名画の中にある隠し絵にこの世の真実が表されている・・・・と思っているのだが、この事、どれだけの人に信じてもらえるのだろうか。僕が繰り返し「神は巨大な爬虫類の姿であり、人間を食料とする為に時々空から降りている」と言っても、名画の中のここに喰われる人間が描かれていると言っても、その事を受け入れたくない人は最初から拒絶する。見ようとしない人には永久に見えない。
見る為には長い時間見つめ続ける事が必要で、根気がいる。目を細めたり元々の画像を明るく処理したり、コントラストを強めたり、全体的に捉えたりする工夫も必要だ。そして何よりも見える物を素直に受け入れる姿勢が必要だ。自分たちは小さい頃から親から、学校の教師から洗脳されている前提で考えなければならない。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 「ウルビーノのヴィーナス」 1538年頃 ウフィツィ美術館(フィレンツェ)
この絵の中には、食材としての人間があちこちにばら撒かれて置いてある。

奥のメイドは衣装箱に頭を突っ込んで探し物をしているようだが、少し違和感を覚えないだろうか。左腕に鎖帷子のような物を巻き付けているように見えるし、右腕は少し長すぎる。頭もどこかおかしい。
僕には上右図のイラストのように、大蛇が巻き付いているように見える。そいつの頭がメイドの頭の代わりに胴体に乗っかっているのではないか。つまりこのメイドは頭部も両腕も無くしている。

こちらの年長のメイドが担いでいる物は何だろう。縞模様のドレスか絨毯のように見える。
僕には人間が担がれているように見える。それは一人か二人で、右下にあるはずの頭が無い。頭部の切断面から大量の血がこぼれ落ちている。メイドのスカートも血で真っ赤に染まっている。

ベッドの右側に子犬が丸まっているのだが、絵の中の人物が誰も視線を向ける事無く、ほったらかしにしている。愛玩動物が描き加えられている意味が無い。
この子犬を遠目に見ると別の物に見える。仰向けに寝転んだ骸骨。奥のメイドの頭部が無いが、それかもしれない。

女の髪の毛が肩に掛かって、不思議な形を作っている。上図右のイラストのように、人間の頭部がそこにあるように見える。頭蓋骨かもしれない。
女の手に持っているのは何だろう。大腸を含んだ内臓のように見えて仕方がない。枕の下の白いクッションが人の寝姿なので、その頭部を千切って内臓を引きずり出し、喰っているのかもしれない。

元絵の解像度が低く判然としないが、女の口の端、顎のあたりに血が垂れている様にも見える。つまりこの女は人間を喰う存在ではないか。

全体図で見るとこうなる。ベッドに横たわる女は、人間を千切って喰い、頭を欠いた人間の遺体がそこら中に転がり、または積み重ねられている。奥の方でもメイドがもう一人のメイドを殺害し、別の人間の身体を担いだりしている。ここは凄惨な人肉食の現場となっている。
ただこの女自身も手や足・首が切断されているらしく、そのつなぎ目に不自然な所がある(分かりにくいが、長い時間見続けるとそれが見えて来る)。

女の身体の曲線、奥のメイドの影の線を繋ぐと、このイラストの様な爬虫類の頭が見える。画面全体にいっぱいに描かれたこれは、「神」の姿であるらしい。絵の中の人物を全て自らの身体の中に摂り込む(摂取する)。
ベッドの上の白い部分の中に人間の形が見えるが、全て頭部を欠いた身体の積み重ねである。これらを巨大な爬虫類である「神」が口に入れようとしている。正に「人間は自分たちの食糧である」と言わんばかりに。
彼らにとっては凄惨な光景でも何でもない。単に普通の食卓風景である。食材である人間にこの秘密をわざわざ知らせる必要は無いが、もし気付いた人間がいたならばそれも良い。どうせ人間の生も死も自分たちの意のままなのだから。