名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ティントレット 「磔刑」 神の真の姿を見た。私に血と肉を捧げなさい!

「神」の姿が絵の中に見えている。ミケランジェロのあの姿の「神」ではない。真実の「神」の姿は人間にとって見たくもないおぞましい物で、信じる人はあまりいないかもしれない。

ティントレットの作品はこれよりも知られたものがたくさんあるが、この絵を選んだのは、その「神」の姿ゆえである。Google Arts &Cultureで見つけた。

ティントレット 「磔刑」 1550年 ソウマヤ美術館(メキシコシティ)

イエス・キリストの磔刑の図。左右の泥棒も一緒に磔になっている。ゴルゴダの丘の上のはずだが、向こう側に去り行く人々が見える。兵隊か。しかし服装がローマ兵らしくなく、アラブ系なのは何故か。右下にいる三人ほどの人は僧侶か。顔も描かれてない。泣き叫ぶ「マグダラのマリア」その他の信者もいない。

厚い雲に覆われた暗い空、雷も鳴っているようだ。「神」の子イエスを殺す人間の罪をこの暗い空が表しているのだろうか。

イエスの身体の周りには稲光に似た黄色い線が囲んでいる。

彼の手足に打ち込まれた大きな釘。血が流れるさまがリアルに表現されて生々しい。

イエスは全てをあきらめたような静かな表情をしている。

だが口の下にあるのは何だろう。赤い口ひげ? 僕には何かを口に入れて喰っているように見えてしまう。

そしてここ。腰を覆う布が下にずれて男性器が見えてないか。よく目を見張って見ていただきたい。腰布の上から勃起したそれが上向きに飛び出しているではないか。

拡大図とそのイラスト化したもの。これは間違いない。勃起した男性器だ。それと布の下の方では睾丸まで見えているのか。

レオナルド・ダ・ヴィンチ 「キリストの洗礼」(ヴェロッキョ工房での合作? 部分) 1472年~75年 ウフィツィ美術館(スペイン)

ダヴィンチの描いたキリストの腰布からも男性器が飛び出していた。こちらも勃起させて竿がこちらに向いている。睾丸は見えないが竿の影が布上にしっかりと描かれている。

イエス・キリストと言うのは、教会関係者に言えば怒るだろうが、チンチン丸出しにするような不道徳な人間、もしくは人間ですらなく架空の存在ではなかったのか。こんな者を信じてはいけないと、作者が絵の中に隠し絵として表しているのか。

全体図。キリストの背後に、地を這う巨大な蛇が迫っている。その口の中に隠し絵の人間がたくさん呑み込まれている。地上で「悪魔教」を広める役割を持ったイエスを象徴している。

他にも画面全体に、巨大な蛇神の顔が見られる。これが「天の父」とか言われる存在なのか。さらにその頭の上にも一回り小さな蛇神が見えるがこれは何だろう。

いづれにしても「神」の真の姿がこれなのだろう。蛇に似た巨大な生命体。宇宙からやって来て人間を創造し、家畜として支配し、意のままに従わせる。「神」に従う事のみが唯一の生き方であると教え、それ以外は許さない。

最近「You Tube」を見ていると、やたら「神」の文字が目に入る。誰それの対応が神だとか、そんな風に「神」と言う言葉を多用する。不思議な事、自分の力が及ばないことを目の前に見るとこの言葉が出るようだ。スポーツマンや芸能人・アニメの作者が「神」だと言う場合もある。「神」の姿が本当はこんな気持ち悪い蛇だと知ったらこうは言わないだろう。

またこの絵は、こんな風にも見える。人間の女が四つん這いになっていてそれを男が後ろから犯している。つまり生殖行為だ。頭を向かって右側に見る事も出来る。地を這う巨大蛇の目を女の尻の割れ目だとして見るとそれが見えて来ると思う。

ひとつの絵で同時に複数の隠し絵を持っている。一つは「人間は我ら蛇神の食糧だ。」と言う事。もう一つは「人間たちよ。生殖行為を盛んにして繁殖せよ。血と肉を生産せよ。」とのメッセージである。

隠し絵は美術館に絵を鑑賞しに来る人間たちに、サブリミナル効果として働いているのだろうか。人間たちは今日もせっせと子作りに励み、ひたすら子孫繁栄を願っている。

宗教は「神」を信じる事のみを強制する。聖書を信じるのも奇跡を信じるのも論理的では無いが、ただ「信じる事でお前だけは救われれるのだ。」と実証不可能なウソを教える。