名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ベラスケス 「インノケンティウス10世の肖像」 宗教の教え

暑さ寒さも彼岸までと言うから、今月の15日くらいまで我慢すればこの猛暑も乗り切れるはずだ。実際畑にはトンボが見え始め、あちこちでコスモスが見られるようになってきている。

ディエゴ・ベラスケス 「インノケンティウス10世の肖像」 1650年 ローマ・ドーリア・パンフィーリ美術館

地道な絵画研究を続ける。ベラスケスのこの絵ではローマ教皇の、血塗られたような残酷さが見られるのではないかと思う。キリスト教徒の人には否定されるだろうが、教会は人間を生贄にする為に存在する邪教の場だ。

教皇の口が真っ赤であり、そこから下顎にかけての表現がおかしいとは思わないか。髭が生えているようでもあるが、どうも不自然である。僕には何かを咥えているようにしか見えない。顔中に血が付いているようにも見える。

下半身は、教皇のそれではない。そこにあるのは別の人間(少し小さめの)の積み重ねだ。教皇の手もどこか生気が無く、死人の、切断された手のようだ。この手で、同時に大蛇に喰われる小さい人間をも表している。

教皇の下半身が人間の積み重ね、上半身の赤い外套も赤い人間の重なりであるようだ。背景の真っ赤なカーテンの中に見えるのは、上から来る巨大蛇に喰われる人間の図。皆下半身を残して呑まれている。

人間はこの為に生まれて来るのだ。宗教は人間を素直に喰われる事を受け入れる為の導きでしかない。歳を取ると身体のあちこちにガタが来て痛みが増し、あの世から極楽へのお迎えが来るのを待ったりするが、それはどうも違うようだ。

もし自分に力があるならば、こんな邪宗をもたらす偽神を滅ぼして、より高い次元の宇宙生命体と交流したい。