名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ゴヤ 「裸のマハ」 神に喰われる以外の選択肢は無いのか。

ここにも背景の暗い絵がある。人物を際立たせる為これはこれで良いと思うが、どうもおかしな点がいくつもある。

フランシスコ・デ・ゴヤ 「裸のマハ」 1797~1800年頃 プラド美術館マドリード

「マハ」とは「小粋なマドリード娘」と言った意味で、名前ではないそうだ(Wikipedia)。誰を描いたのかははっきりしていない。それよりも問題だったのは、陰毛の描かれた裸の女だった事で、当時世間の目に触れることなく100年間美術館の倉庫で眠っていたそうだ。この絵のカムフラージュとしてなのか「着衣のマハ」も描かれている。

ジョルジョーネやツィティアーノのヴィーナス像とは左右が逆になっている。

左が「裸のマハ」、右が「着衣のマハ」。同じポーズだが、婦人の表情その他が微妙に違っている。

画像の明るさを増してみると色々と気付くことが多い。

このベッド、頭の所で直角に折れ曲がっているが、ひじ掛け付きのソファーにも似ている。変な形だ。

枕かクッションかがやたら大きく、婦人の上体が起き上がっている。

シーツがまたくしゃくしゃだ。ジョルジョーネにしてもツィティアーノにしても、何故シーツがピンと張られた状態で無いのか。

「若い男と戯れ、時には自由奔放な生活を楽しんだ」と言う「マハ(小粋な娘)」の顔。目つきが鋭く、口角が少し上がって、観る者の心を見透かすような、不敵な表情に見える。

口角が上がっていると思ったが、口の両端には赤い色が付いているのでそう見えるようだ。そして口から何かが飛び出している。

口の真ん中に見えるイカのゲソのような物は、よくよく見ると透けて見える小さな人間の横になった姿ではないか。その左手がゲソに見える。顔もあるし両目もあるし尻も見えると思う。

顎が赤い(コントラストを強めたのでより赤く見える)。生肉を喰っているので血が付いているのではないか。

首の下も変に赤い。こちらは顎よりも暗い赤である。

「着衣のマハ」でも婦人の口全体が真っ赤だ。やはり口から何かが飛び出している。半透明の、小さな人間のパーツのような物が見える。

顎や首下も赤い。

「裸のマハ」。乳房が、仰向けになっても平たくならずにおわん型を保っている。若くて張りのある体だ。

若い顔立ちと張りのある乳房に見惚れて気付きにくいが、じっと見続けると身体のバランスがおかしい事に気付く。

この首、位置が右上にずれてないか。両手も肩の付け根から位置が上にずれてないか。後ろのクッションに押されて、手も首ももう少し左下に位置するのが正しいとは思わないか。特に左肩の肉が不自然に盛り上がっているのがおかしい。首の後ろが筋肉盛り盛りのプロレスラーのようだ。

両肩の腕の付け根、首の付け根にはっきりと切断線が見える。色も変わっている。

左、「裸のマハ」の腰には締め付けたような跡がある。「着衣のマハ」が乳下に巻いている布とは位置が違う。当時の婦人はコルセットとかをきつく締めており、その跡がこんなパンツのゴム紐跡の様になっているのだろうか。

拡大して見ると、その締め付け跡、端の方でうっ血して青くなっている。内出血だろうか。

婦人の身体だけを取り出して見てみる。やはり腕、顔が上にずれていると思うし、腹の所で左右に無理に引っ張られて伸ばされた感じがする。

暗い画面の中で、婦人の若々しく張りのある乳房や顔、陰毛に目を奪われて気付きにくいが、こうして明るくしてみると、形のおかしさに気付いてもらえるかもしれない。

全体図。

背後の壁の微妙な陰影の中に、巨大な「神」の顔が隠されている。婦人はこの「神」への生贄供物なのだ。婦人の身体はバラバラにされている。もしくはこれからバラバラにされる予定だ。

婦人とは別に、婦人がその身体で下に押さえ付けている人間たちがいる。婦人が「神」の指示の下、狩り集めた人間たちで、クッションやベッドに似せてそこに寝ている。シーツに似せた人間は下半身だけだったり、首が無かったりしている。「神」の食事はもう始まっているらしい。

人間は結局「神」に喰われるしか選択肢が無いのか。