自分たちの生きているこの世界が、いかに欺瞞に満ちた生きづらい物であるかの理由が、名画の隠し絵として明らかにされている。
この事を信じてくれる人は多くない。名画と言われる絵を何時間もかけてじっくりと見続ける事がまず無いのだろう。僕が「この絵のこの部分に、空から来た巨大な蛇型生命体に人間が喰われている。」と言っても、普通に育って来た人にはあまりに荒唐無稽に思え、あり得ない思いの為に受け入れられないに違いない。
たとえ絵の中にそれを見つける事が出来ても、何故この世の支配者が人間にとって残酷な真実を人間の目にしやすい所に置いているのかが理解できない。その支配者が「神」または「悪魔」であるとして、自らの弱点を見やすい所にさらすのはおかしいのではないか。
この辺の所、僕はこう考えている・・・・人間と違い爬虫類型の冷血動物である彼らは、人間より遥かに優れた頭脳を持っていると思っていて、低レベルの人間に気付くはずが無いとして、わざと弱点をさらしているのではないか。
近年になって、人間による文明が発達し、例えば美術館の絵画も、高画質の状態で一般にも観られるようになっている。細かい部分、微妙な陰影の変化もそのまま受け取ることが出来る。パソコンソフトによって画像の明暗も質感も色合いもボカシさえも自由自在に付けられる。だから名画の中に生殖行為そのもの、人物の身体が分断される残酷な描写も発見されてしまう。
今回はフランスの宮廷画家ブーシェ。上流階級向けの典雅な絵を描いた物とされているのだが、実際はどうだろう。

フランソワ・ブーシェ 「ヴィーナスの勝利」 1740年 スウェーデン国立美術館(ストックホルム)
ローマ神話では、ヴィーナスが海の泡から誕生したとされ、この絵の中央の貝殻に座っているらしいのがその女神である。イルカやトリトン。キューピッド・プットー・ニンフたちがそれを囲み、空には日よけの布が吹き上げられたりして楽しそうな、幸せそうな光景が描かれている。

全体図で見ると、上図右で示したように(白線)、左上から何か巨大な物が覆いかぶさるように描かれていると思う。

上図右のように、巨大な爬虫類の顔が降りて来ていると見えないだろうか。ヴィーナスがその鼻先に乗っている。他のニンフ・キューピッドたちは全てこの巨大生物の口の中に呑み込まれる。
この絵も他の名画と同じように、「神」の食事風景、つまり「生贄」の現場が描かれているのだ。
人間は「神」の前では「食い物」にすぎない。誰も信じてはくれないだろうが、僕はそう思っている。

美の女神ヴィーナス。

この絵に関しては高画質の物が得られなかったのでよく見えないが、拡大するとこの女神、聖母の様な冷酷な表情であり、口の辺りも変に赤く染まっている。ニンフの背にいるキューピッドの方を見ているようだ。

キューピッドたちの顔。何だろう、この目つきの悪さは。危害を加えられたような幼児の顔ではないか。人食い生物から逃れている最中か。

ニンフの股の所に鳩がいる。レダと白鳥の神話もあるが、何にしろ鳥は爬虫類の末裔なので「神」が人間の女を犯している場面であろう。そして人間には爬虫類である「神」の遺伝子が含まれているのを説明している。

見方を変えれば、上図右の様な形にも見える。爬虫類型の「神」は左右上空から来ている。地上は「神」の餌場だ。

サンドロ・ボッティチェリ 「ヴィーナスの誕生」 1483年頃 フィレンツェ・ウフィツィ美術館
ヴィーナスと言えば、何百年も前に描かれたこの絵が有名だろう。こちらは女神が上陸した場面を描いている。風の神に吹き付けられ、季節の女神に迎えられている。
この絵でも上から巨大な爬虫類型生命体が降りて来て、地面にいる人間たちを口に入れている。