名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

デューラー 「自画像」 隠されたメッセージがやはりあった

ドイツのデューラーほど厳格な描写が出来る画家を知らない。ここまで人間の手が筆を用いて細部まで描き込めると言うのが驚きである。

こんな写真のような絵のどこに隠し絵があると言うのか、最初中々見つからなかった。

アルブレヒト・デューラー 「自画像」 1500年 アルテ・ピナコテーク(ミュンヘン

500年以上前の油絵なので汚れや絵具の劣化もあるだろう。画面が暗くて良く見えないので明るくしてみた。コントラストも強めると赤茶けた色もはっきりと見えて来た。

右手の人差し指と中指で摘まむようにした襟の毛皮の形が少し変ではないか。何を摘まんで(押さえて)いるのだろう。

最下段の左手の描写も変だ。赤茶けて死人の腕がそこにあるかのようだ。

毛皮は指の隙間から盛り上がって見えている。そこに何か生物がいるのか。「モナリザ」の右手のように隙間に小さい人間がいて、それを捕まえているのか。

髭の一本一本まで丹念に描き込まれている。ここまでくると感心よりも恐ろしさを感じてしまう。デューラーに憧れた日本の岸田劉生は厳密な描写にこだわるあまり「麗子像」が鬼気迫る表現になってしまった。

最大に拡大した口。上下の唇の間に何かがある。よだれにしては赤っぽい。唇が荒れて薄皮がはがれているのか? 咀嚼されたマグロか何かの肉? 下唇には血が流れて付いているようにも見える。

目の表現がすごい。後世に付けられたと思える汚れの線を除外すれば写真にしか見えない。

右目だけを拡大。レンズに映った景色まで見える。

窓枠が見えるのだがこれはどうしてか。鏡を見ながら自画像を描いたのなら、逆光であり、こんな明るい窓枠は無いはずである。絵のような暗い背景はどこにあるのか。そもそも赤茶色の服を着た長髪の自分がいないじゃないか。どうやってこの絵を描いたのだろう。

全体図の下の方をイラスト化してみた。毛皮の襟はどうやら小さい人間であるらしい。それを右手で掴んで、肩の辺りにいる大蛇に喰わせている図になっているようだ。

全体図の上の方をイラスト化。背景の真っ黒の部分にこんな化け物の顔が見えて来た。人物を後ろから襲って呑み込もうとする巨大な爬虫類の顔。

両肩にある服の切れ込みを目とする、また巨大な爬虫類の顔も見える。

そして全体図。デューラー自身の身体が作り出す巨大爬虫類の顔と、その後ろに同じくらい大きな爬虫類の顔がある。そしてデューラーの両肩に登って来ている大蛇が二匹。そいつらに右手で餌として小さい人間を与えている図である。最下端の死体のような右手は下の方の巨大爬虫類の口に当てられ、喰われる小さな人間を表している。

ドイツ人の誇りデューラーにしても、絵の中に「人間は巨大爬虫類(蛇神)の食い物である」事を説明している。

重要文化財 岸田劉生 「麗子微笑」 1921年(大正10年) 東京国立博物館

ちなみに、岸田劉生も「麗子像」の背景の中に、同じような巨大爬虫類が見られる。