名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ティエポロ 「巡礼の聖ロクス」 聖人は神への生贄の調達係

「人間は地球の支配者(巨大で蛇に近い姿を持っている。人間から神と呼ばれている。)の食い物。」

・・・・である証拠がここにも示されている。おそらくその支配者が作者の脳内に入り込んで描かせた物だろう。普通ボーッと眺めていれば見逃してしまうが、集中力を高めて穴の空くほど絵を見続ければ、見える人には見えて来るかと思う。それでも見えない人がいるとすれば、その人は小さい頃からの洗脳から逃れられない可哀そうな人だ。

ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ 「巡礼の聖ロクス」 1730年 ハーバード美術館(アメリカ・ケンブリッジ)

ロクスはペストの守護聖人。十字架で人々を癒して回ったとか。彼自身もペストに掛かり、足を怪我した姿で描かれる。傷をいやした犬も一緒に描かれる。

ここでも十字架らしき棒を持ち、怪我をした右足を前に出し、足元に犬が描かれている。

これって十字架なのか。横棒がよく見えない。犬の前脚が長すぎて何かおかしい。ロクス自身の右足もどこかアンバランスで、身体とうまく繋がっている様には見えない。それにペストを癒された人々が描かれていないのが何よりも不自然だ。何故こんな廃墟のような所で腰を下ろして虚ろな目をしているのか。ペストを癒す旅の途中で自分もペストに掛かってしまった虚しさを表現しているのか。

犬の尻の模様の黒い部分に黒い頭蓋骨が見える。目の窪みが一層黒くなっている。これが人の頭だとすると、犬の後ろ脚が手、前脚が人の足だと想像できる。

これは犬では無く、身体を丸めた人間ではないか。

他の名画でも画面の左下隅には必ず食べられる人間が隠れていたが、ここでもそうらしい。これは「神」に捧げられた生贄のひとつなのだろう。

ロクス自身の身体も、よく見れば別の人間の身体を積み重ねて組み立てられている。

全体を目を大きく広げて見れば、背景の中に巨大な爬虫類の頭が見えて来る。額と両目、口あたりを捉えることが出来る。その口の中にロクスの身体や犬が入る。「神」の口の中に入る人間たちである。ロクスは首だけになって山盛りの人肉の上に鎮座する。

「聖人」と言うのは「神」の食事の手伝いをする者を言うらしい。ロクスはこの巨大生物の為に人間を洗脳し、狩り集め、積み重ねて「神」の前に置く役目を果たしている。

 

この世界では行方不明になる人が大勢いるらしい。臓器移植の為に狩られる人もいるらしい。戦争中にいなくなる部隊も少なくないと言う。名画の隠し絵を考え合わせれば、それらの人々は皆喰われていると考えるしかない。