名画の中の人喰い蛇

美術館にある名画には蛇の隠し絵がある。その蛇は人間を喰っている。

ドガ 「舞台の踊り子」 腕にかぶり付く大蛇

誰でも一度は見た事があるような名画の中にも「それ」がリアルに映っている。

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エドガー・ドガ 「舞台の花形(エトワールまたは舞台の踊り子)」 1878年

オルセー美術館

舞台の上で回転する踊り子。その回転により踊り子自身の目には周りの人々が捉えどころのない歪んだ映像として見えている。鑑賞者は踊り子一人にのみ惹きつけられる。こういう表現は少し前の時代には考えられない画期的な描法であるようだ。

歪んだ映像の中にこそ、おかしな隠し絵が描き込める。そこには化け物のような巨大な蛇が人間たちを襲う場面が描かれているのだが、今回注目したのはそこではない。

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踊り子のドレスの、後ろ足で蹴り上げたスカートの部分に大蛇がいる。実にリアルな蛇の正面顔だ。

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踊り子の右手の上、腕を咥える大蛇の顔に見えないだろうか。顔の横幅が70センチはありそうなグレーがかった大蛇である。腕を咥えた口の所が赤くなっている。よく見ると口の左右に上から牙が生えている。踊り子の手先は既にかみ砕かれて指が原形を留めていない。大蛇の左目は踊り子の首に巻かれた黒いリボンと重なって見付けにくいようになっている。

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イラスト化するとこうである。さらにこの大蛇の胴体が向かって左側に流れているらしい。

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大蛇の胴体はこんな風にくねって左側に向かっているのではないか。ごく薄くそれが辿れる。もしくは他の大蛇も周りにたくさんいるようだからそれと見間違えている部分もあるかもしれない。どちらにせよ踊り子の右腕は大蛇に咥えられている。

左腕も右足も蛇に咥えられているらしい。ドレスの上、周りの床は蛇だらけである。また元絵のコントラストを強めたこの部分図では、床の赤色が浮き出ている。床も血だらけである。手足をバラバラにされた踊り子を蛇が口に咥えてこのポーズになるようにしている。ドガの絵はどれも非常に残酷な表現である事が分かる。

どんな時代だったのだろうか。普仏戦争が終わって8年ほど経ったこの頃、戦争から解放されて一見明るい色彩に満ちた印象派の時代だろう。しかし表面の明るさと全く正反対の、暗く残酷な隠し絵がこれら印象派の絵画の中に隠されている。大量に血が流された時代の余波だろうか。人間を制御するのにまた新しい表現を手に入れたのが印象派の時代だと思う。非常に巧みに、人々は騙されているのである。

 

印象派と言えばテレビの「印象操作」が思い出される。新型コロナウィルスが怖いと言う部分だけを強調し、何がどのように怖いのか、原因となるウィルスの正体を一向に見せない。せめて細菌・ウィルスの研究機関の進捗状況なりを報道してもらいたいものだが、そういう大事な所は全てすっ飛ばして今日も「感染者が何人出た」とか人が恐れを抱きそうな事ばかり言っている。 敵の正体を知れば恐れは無くなるはずなのに・・・・。ワクチンに効果があるとは思えない。結局人の免疫力だけがウィルスに対抗できるのだと何故言わない。