名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ジョルジョーネ 「眠れるヴィーナス」 解体される人間の表現のルーツ

ジョルジョーネ 「眠れるヴィーナス」 1510年頃 アルテ・マイスター絵画館(ドイツ・ドレスデン)

ティツィアーノの「ウルビノのヴィーナス」が1538年頃の作品。この絵はその30年くらい前に描かれている、ヴィーナス像の原型とも言われる作品である。作品が未完成のままジョルジョーネが亡くなったので、同じヴェネチア派の画家であるティツィアーノが背景を描き加えて完成させたとされる。

何故か野外でクッションを枕にして、布を敷いただけのベッドに裸で横たわる女。神話時代は気候が温暖で寒くなかったのだろうか。崖の影とは言え、濃い土色の地面に直にくしゃくしゃのシーツを敷いているだけである。ヴィーナス像にはキューピッドが添えて描かれる事が多いのだが、これには無い。

背景の丘の上には、どこか要塞のような不思議な建物が建っている。空に浮かぶ雲が暗く、冷たい風が吹いてきそうだ。掛け布団もかけずによく眠れるものだ。

ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」やマネの「オランピア」も調べたが、こんな横たわる裸婦像の身体は、コントラストを強めると必ず血の色が見えて来る。

この絵でも首の筋、頬の髪の生え際、左肩辺りに赤色が見える。

イラスト化するとこんな感じ。

なお左肩の赤色は流れ出た頭からの血を表しているのか。この女は髪を束ねて後ろに垂らしているのか、それともショートカットにしていて、何か別の物が肩の上にあるのかが不明(想像で言えば、頭の上で途中から見えなくなっている右手の先がここに見えているのかもしれない)。古い絵であり、修復もされている事も考えられるので、よく分からない。

口から何かが出ているような、出ていない様な・・・・。

頭の上の崖の大岩は大岩ではない。ヴィーナスを一呑みにできるほどの大きさの化け物である。既に別の人間をたくさん口に入れて摂り込んでいる。人間を喰う事で命を保っている生き物である。

ヴィーナスの寝床。枕は赤い人間が二人ほど、シーツには白い人間をたくさん用いている。後年の横たわる裸婦像が描き方を模倣している。ゴヤもゴーギャンもモディリアーニも調べた結果同様であった。

左手の下に何かいる。男性器・・・ではなく、小さい人間のようだ。このヴィーナスは巨大爬虫類の遺伝子を色濃く継いだ巨人族であり、食糧として別に小さい人間が共存している(神々の時代)。ヴィーナスはこれを喰っていたのではないか。

ヴィーナス自身も血にまみれている。身体の下に見える陰の表現がおかしい。この部分図では左側の矢印で指した所は赤い布ではなく、血が付いている事を示している。右の矢印で示した部分も陰ではなく血の表現だろう。

このヴィーナスは少なくとも首・左肩・右足の先において損傷している。

右足は左足が重なってその先が見えなくなっているが、足先は何処にあるのか。左足に隠れる右足の足首辺りの下に、大量の血が流れ、シーツに染みている。

恐らくヴィーナスは右手の先・左腕・足・首を切断され家畜のように解体されている。目を閉じて眠っているように見えるのは、死んでいるからかもしれない。

全体図。

生贄の石の祭壇上に無数の人間が捕まって寝かされている。ヴィーナスが捕まえて来たものだ。彼らは「神」に生贄として捧げられる。

背後、遠くにUFOが駐機している。少なくとも三機ほどが見える。そこから這い出した大蛇がヴィーナスの後ろに太い胴体を見せながら、彼女の頭の上に顔を見せている。

定期的にやってくる食事の儀式。UFOに乗って彼らがやって来た。ヴィーナスが身体で押さえつけているクッションやシーツに見えるものが食糧としての人間たちである。

画面全体に見えるこの巨大な爬虫類の頭が「神」の姿である。ヴィーナスを鼻先に乗せてその下にいる人間たちを口に入れる。

ヴィーナス自身も口に小さな人間を入れて喰っているが、彼女も結局バラバラに解体されて「神」に喰われる。これは食物連鎖を表している・・・と言うよりも、「人間の形をしたものは全て食糧」との事を伝えたい為に「神」の味方であるヴィーナスさえも喰われる形に表しているだけかもしれない。とにかく名画の隠し絵として鑑賞者に伝えたいのは、「人は食い物」にすぎないと言う事だろう。