり、所々掴み切れない。手の指も変だし、右肩の丸みも普通では無い。こう言う不自然な所に何かが隠されているはずである。

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右側の三人の顔。左の人物の眼に黒目が無い。耳が尖っている? 真ん中の人物も目がおかしい。頬が風船のように膨らんでいる。首だけが空中に浮かんでいるように見える。右に人物に至っては頭の輪郭が削り取られたようになっており、耳も変だ。横を向いているのだろうがどこか存在感が無い。

ゼウスの息子のアテーナーとその従者にしては描き方が粗雑である。

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トレース作業を通じてより深く観る事が出来る。ラオコーンの身体は複数の人間の身体で組み立てられている。右肩・左肩を尻とする二人の人間は向き合い、重なり合っている。右足・左足を腕とする人間は頭がほとんど見えない。その頭は背景の黒い部分に微かにその存在が見えていると思えるのでそのようにイラスト化した。顔の周りの白髭も蛇の頭もこの巨人に喰われる小さな人間であるらしい。だから蛇に喰われようとしているのではなく、蛇の形に見える小さな人間を巨人ラオコーンが喰っている所らしい。

このラオコーン、男性器が付いておらず、不明確なその辺りから蛇が出て来ているようである。巨人族が小さな人間を産み、その人間たちを巨人族は喰っていると言っているのではないか。人間たちは蛇の遺伝子を受け継いでいる事もこの絵で表していないか。

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喰い付く蛇を振り回して避ける息子。この人物も人間の身体で組み立てられた巨人である。つまり人間を常食とするので人間の構成物質でその身体が出来ている。

イラスト化する時には気付かなかったが、この蛇もラオコーンと同様に股の間から出ており、尻の向こうを回って右手の方に行って掴まれている。蛇に襲われているのではなく、やはり両手に掴んだ小さな人間を喰う巨人の図ではないか。蛇は蛇のように繋げられた餌としての人間ではないか。息子の身体の中に繁殖行為をする人間もいる。人間たちは子々孫々この蛇のように繋がってこの者たちに喰われ続てていると言う事を表しているのか。

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右の息子。イラスト化する時に気付かなかったが、首に蛇が巻き付いており、絞め殺されているようである。両足の太ももは実は揃えられた脛である。向こう側に隠された上体がある。だからこの息子の股間は脛を見せる人間の生殖器の位置にある。そこから這い出る赤ん坊らしき物が微かに見える。またよく見ればここから蛇が出て来ている事が分かる。この蛇は右腕のそばを通り、首に巻き付き、ラオコーンの右手の方に行く。

この蛇も小さな人間が繋がった物であろう。息子の口に張り付いた小さな人間が見える(どうもイラストを描いた時点より今の時点の方がよく見えたりする。)

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画面右側の三人。両手両足が逆さまに隠されている。髪の毛は小さな人間を喰う蛇で表されている。

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全体のイラスト。ラオコーンの股から出る蛇、左に息子の股から出る蛇、右の息子の股から出る蛇を分かり易いように青で区別した。蛇は3匹いる。考えて見れば自分たち人間は蛇の形のように子孫を繋げ、身体の構造からして口から肛門までの蛇を縮めたようでもあり、胎児の発達過程でも一時爬虫類の段階を経ている。いわば蛇の遺伝子を受け継いでいると言えるのかもしれない。この絵では蛇に襲われると見せて実は蛇に見せた人間を喰う巨人を表しているらしい。

右側の三人のうちの左端の人物は両手で小さな人間を持っている。空にいる巨大蛇神に捧げ物をするような形である。確かルノワールの「大水浴図」にもこんな風に両手で人間を空に捧げる人物が描かれていた。

複雑で解読しきれないが、この他に怪しげな男女性交図や大蛇・巨大蛇の食人風景が描き込まれているようである。

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元絵。

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この絵では人間の繁殖推奨図が特に目に付くので、それを先に示す。

上図左のイラスト。小さな性交図はあちこちに見られて煩わしいので一番大きな性交図のみを表した。女(赤)がしゃがみこんで尻をこちらに見せている。足が少し変になってしまったが、足裏をこちらに見せている所がうまく繋がらない。男(青)は横座りで背後から性交している。性交と同時にラオコーンを出産している。

右のイラスト。空と町の光景の中に一組の男女性交図がある。画面下半分に尻をこちらに向けた女(赤)がいる。女性器が画面右下に見える。そこから三人の人物が生まれ出ている。この女に対する男の図は見つけられなかった。ただ左下の岩が男性器っぽい。

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繁殖増産された人間たちを、画面いっぱいに描かれた巨大蛇神が一気に口に入れる。ラオコーンもその息子たちも、右の三人も全て呑み込む。また岩棚に隠れている人間たちも(セックスしている真っ最中なのもいるが)全て呑み込む。この巨大蛇はこの為に人間を地球上に繁殖させたのだ。

 

恐らく蛇型宇宙人が地球にやって来て、食糧となる有機生物を見つけた時、奴らはそのままの形では摂食出来ないので、自らの補助者である巨人族(神話の神々)を創った。地球上の猿人と己の遺伝子を混ぜ合わせてのハイブリット生物としてである。巨人族は男女の別が無く、繁殖能力に劣るので、身体を小さくしつつ女(イヴ)を新たに創り男女に分け、より強い繁殖力・適応力・免疫力を与えた。巨人族は今はもういないのかもしれない。人間の中でも蛇遺伝子をより濃く保っている者を支配階級にし、食事の際の補助者としているらしい。今でもそんな蛇神への人身御供はどこかで行われていると思われる。