名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

マネ 「春(ジャンヌ)」 人間が解体され喰われるのを補助する者

春がやって来た。畑仕事をしていてもどこからか桜の花びらが舞って来ているのを見る。マネにも春をテーマにした絵がある。

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エドゥアール・マネ 「春(ジャンヌ)」 1881年 ポール・ゲティ美術館

花の咲く庭園で日傘を差す、花柄の服を着た婦人の横顔が描かれている。大きな帽子にも花が飾られている。背後の花は夾竹桃だろうか。夾竹桃の花は日本では6月から(Wikipediaによると)なので随分と早く咲いている事になる。

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花に囲まれた春なのになぜか婦人の表情は冴えないのは何故だろう。下唇の色が上唇に比べて赤味が濃く、顎が尖りすぎている。本当にこういう顎のモデルだったのか。右目の表現もどこかおかしい。もう少し華やいだ女性として描いてやれなかったのか。

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下唇の輪郭に沿って真っ赤な線が筆跡も隠さずに太く描かれている。口から赤いミミズが出て来ているような、口が赤い血で染まっているような・・・・。顎の下の赤黒いのは血か。黒いリボンとの境目の首筋にある絵具のひび割れのような物も血の表現かもしれない。

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白花の夾竹桃の写真。インド原産の美しい花だが、強い毒性を持つ植物で、燃やしてもその煙に有毒物質が含まれると言う。フランスではこれの枝を串焼きの串に利用して死者が出た事がある(Wikipedia)ようだ。この事はこの絵に何か意味を持たせているのかどうか。

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帽子の黒いリボンは蛇である。小さな人間を呑み込もうとしている。ピンクの薔薇の花も蛇の頭と思える。小さな人間を咥えている様子だ。

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黒いリボンは顎の下で蛇の頭の形を見せている。画像を明るくしてコントラストを強くしてやっと見えて来た。イラストのような形で人間を襲っているようだ。

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どんな小さな部分でも、蛇が人間を襲って喰い付く場面が描かれている。蛇が人間に喰い付く場面で絵全体が出来上がっているとも言える。僕の目がおかしいのでなければこんな表現は人間の出来る物では無い。絵具と筆で描かれているのでは無い。未知のコンピュータソフトのような物があるのだろう。

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傘を持った左手の向こうにグレーの手袋をした右手が添えられているように見えるがそうではないようだ。

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この左手がおかしい。手袋を脱いで手に掛けているから素肌が見えているかと思えばどうも違う。顔の色と違いすぎる。グレーの手袋の下に褐色の手袋を二重にはめている事になる。また手の形、デッサンが狂っている。特に小指の辺りがどうなっているのか分からない。マネともあろう者がこんな下手な手を描くはずが無い。

よく見るとイラストのような形が見えて来た。この手は小さな人間を取り込んだ蛇であるらしい。その口先に人間を咥えている。向こう側の右手に見えた物は別の蛇たちだ。左手の先の人間たちを寄ってたかって喰い付いている。

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左手に掛けられたグレーの手袋。これこそが切断された右手であるようだ。左手自体も肘あたりで切断され、その断面から赤い血が出ている。

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画面の下三分の二くらいの部分図。イラストのように見えた。婦人の上半身は尻を向ける別の人間がそこに置かれているのであり、その上に首だけが乗っかっている。下半身は下から喰い付く大蛇である。

背景の樹の枝は不明確であり、夾竹桃の枝としても考えられないほど不自然なくらいくねっている。マネの描く花は前回のすみれでもそうだったが、わざとぼやかせて別の物を示唆している。この絵では人間を呑み込む大蛇があちこちに描かれている。どの人間も頭から大蛇に呑まれている。

左手に掛かった手袋は婦人の上半身を作る人の足先にも見える。手袋の中に足の裏を見せる足先(切断されて)が見えるのだがこれはどうも説明が付きにくい。右手・足先と両方を兼ねている表現なのだろうか。

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全体のイラスト。画面上方では婦人に喰い付く巨大蛇、右上には傘と見せた大蛇がやはり婦人に喰い付こうとしている。下半身に喰い付く巨大蛇は四つん這いになった人間にも見える。その尻から子供が出て来ている。

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大きく見ると、婦人の顔の後ろにさらに大きな蛇の顔があるのが分かる。婦人の肩から下にいる人間たちを全て呑み込む。

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またこんな見方も出来る。上空から降りて来た巨大蛇が婦人を頭から呑み込み、その他の人間たちや千切られた手足をも全て呑み込もうとしている。

捉え方を変えれば、婦人は巨大蛇の両目の中間に位置し、宗教画の中の聖母マリアと同じ意味が与えられているかもしれない。すなわち、蛇神に人間を与える補助者として描かれているのかもしれない。生贄の人間たちを集めて準備する役割を持った存在であるのかもしれない。蛇神の目と目の中間は脳であるので、神の指令を伝達され実行する役目である。現実世界では女神・英雄・指導者とか言われ、その下に使い走りの政治家とか特権階級の富裕層がいるのではないか。

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ティントレットの同名「春」と言う作品には露骨な男女の生殖器の隠し絵があったが、この絵にもそれがありそうだと思って探ってみた。イラストのような男女の交接図が見つかった。皆セックスをしながら早くも子供を産んでいる。ただおかしいのは三人が重なっているように見えるのだが、僕の見方が違っているのだろうか。

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こんな風にも見えた。こちらは一組の男女である。婦人の左手は男性器であり、青く描いた男の股間から伸びている。透けているので身体の向こう側にあっても見えている。赤の女は男の向こう側で片足を挙げ、尻を突き出しているらしい。それともこのイラストのようではなく、単純に背と尻をこちらに向けている格好かもしれない。男も女も尻から子供を産んでいる。