人間に恐怖心を起こさせその精神をコントロールしようとする者がいる。テレビのCM・ニュース番組・映画等が人を脅かして誘導させている。美術館にある名画もその一つである。一見何気ない日常の光景を描いておいてその実おどろおどろしい世界を隠し込んである。
ジョルジュ・スーラ 「グランド・ジャット島の日曜日の午後」1884~1886年 シカゴ美術館
この絵など日曜の陽だまりの中人々がのんびりと過ごしている光景が描いてあると思ったら大違いだ。
中央近くに描いてある母子に注目していただきたい。特に子供の方。遠目には何らおかしな所は見られないのだが拡大して見てみると・・・・。
足を前後にしているのか一本に見える。左手が薄い。表情はどうなのか?
両目を大きく見開いてないか。口も大きく開けてないか。何だか衝撃的な事に会って驚いているような、恐怖におののいているような、そんな表情ではないか。母と一緒に公園で散歩している子供の表情ではない。
トレースしながら細かく見てみたらこんなイラストになった。首に蛇が巻き付いて占めているらしい。左肩に大蛇の頭が乗っている。帽子に見える物はこの蛇の胴体らしく頭も締め上げられている。額その他に見える赤い色は髪の毛ではなくこの子の血であるらしい。この子は蛇に襲われて苦しんでいるのだ。
足の方の表現はよく分からない。一応イラスト化を試みたが足の所は上から降りて来た蛇が小さな人間を口にする様子がこんな風に隠されていると見えた。この子は片足・片手が既に無いのではないか。そんな気がする。服の右側に腕辺りから落ちて来る血が点々と描かれている。
上図左は画面左の川岸にたたずむ婦人の顔だが、白目をむいていて不気味だ。後頭部に上から降りて来る青い大蛇が見える。首も白蛇に絞められているのではないか。
上図右は画面中央右辺りで座る花を持った若い女の顔だが、これはどうだろう。遠目には目を伏せているように見えるが、拡大してみるとこれもどうやら目を見開いているようである。身体に何らかの衝撃を受けた様な顔であり、頬に付いた赤い点々は血にも見える。
画面右側の男女の顔。女の帽子に付いた飾り物は大蛇の頭である。その両目がはっきり見えている。女は目を大きく開いている。口から何か赤っぽい物を吐き出している。血反吐か?
これは画面左側の、先ほどの川岸にたたずむ婦人のさらに奥の木の下にいる女の顔である。傘をさしている。遠目には川を見つめる横顔だが、拡大して良く見ると違う。コントラストを調節してみるとこんなイラストのような顔が浮かび上がった、皮膚がはがされた、半分溶けたような恐ろしげな顔である。
傘の下から大蛇が降りて来ている。蛇に呑まれてその胃の中で溶け始めた様子を表しているのだろうか。
人間が蛇に襲われて喰われると言う恐怖心を煽っている。絵の中に秘密裏に、普通に鑑賞している人には気付かないようにして描き込んである。気付けるものなら気付いて見ろと言わんばかりになっている。
名画の中のこう言った隠し絵は、資本主義の世の中において人々の恐怖心を煽って浪費に結びつけようとするのと同じであろう。視界に入った隠し絵が人間の脳内に蓄えられ、それがサブリミナル効果となって一定の行動に人々を導く。この世の支配者は怖い者と言う意識を持たせて逆らわないようにさせているのかもしれない。神への恐れ・畏れを持たせ、抵抗せず、眠った状態でいるように誘導しているのかもしれない。
・・・・と言う事は実際にはその支配者は大した力を持っていないと言う事もあり得る。悪魔や鬼・龍と言った存在を人間の頭の中に創り上げて怖がらせているだけかもしれない。
新型コロナウィルス感染で死んだ人を見た事が無い。マスコミが言うだけで自分の目で見た事が無い。