名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

プッサン 「アルカディアの牧人たち」 神話の時代から人間の生死を司る者

テレビを捨て、新聞を取らず、ネットだけから情報を得ている。ネットでは玉石混交で間違ったものも多いので取捨選択しながら見ている。

You Tubeでも最近は中韓を否定し、日本をやたら褒めたたえすぎる動画が多くて閉口している。これはこれで結構偏っていると思える。何だか戦前の風潮が再現しているようだ。大戦が起きなければ良いが・・・・。

政治家の批判も多い。確かに明治維新から100年以上たち、政治も腐敗しているとは思う。金もうけだけが目的の政治家が多いからいけない。ただこの政治家たちも上から命令されてそれを恐れて従っているだけかもしれない。太古の昔から人間たちを支配している存在がいる。羊を放牧するようにして人間の生死をコントロールしている者がいる。ここにそれが表現されている。

ニコラ・プッサン 「アルカディアの牧人たち」 1638~1640年頃 ルーブル美術館

三人の牧童が墓石の前で、刻まれた言葉を指さし、女牧場主に報告している。アルカディアとはギリシア神話上の理想郷。ユートピアとも言う。墓石には「Et In Arcadia Ego」(我はアルカディアにもある)と刻まれている。何とも意味深な画題である。

女牧場主が異様に太っているのが目に付く。全体的に体がデカいし、小さな顔に比して身体はビヤ樽のように膨れている。顔は美しいのだから身体ももう少し何とかならなかったのか。それともここにこの絵の秘密が隠されているのか。

彼女の身体は前よりに偏っていて、後ろは服の布が垂れてデブに見えているだけとするなら、こういう体制だろう。

もしかして前にいる青年の左足は彼女の左足であり、こんな風に片足を上げて青年の尻に腰を押し付けているのかもしれない。女牧場主とはいっても実は男なのか。顔を見ると男に見えなくもない。男同士が肛門性交をしている図かもしれない。

上の図のうち、右端は同じ作者の「ヴィーナスとファウヌス、プットーたち」(1630年 エルミタージュ美術館)部分図。

山羊に後ろから跨るヴィーナスが、女牧場主とほぼ同じポーズをしている。真ん中の図で二人の画像を重ね合わせてみた。ヤギを後ろから性交するヴィーナスと変わりが無い。

アルカディアがキリスト教でのエデンの園だとして、イヴがまた創られる前だとしたら、アダム型の男同士で生殖していた可能性がある。ニワトリのように肛門と膣(産道)が共用されていたかもしれない。アルカディアの住人は巨人族であり、一つの性しかもっていなかったか。

とにかくここで行われているのは生殖行為。人間を繁殖させる為の行為である。

そして奥の青年の首には棒が突き刺さっている。

左側後ろの牧童。右手に棒を持っているが、もう一本の棒が下から首に突き刺さってないか。顎の下あたりは血で赤く染まっているように見える。

左のもう一人の牧童。後ろの男の持つ棒が背中を突き抜けて腹の下に出ている。首の後ろに見える亡は左手でもって後ろの男の首を突き刺しているから、この二人は殺し合っているらしい。口から血反吐を吐いている。

画面右側で生を産む生殖行為を表し、左側ではこうして殺し合う男たちが表されている。

この男の影が墓石に映っているが、右手の影が変に綺麗な曲線であり、不自然な気がする。この影だけをずっと長い時間見ていたらこんな風に見えて来た(イラスト)。子宮内の胎児か、または産まれたばかりの赤ん坊か。身体を丸めている。丸い頭の中にかろうじて両目らしきものが見える。

両側にいる牧童たちは、墓石の文字を指さしているのではなく、この黒い赤ん坊を指さしているのではないか。または生まれる子供を取り上げているのではないか。

全体図。やたら大きな墓石であり、どんな王侯貴族の墓かと疑問に思っていたが、この赤ん坊が見えた事で墓石自体がこんな風に見えて来た。墓石の右後ろに顔(両目のある頭)が見える。ここには人が四つん這いになって尻をこちらに向けているのではないか。ちょうど尻の真ん中に子供が位置している。これは出産の図ではないか。

この絵には人間の種付け、妊娠、出産、そして殺し合って死ぬまでが描かれているらしい。

全体図において、右上から左下に向けて大きな爬虫類の頭が見えないだろうか。空の雲、牧童の身体の輪郭、地面と墓石の境目の線、これらを繋げた曲線が、その生物の輪郭になっている。さらに目を細めれば、そいつの両目がそれとなく見える。それは牧童たち三人や赤ん坊、地面の中に隠れている人間の形を口に入れる。牧場主だけは巨大爬虫類の目と目の間に位置しているから、そいつの仲間らしい。この巨大な爬虫類が人間にとって「神」と呼ばれる存在である。

赤ん坊含めて全ての人間を口に入れてしまう。「我はアルカディアにもある。」と言う墓石の言葉は、自分たちの食糧は人間すべてであり、赤ん坊でさえも喰うのだ。と言っているのだろうか。