名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ダヴィンチ 「ジネーヴェラ・デ・ベンチの肖像」 解体される恐怖の表情

仕事場に行く車の中から景色を眺めながらこんなことを考える。近いうちにこの世界とお別れして別の世界に行くのだろうが、それはどんな所だろうか。あの世とやらはこの世の不可解な疑問が全て解決できるのだろうか。それとも訳の分からないまま、訳の分からない世界に生まれ変わるのか。この世の仮想現実を離れて実体の所へ戻るのだろうか。

レオナルド・ダ・ヴィンチ 「ジネーヴラ・デ・ベンチの肖像」1476年 - 1478年頃(諸説あり)、ナショナル・ギャラリー・オブ・アート

前回の「ミラノの貴婦人」同様冷たい表情の女性の肖像画。おまけに背景にトゲトゲの葉のある木が配されて一層厳しい。この針葉樹は女性の性格を密かに表しているのだろうか。

明るくしてみて、見えて来たものをイラスト化してみた。背後に婦人に噛み付く巨大な爬虫類が確かにいる。それも何匹も。背中の後ろの黄白色の物は、木の幹ではなく、大蛇の頭でもなく、大蛇に咥えられた人間であるらしい。それもこの女性の胸から下の部分であるようだ。絵の中の人物は大抵こんな風に解体されていたりする。画面右側にも上からぐるっと周囲を回って降りて来る大蛇が見える。針葉樹のトゲトゲした葉はこの大蛇の胴体の柄でもあるらしい。

明るくするとさほどキツい目でもない。左右で形が違い歪なのは、リアルさを追求したからだろう。

口がへの字で、血の気が全くない。赤みがほとんど無いのは、やはり恐怖の為に青ざめているからなのだろう。

また、両頬が気持ち膨らんでいて、何かを口に入れている事を示している。

さらに大写しにすると、唇の間に何かが挟まれている。それだけが赤い。描き損じの絵具の跡とかではない。他の部位では筆の跡も全く見えないのに、ここだけそれを残すはずが無い。「モナリザ」の右手人差し指の二重になった輪郭線も描き損じではなく、そこに実体としての小さな人間がいて、手で捕まえているからだった。ここでも口の中に小さな人間の肉が入っていると考える。生肉が噛まれて血が出ているのだ。

全体図をもう一度イラスト化してみた。イラスト化する過程で元絵をより良く見る事になるからだ。繰り返してみる事で、時間を掛けて見る事で、より真実に近づける。

婦人の首の右横に左横の胴体の物と思われる頭部があるようだ。つまり婦人は首がちょん切られている。胸と肩の部分は、良く見えないが恐らく別の小さな人間の積み重ねで出来ていると想像できる。

 

あの世に行くときにはこんな化け物爬虫類に喰われて死ぬのだろうか。それとも地球牧場に放たれている自分たちは単なる繁殖用で、食用とは別なのだろうか。繁殖地(地上)から少しづつ時々連れ去って(行方不明にして)喰っているのか。