名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

マネ 「ブラン氏の肖像」 やっぱり人間は奴らの食糧でしかない

この肖像画の背景にも巨大な蛇が見えている。人間を一呑みにできるほどの大きさ(この人物が身長180センチとすると背後の蛇の頭の幅だけでも1メートルか2メートルくらいになるだろう。アマゾンのアナコンダよりも大きな、こんな巨大な蛇に襲い掛かられたら、人間も抵抗する間もなく呑まれてしまうだろう。

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エドゥアール・マネ 「ブラン氏の肖像」 1879年 国立西洋美術館(東京)

マネの自画像と同じように、顔の左右に蛇の両目が見えないだろうか。そいつは大口を開けて今にも人物を口に入れようとしている。白い小道に見える部分はその巨大蛇の蛇腹だと思う。縦長の画面に巨大蛇が鎌首を持ち上げてこちらに顔を向けた図になっている。

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画面を明るくしてイラスト化するとこうなった。僕にはこう見える。

人物は洒落っ気のある一紳士であり、その肖像画ではあるが、隠し絵としては人物は人間を代表している。すなわち人間は蛇型の神に喰われるための存在である事を表現し続けている。

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性格が悪そうな顔をしている。唇が異様なまでのピンク色で不自然である。髭がバカボンのパパのように鼻から出ている。頬が膨らんで何かを喰っているようだ。

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この口は絶対何かをくちゃくちゃ喰っているとしか見えないではないか。

こんな肖像画を、描かれた本人が見たら怒るのではないか。その辺はどうだったんだろう。実際にこんなおかしな口の形をしていたのか、あるいはこの人物も小さな人間を食糧とする巨人族の一人として描かれている為こんな風に描かれているのだろうか。

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パオロ・ヴェロネーゼ 「キリストの昇天」 1585年 カピトリーニ美術館(ローマ)

以前見たこの絵を思い出した。こちらも人間を口に咥える巨大な蛇が立ち上がっている図である。今回同じ絵を見直したらこんなイラストのようにも見えた。2匹の蛇がねじれながら絡みついているのである。日本の神社の正面軒下にあるしめ縄のように2匹の蛇の絡みつく姿、それは蛇の生殖行為でもある。

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エルグレコ 「受胎告知」 1596年 ビルバオ美術館(スペイン)

こちらの絵も縦長の画面に隠し絵としての巨大蛇がよく見えている。蛇腹を見せながら鎌首をもたげ、人間を口に咥えている。そしてこの絵は蛇の胴体から出た物と、男(?)の亀頭の先から出ている物とが交じり合って人間(ここではマリアの姿になっている)が女性器から出て来ている。蛇神は食糧としての人間を、自分たちの遺伝子を掛け合わせて創り出した事を説明している。