コロナワクチン接種の為の電話予約受付案内のハガキが来ている。自治体によっては接種会場までのタクシー代を負担したり、商店の割引サービスを餌にしてワクチン接種をさせようとしている。テレビは無いのでラジオを聞くが、ワクチン接種が当たり前のように報道している。「ワクチンを打とう!」の大合唱ばかりが聞こえてくる。戦時中の大本営当局の指導のようだ。ワクチンを打たない者は非国民と言われそうだ。
まあ、ワクチンを打った人が3~5年後くらいにどうなっているか様子見をしていよう。
前回のブリューゲルの隠し絵を探っていて、この絵が思い起こされた。この絵の背景部分である。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 「モナリザ」 1503~1519年 ルーブル美術館
何回も調べてはいるが容易に隠し絵が見えて来ない難解な作品である。
この絵の背景の左右にある蛇行した道の部分、これが前回ブリューゲルの「大きな魚・・」に隠された巨大蛇の背後に流れる胴体に似ていると思った。
元絵を明るくしてみた。
この「モナリザ」と言う絵、昔から何かにつけて目にすることの多い絵であるが、あらためて見るとおかしな所がたくさんある。
①婦人に眉毛が無い。当時はこんな化粧が流行っていた?
②背景があまりにも荒涼とした光景で、人里離れた別荘の窓際でポーズを取るにしても、ここまで俯瞰した荒野は現実世界とは思えない。
③右手の人差し指に描き直しが見られるが、長い間作者の手元にあった作品なのに修正されてない。
④左右の手の肘の位置が極端に低い所にある。言い替えれば両腕が肩から下方にずれている。
⑤座っているらしいが、膝(太もも)の位置が高すぎる。膝の上に何か布を置いているのかもしれないが不明瞭である。
⑥左肘のあたりは特に不明瞭である。修復のニスの反射にも見えるが作者の元々の意図かも知れない。
⑦窓の枠に円柱が立っているらしく左右にその基部が見えているがなんて中途半端な描き方なんだろう。円柱をもう少し上まで見せるか全く見せないかにしないのか。
⑧婦人の背中のすぐ後ろが窓枠の底部だが、向かって右側のそれはどうなっているのか。木枠の上方に何かが描かれている。
以前この絵を分析した時にはこんな風に見えた。婦人は両手で小さな人間たちをたくさん持っている。小さな蛇たちが婦人の体中を這い回りながら人間たちに口を付けている。婦人自身も口の中に小さな人間を入れて喰っている。上空からは巨大な蛇たちが降りて来て婦人の持つ生贄の人間たちを喰おうとしている。
「モナリザ」は蛇神に生贄の人間たちを与える補助者である(自分でも少しつまみ食いをするが)。
今回は背景部分に注目した。
婦人の背後の窓枠、向かって右側を見ていただきたい。これは何を描いてあるのだろう。
これほど有名な、天才画家の手による絵だと、隠し絵が二重三重に重ねられていて、解読が一筋縄ではいかない。
隠し絵の一つは肩に掛かる蛇である。ヴェールのようにして肩の上を這う蛇は2~3匹はいる。左手上腕が真っ赤なのはこの蛇たちに噛まれて血塗られているからだろう。その他背後の横からも上からも蛇の頭が襲い掛かっている。
別の見方で見える隠し絵は、イラストの様に肩に掛けられた人間である。裸の人間が二人重なってくの字になって婦人の肩に乗っている。婦人の肩の所にその人間の尻があり、二人の上体は婦人の身体の外に飛び出して窓枠の所におかしな形を見せている・・・・と見たがどうか。「モナリザ」の肩に置かれた人間を背景の中の陸橋を口にした巨大蛇が喰っている図ではないか。
このイラストは多分に想像が入っている。右側の窓枠を大蛇の胴体として見た場合、他の部分は多分こうなっているのではないか。他の名画の聖母像のように半身が大蛇である、あるいは人間の頭を咥え持っていると考えた場合こうなるのではないか。
画面下半分。こちらは想像ではなくはっきりと見えている。婦人の身体を半分呑み込んだ巨大蛇の頭である。その両目は左右の円柱の基部の丸い所である。婦人の腰から下が不明瞭で形が捉えられないのは、その部分が蛇の口の中にあるからである。
画面上半分。こちらは見えにくいかもしれない。婦人の頭の背後の空や山を大きく捉えると、うっすらと円形の空気のゆがみのような物が見えて来ないだろうか。半透明の巨大蛇の頭を上から見たような形が。両目はイラストの位置である。巨大蛇は婦人の頭を丸ごとすっぽりと呑み込んでいる。
全体図にするとこうなる。婦人は上から、下から巨大な蛇に喰われている。
両手も肩から切断されているし、首も喰い千切られようとしている。すなわちこの絵でも人間は解体され喰われる為の家畜であると言っている。
「モナリザ」の背景が大蛇の胴体のくねりを見せているかもしれないと言う事ははっきりとは見えなかった。天才画家と言われるダヴィンチの作品は今後何回も調べてより深く見て行きたい。他の名画を調べながら世界を一周廻って来てもう一度見直すとまた違った見方が出来るかもしれない。