名画の中の人喰い蛇

美術館にある名画には蛇の隠し絵がある。その蛇は人間を喰っている。

マネ 「オランピア」 ベッドの上の肉塊 供出された食糧

ベッドの上に横たわる裸婦、この画題は多くの画家たちによって度々選ばれてきた。ティツィアーノ・ゴヤ・アングル等である。今回採り上げるマネもその一人で、花束を持った黒人召使と共に描かれている。

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エドゥアール・マネ 「オランピア」 1863年 パリ・オルセー美術館

首に巻いた紐・サンダル・右端の黒猫(女性器の隠語)と「オランピア」(娼婦の通称)と言う画題から、娼婦を描いたとされて世間では不評だったそうだ。

画面が暗くて詳細が分からないので明るくする。

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ティツィアーノの裸婦と同じポーズだが、尻の下に敷いた黄色っぽい布は何だろう。ベッドのシーツが左下部でまくれ上がっているのは何故だろう。花束を持った召使は胡散臭そうな目で裸婦を見ているのは何故だろう。また裸婦自身も顔が大きすぎないか。手足が短かすぎないか。

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この女性の首紐の所、首が向かって右方向にずれている。首が切られて生首がそのまま置かれているような感じになっている。

口の真ん中に何かが飛び出しており、頬が何かを含んだように膨らんでいる。

右肩・左肩の輪郭がどこか不自然である。

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ポール・ゴーギャン 「食事」(部分) 1891年 パリ・オルセー美術館

ゴーギャンのこの絵ではこの子の首が切られており、切り口は赤く、テーブルの上にナイフが置かれていた。死んだ目をしている。これと同じ首切りの絵ではないか。

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顔の部分図をイラスト化するとこんな風に見えた。小さな人間を過去に喰った巨人族、また現在も人間を口に入れている巨人族である。この巨人自体も首を切られている。

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右手で掴んでいるのは小さな人間たちだろうか。これを喰っている最中だったのか。

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股間に当てた左手。親指の腹が変に膨らんでいる。小指・薬指は他の三本の指と色合いが違うのでこの巨人の本当の指は三本だけかもしれない。爬虫類遺伝子を濃く持っているこの生命体は鳥のような手先を持っているのだと思える。

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右手で持っているのは人間の足かもしれない。切断されて切り口から大量の血を噴き出している。

左手で隠した下腹部の周りには人間の尻が集まっている。すなわち左右の足、腹に人間の尻の表現があり、この巨人の女性器に向けて出産の体勢を取っている。

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足先とスリッパの所。この辺がよく分からない。スリッパの裏面の表現が明らかにおかしいし、右足先の指もおかしい。

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左足先はどうやらスリッパの中に入っておらず、後ろの布の中に突っ込まれているらしい。このスリッパに見える物は蛇ではないか。蛇が大口を開けて右足の指に見える人間を呑んでいるのではないか。右足先は恐らくここには無い。

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召使の表情、上体を後ろにそらし気味にした感じ、忠実な従者には見えない。

左手が見えないので絵としてバランスを欠いているのではないか。

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黒人召使の顔。口から何か飛び出していると思ってイラスト化してみるとこんな風になった。小さな人間を何人もほおばっている。口の端から血を滴らせながら。

額から頭に掛けてやたら大きいのはここに大蛇がいるかららしい。イラストのようにも見えたが頭全体にかぶり付く大蛇であるようにも見える。

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拡大すると下唇の辺りの違和感がよりはっきりと見える。

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花束が僕にはこう見えた。胴体が色とりどりのニシキヘビ、それがとぐろを巻いている。口に小さな人間を咥えている。

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黒猫の尻尾は上から降りて来る蛇である。猫の身体は人間の身体を組み立てて出来ている。 

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横たわる裸婦の身体だけを見る。両肩・乳房の所に人間が見える。右肩右乳を尻の両丘とした後ろ向きの人間がいる。この上に生首が乗っている。腹の所に性行為をする男女がいるようだ。後ろの男の尻はこの巨人の下腹部に接触している。右足左足にも人間がいてやはり尻を巨人の下腹部に付けている。

巨人が右手に持つのはこういう形の人間の足と見えて来た。

ベッドの上に横たわるのは人間にとって魅力的な裸の女性ではなく、人間を食糧とする生命体から見たおいしそうな肉の塊である。所々呑みやすいように切ってある。いわば食卓の上の豚の丸焼きのような物であろう。もっとも彼らは肉を調理せず、生のまま食べるのが常である。しかも繁殖行為中でも出産途中でも喰うらしい。

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ドミニク・アングル 「グランド・オダリスク」1814年 ルーブル美術館

以前調べたアングルのこの作品でも、裸婦の身体は人間の身体の組み立てであり、尻から子供を出産している所が含まれていた。それと切断された人体の一部が所々に見られた。裸婦の持つ扇・枕・背後の衝立の中に輪切りにされた人体が置かれている。

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アメディオモディリアーニ 「赤い裸婦」 1917年 ジャンニ・マッティオーリ・コレクション(イタリア)

マネの作品の50年ほど後であるが、こういう作品が描かれている。裸婦の身体を見ると、右肩と右乳を尻の両丘とする人間がそこにいる。女性の下腹部に集まる人間の尻がある。そこに集中して出産するかのような表現がある。全くマネと同じ表現である。しかもモディリアーニのこの作品でも、裸婦の手先は切られ、ベッドの上等に切断された人体が転がっている等も同じである。

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全体のイラスト。ベッドの上に人体が転がっているのが見えて来た。黒人の持っているのは蛇と人間であるらしい。その人間は足を切られ血を噴き出しているようにも見える。

黒人召使はベッドの上の肉を蛇神の為に準備する役目を持っているらしい。

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全体図を見ると画面いっぱいに蛇神の顔が隠れている。黒人召使は蛇神の鼻先に乗って餌場まで案内して来たかのようである。

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左 ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 「ウルビーノのヴィーナス」 1538年頃 ウフィツィ美術館

右 フランシスコ・デ・ゴヤ 「裸のマハ」 1797年~1800年頃 プラド美術館

これらの類似した裸婦像も恐らく蛇神に供出された肉塊の表現であろう。また詳しく調べてみたい。