名画の中の人喰い蛇

美術館にある名画には蛇の隠し絵がある。その蛇は人間を喰っている。

マネ 「トゥイルリー公園の音楽会」 人間の屠畜場

10月の値上げを機会にタバコをやめた。40年間くらい吸い続けて来たのをピタッとやめたので身体がなかなか慣れない。反面、生活の中で色々な事に気付けるようになってきた。ガラケーをスマホに変えるついでにパソコンプロバイダーも見直し、スマホとパソコンだけで2000円以下で運用する事にした。固定電話を解約し、NHKも解約、スマホのテザリングでパソコンも動かすとこれくらいで出来るらしい。タバコ代と合わせてひと月13000円くらいの節約になる。スマホ自体は実質1円で手に入る。

最近はスマホの初期設定をしたり、使いやすいようにアプリを変えたりで忙しい。ただこの「楽天モバイル」は電波が不安定で時々繋がらないことがある。繋がっているかどうかをしょっちゅう確認している。ネットに繋がっていなければ安心できない状態に陥っている。スマホ中毒・ネット依存は人間の家畜化に通じる。

そんな日々の中でこの絵を調べた。

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エドゥアール・マネ 「トゥイルリー公園の音楽会」 1862年 ヴリーシェイス博物館(ベルギー・アントワープ)

ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」を思わせる作品である。この作品はそれの14年前に描かれた物だからルノワールに影響を与えていると考えて良いだろう。

小品なのか細かい所が随分と雑に描かれている。不思議なのは音楽会がこれから始まる所を描いてあるのか、終わった所を描いたのか分からない点である。管楽器らしい物・ドラムらしい物・コントラバスらしい物などがあちこちに描かれているが、拡大して良く見ると楽器ではない。右手前の傘・椅子に座る人も不明確で、左の黄色い服の婦人二人もおかしな丸みを持って描かれていて意味が分からない。犬を椅子に座らせたりしている所から考えて、音楽界の特別な招待客か。中央手前では女の子が砂遊びをしたりしている。こんな統一感の無い、楽器の描かれていない音楽会などあるのだろうか。レンブラントの「夜警」のごとく無秩序感にあふれている。

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画面中央、一番目に付く所に何が描いてあるかよく分からない。左の黄色い婦人は椅子に座っているのか、下半身が張子の「達磨」のように丸くなっている。

真ん中の女の子の上には何があるのか。コントラバスを寝かせてあり、その裏側が見えているようにも見える。紳士は小雨が降って来たから楽器に布をかぶせる作業をしているのか。

右の方には椅子に座る二人の婦人がいるようだが、何が何やら判別が付かない。

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黄色い婦人は捕まえた人間を膝の上に置いているのか。

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黒いむく犬はよく見ると犬では無さそうだ。イラストのように小さな人間が積み重ねられているように見える。また、左の元絵をじっと見ていると、椅子の上に焼け焦げて黒ずんだ人間の頭部と肩・手が置いてあるようにも見えたりする。

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画面中央部下の女の子を上から襲う大蛇が見えた。

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元絵全体図を明るくした物。

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左側はさらに小さくして見やすくした物。これくらい小さくして、目を細めたりすると、イラストのような巨大蛇の姿が見え始め出した。人物も樹々もそれがそれである事を一旦無視して色と形だけを繋げて見る。すると画面上にうっすらとほとんど透明な巨大蛇の頭が見えて来る。その口先には喰われる人間の姿が見える。

右側はさらに明るくしてみた物。右上から、また左上から襲う巨大蛇の姿が見えないだろうか。特に右側の蛇は女の子の上で大きな口を開けて今にも呑み込みそうである。

 

この絵を所蔵しているヴリーシェイス博物館と言うのは、その昔肉の屠畜場であったとか。そこで人間の屠畜現場を描いた絵が保管されている。