名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ドガ 「病み上がり」 人間家畜の繁殖場・と殺場・餌場

ドガの絵は、どこか不気味でおかしな所がある。この絵もそのひとつだ。

エドガー・ドガ 「病み上がり(The Convarescent)」1872~87年 ポールゲッティ美術館(ロサンゼルス)

明るくしてみる。

婦人が着ているのは寝巻の上にガウンだろうか。画題にある通り病み上がりの力の無い女性を絵にしているようだ。左手で頭を支え、右手はだらりと下に垂れ下がっている。服の着方もどこかだらしない。

画面下方の二つの膨らみは膝なのだろうか。椅子かベッドに腰掛けているのだろうか。ただそれだとすると、服の下の身体の線が想像しにくい。腰がどこにあるのか全く分からない下手な表現と言わざるを得ない。はじめこの絵を見た時、僕は妊婦かと思った。

左手が異様に白く、形も不自然である。手首に赤い血の色の線が有る。手の平の下に上腕が見えるのもおかしい。これは腕が切られてとんでもない位置に置かれているのではないか。

また首の端にも血の色の赤いのが付いていて、この首も切断されているのではと想像される。

イラスト化するとこうなる。

手と首以外の婦人の身体も、こんな風に見える。人間の身体が何体も積み重なって構成されているようだ。やはり背後の巨大爬虫類に捧げられた生贄としての人肉の表現なのだろう。

婦人の頭の横にある何だか分からない塊は、小さな人間の姿に違いない。

婦人の腹の部分の膨らみは人間の尻だろう。しかも二人の人間が後ろ向きになって重なって、ちょうど交尾している格好になっている。人間は死を迎える間際になると子孫を残したくなり生殖行為を盛んに行いたくなるのは生物としての本能だろう。

右手は通常よりも長すぎるので、恐らくこれも千切れていて、手先から血が流れている(普通の色合いで絵を見ていると気付かないかもしれないが、画像をパソコンに取り込んでコントラストを強めるとその血の赤色が良く見える)。

全体図。人間家畜のように解体され、山のように積み重ねられ、山の頂点に婦人の頭と片手をそれらしく乗せられている。ガウンに見える部分は一人の人間が横に積まれている様子らしい。向かって左側に足と尻、右側に頭と腕が表されていると思える。

左上の白い背景部分にいる巨大爬虫類が、この山積みの人間を喰いに来ている。

 

人間を食糧として喰う・・・と言って解説しているが、僕自身初めは信じられなかった(自分の目でその現場を見たわけではないので今でも信じがたいが)。人間なんて喰う所があまり多くないじゃないか。豚や牛のように太らせて出荷するのではないから、その細い腕や足をどうやって喰うのかと疑問に思っていた。良く知らないが、食用に太らせる牧場が別に(地下等に)あるのかもしれない。地上は繁殖場でひたすら増殖させる為の場所であるのかもしれない。