名画の中の隠し絵で人間の出産があるのは、家畜としての繁殖を促すだけでなく、人間にとっての将来の希望の表現であるかもしれない。
エル・グレコ 「受胎告知」 1596~1600年 ビルバオ美術館(スペイン)
この絵は二度目だが、この絵の中は性交・出産シーンで満ちていた。特に生まれる子供の数が尋常でなく多かった。
まず画面上部。音楽奏者と雲が複雑に寄せ集まってこんな形を隠している。まさに性行為の真っ最中である。
画面下端には右側に男性器とその先から噴き出る精液、左側に女性器が描かれている。
精液の後ろにあるのは何だろう。緑色の樹木(燭台?)の上から精子にも見える白い物が降り注いでいる。ここは恐らく作者が最も訴えかけたい主題的な部分ではないか。人間の創生に関わる秘密が隠されているのかもしれない。
こちらは同じ「受胎告知」でも、大原美術館所蔵の物。やはり男性器・女性器が並んでいて精子と卵子の掛け合わせの瞬間が描き表してあるようだ。右の天使が乗っている雲は子宮その物であろう。そこから流れ落ちているのは卵子だろうか。
左の赤い男性器の先から流れ出る精液は、まるで遺伝子のらせん構造を示すような形である。右の子宮から落ちる物を受けるガラス瓶はもしかして試験管ベビーの製造過程を表しているのか。
人間は遺伝子の掛け合わせによって何者かによって創られた事を表している部分だと思う。
今一度ビルバオ美術館の「受胎告知」に戻る。
画面いっぱいに大股開きの女性が隠れている。両手で股の付け根を押さえているようだ。女性器は聖母の青い衣が形作っているので大きな股の女性のそれとは位置がずれる。右側に男性器が複数描かれている。これは聖母が一般に言われるように処女懐胎ではなく、複数の男との交渉によってイエスを産んだ事を示しているらしい(娼婦マグダラのマリアと同一人物)。
マリアは女性器から大人の形で生まれ出て来ている。
そして出産風景。雲や何かの中に少なくとも7人の女性の出産が見付けられた。しかもその子供の数が非常に多い。魚か何かの様に、卵が生まれ出ているかのように、無数に生まれ出ている。
寿命の短い人間のこの繁殖力は強みかも知れない。何があっても(例えばノアの大洪水があってノアの家族以外が滅んでも)この繁殖力があれば復活できる。遺伝子は絶えることなく子孫に繋げることが出来る。
殺されても殺されても人間は復活できることが人間の希望と言えるかもしれない。
名画の中に性表現が隠れており、鑑賞者の欲望に意識の下で働きかけて繁殖を促すだけではなく、人間の強みをもこの性表現は表していると思える。ひょっとして性表現を隠し込んだ者も人間のこの復活力に驚き、恐れさえ持っているのではないか。
人間の創生の際には蛇型生命体の遺伝子が使用されている。
今回全体図を見直してみたらこんな風に見えた。ただ単に巨大な蛇が人間を喰う図ではなく、巨大蛇の腹から精子(?)が出ていて人間の精子との上に振りかけられている。マリアの左手下の、中央部分にある緑色の丸っこい物(卵子?または生命の樹?)に蛇の精子が掛けられている。確かシュメール文明のゼカリア・シッチンの研究では、「人間とは混ぜ合わされたもの」と定義づけられていた。やはり地球に元々いた猿のような生命体に蛇型生命体の遺伝子を混ぜて出来たのが人間なのだろう。
自分たちが創った人間が今や地球上で増えすぎたので少しずつ減らしているのだろうか。コロナワクチン接種はそのための手段なのだろうか。
しかし少しあからさますぎる。ワクチンの副反応はネットで調べれば簡単に検索でき、接種を否定できる。何を焦って露骨な攻撃を人間に与えているのだろうか。自分たちの正体が少しずつ知られて来たので奴らの支配はもうすぐ終わるのかもしれない。