名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ティントレット 天国(極楽)とはどう言う所?

最近膝が痛くて長い時間働けない。68年と4か月生きて来たのでそろそろ身体にガタが来て当然か。長い事コンビニの経営で夜勤などを無理してやって来た事もあり、賞味期限切れの廃棄食品ばかり食べていたので入っている薬品を摂取しすぎたかとも思う。いずれにしてもそろそろあの世の事を考える事が多くなってきた。

三途の川を渡って行くのは地獄か極楽か。身近な人であの世の事を話してくれる人はいない。ただ大昔実家の裏に住んでいたおばちゃんが死ぬ前に、お花畑が見えたと言っていたと人づてに聞いたことぐらいだ。

ドメニコ・ティントレット 「天国」 1588~94年  ドゥカーレ宮殿(イタリア・ヴェニス)

宮殿の壁に極楽(天国)が描かれている。イエスとマリアが大勢の天使たちに祝福されている様子を描いたらしい。しかし色合いが変にどす黒い。

目を大きく開いて全体的に見るとこんな風に見えた。バカでかい爬虫類の顔の真ん中にイエスとマリアが乗っていて、その爬虫類は人間の形をした物を口に入れている。手前に一回り小さな爬虫類もいて、やはり小さい人間を口に入れている。

こんな悪魔のような生き物に喰われる事が実際の天国の様子なのだろうか。

ヒエロニムス・ボス 「快楽の園」 1503~1504年(他説あり) プラド美術館(スペイン・マドリード)

真ん中の絵は快楽に満ちた現世を表しているのか、または天国を表しているのか。明るく楽しそうな世界である。まるで遊園地のようだ。

しかし絵を大きく見ると別の物が見えて来る。目が大きいカエルのような爬虫類が横幅いっぱいに描かれている。手前の人間たちをその大きな口で喰っている。天国のような楽しい場所だと思わせておいて実はこいつに喰われる恐ろしい所・・・・それが実態。

ミケランジェロ・ブオナローティ 「最後の審判」 1537~1541年 システィーナ礼拝堂(ヴァチカン)

生前に善行をした者は天国へ(向かって左側)、悪行をした者は地獄へ(向かって右側)へ振り分けられる。イエス・キリストは閻魔大王の役割をするらしい。

全体図で大きく見ると、僕にはこう見える。イエスを鼻先に乗せた巨大な爬虫類が大口を開けて人間たちを喰いまくる図。

ウィリアム・ブレイク 「(墓からの)審判の日」 1813年 メトロポリタン美術館

こちらも「最後の審判」を同様に描いている。左が天国に登る人、右が地獄へ落ちる人。中央にイエスがいるが巨大な蛇の頭の上に乗っている。天国行きの人も地獄行きの人も区別なく全員喰われてしまいそうだ。

死んでみたらこんな世界に入り込んでしまった・・・・なんて事になるのか。ウソだろう? 人を怖がらせて服従させるためにこんな絵を描いたのに違いない。こんな世界は信じられない。

ニコラ・プッサン 「フローラの王国」 1630~31年 アルテ・マイスター絵画館(ドイツ・ドレスデン)

花の女神フローラの国。瓶の中に食品がたくさんあり、音楽に満ち、女神によって花が振りまかれる所。空にはアポロン神が馬車に乗って駆け回っている。ここが天国か。

いや違うだろう。良く見ればアポロンの四頭立て馬車は人の手のような形をしており、左側の暗い部分に巨大な人間(巨人)の顔が見える。手から下に垂れる糸によって手前の人間たちは操り人形のようになっている。

この世の人々はこのように何者かによって操られている事を示唆している。世界の指導者、一国の首相も同じ、やはり操り人形である。日本の首相を操っているのは経産省官僚?・・・・いやそんな小さな存在ではなく、もっと大いなる存在、人類その物を始めから支配している存在がある。

この絵では右上から左下に向けて、巨大な爬虫類の顔が見えている。これがその大いなる存在。この世の支配者。

重要文化財 「大仏頂曼荼羅」 12世紀(平安時代) 奈良国立博物館

釈迦如来・大日如来・須弥山が描かれている。

須弥山の辺りに人型が見える。大日如来の左右に目の世に見える葉っぱがあり、上の釈迦如来の左右にも目に見える形がある。巨大爬虫類が正面を向いている顔で、口の中に須弥山の人間が入っている。

絹本著色浄土曼荼羅図(伝清海曼荼羅)1幅 絹本 著色 金箔 截金 掛幅    縦162.1 横134.0 平安時代・12世紀 奈良国立博物館

極楽浄土を描いた絵らしいが、この絵も、建物や聖衆を繋ぎ合わせてみると、こんな巨大爬虫類の顔になった。

人間が死ぬとこんな化け物の口の中に入るのだ・・・・と絵の中ではいつも言っている。ただ悪魔が絵師に描かせているだけなので、信じない方が良いのかもしれない。

国宝 玉虫厨子須弥壇右側面 「須弥山世界図」 7世紀 法隆寺須弥壇の背面の絵

左の全体写真では見えてない部分、裏側下段にある極楽の入り口の図である。

僕にはこう見える。人間の男女が後背位で性行為をしている。それを真後ろから見た図。須弥山の入り口の屋根の上に龍の飾りがあるが、それは女性器そのもの。男性器女性器の結合地点に極楽があるのだと言っているようである。

結局人間はその事だけを考えて生きていれば良いのだと言っているかのよう。

 

僕はこの世は修行の場であると思っている。それが無事終わればより高い次元の世界に上がれるはずだ。この世の生を終わるその終わり方が悪魔に喰われるとかであっても、生き方さえ間違ってなければ悪魔よりも高次元に行ける。