名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ラトゥール 「悔い改めるマグダラのマリア」 実は人間を切って食事中のマリア

美術館にある絵画は何故暗いのだろう。印象派・抽象画以外の古い絵画は、画面が暗く細かい所が良く見えない物が多い。この暗い部分に秘密にしたい真理が隠されている為にごまかしているのだろうと思う。日本の仏教彫刻のように、秘仏としてめったに開帳しない事で、有難さが増す・・・・と言うような事があるらしい。絵画の保護の為に過剰にニスを厚塗りしている訳でも無いだろう。

レンブラントにしてもこのラトゥールにしても、やたら画面が暗い。

ジョルジョ・ド・ラ・トゥール 「悔い改めるマグダラのマリア」 1635年頃 ロンドン・ナショナル・ギャラリー

今の時代、ネット上に高画質でその絵が手に入る。今回は Wikipediaで3714×4373ピクセルの物が手に入った。高画質すぎて僕の安い中国製パソコンでは時々作業途中でフリーズしてしまうほどだ。他のソフトを閉じてメモリーを食わないようにしてやっと作業できる。

画面を出来る限り明るくしてみる。

「悔恨のマグダラのマリア」と言うよくある画題で、マグダラのマリアである事を示すアトリビュートとして、長い髪、ドクロがある。マリアは暗い部屋の中でドクロの後ろにろうそくを立て、鏡に映るドクロを眺めているらしい。マリアの顔、手、胸元が、明るく見え、手前の身体が逆光で限りなく暗い。

画面の下3分の2以上が暗いのは、マリアの心の中の悔恨を表しているのか。

マリアは右手で頬杖を突いている。手の平が強く顔に押し付けられているので顎が後退して見える。顎の下が膨らんでいるのは手の圧迫によるものか、それとも口の中に何かを含んでいる為か。

この口、唇は上下に別にあるから、口の隙間の表現か。真っ赤じゃないか。口紅を塗った表現ではない。口の中に真っ赤な物を挟んでいる。何かを喰っているのか。

口の横の頬にろうそくによる影が見えるが、ろうそくは実際もっと下にあるので、影はもう少し上に向かって流れていなければおかしい(光源から放射状に影が出来るはず)。この頬から顎にかけての濃い色は、口から出た血なのではないか。口の周りを血だらけにして生肉を喰っているのではないか。

マリアは前方を見つめている。視線の先にあるのは鏡・・・・と言うよりはその額縁の上縁にいるゴキブリ(に見える虫)ではないのか。その右下には白い蛾も止まっている。それらをぼんやりと見ている。

机の上に置いてあるドクロ。逆光の暗い部分を精一杯明るくして見続けると、こんな形が見えて来た。小さい人間が四つん這いになっている姿。その両足は途中で切られている。右足の切断面がスライスされたチャーシューのようだ。

後ろのろうそく、本当のろうそくか。ナイフに見える。ナイフの柄の部分がドクロの目の位置にある。

マリアは小さい人間の肉をナイフで切って食しているのではないか。

この部分は鏡のようではあるが、ドクロの目がおかしい。凹んでいるはずの所が逆に出っ張って光っている。

右側に置いてある道具は、芋の皮を剥くためのピーラーか。手前にぶら下がった芋の皮のような物が剥いた皮か。

これは鏡ではなく、何かの実体が置いてある棚だろう。

右下に人間の顔が見える。横顔が下を向いている。その口の所にある白い物は人間の手ではないか。その他大きさはまちまちだが、人間の身体が積み重ねられているようだ。目の所も、鼻の所も小さい人間が形作っている。

人間の首を切り、顔の皮を剥ぎ、身体を解体して積み重ねてある。

これが鏡に映ったドクロとろうそくだと見るならば、その鑑賞者の観察眼はどうかしている。ぼんやりしていると騙されるから注意。

手前の暗い部分は明るくしても良く見えないが、長い時間見続けると次第に見えて来る。僕にはこんな風に見える。

マリアの下半身、スカートのような部分には、人間が積み重ねられている。虐殺現場を掘り起こしたような光景だ。これは「神」への貢物。

全体図。画面下端の生贄の人間を喰いに、上方から「神」が降りて来ている。マリア自身は「神」の頭の上に乗っている。

「神」の姿はこうも見ることが出来る。

この絵は「神」が人間を喰う事、また「神」の遺伝子を強く持ったマリアも人間を切り刻んで喰う事を表している。

「神」の正体はこんなもの。騙されてはいけない。