名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ルーベンス 「天使」と言うもの

天使に付いて語ろう。

天使は全くの架空の存在であり、教会等の絵画の中でのみ存在する正に絵空事である。

日本人には、アニメの影響で、「フランダースの犬」の最後で主人公の少年が天使たちに持ち上げられながら天に召される場面のイメージが強いだろう。背中に翼を付けた幼児が宙に舞う姿が誰もが思う天使の姿であろう。

しかし実際にはあんな小さな翼では空を飛ぶ事は出来ないだろうから、全くの空想上のものだとしていると思う。

ところが絵の中の天使を拡大してじっくりと見ると、今までの印象が180度違った物になる。

ピーテル・パウル・ルーベンス 「聖母被昇天」 1625~26年 アントワープ聖母マリア大聖堂

聖母の昇天を祝福するがごとくに、周りを天使たちが舞っている・・・・ように見えるが・・・。

聖母の下半身は巨大な爬虫類の顔になっており、人間の幼児の手や頭を咥えて宙に持ち上げている。天使たちが聖母を支えて持ち上げているのではなく、幼児たちの方が空に連れ去られる。幼児は爬虫類の餌にすぎない。

ピーテル・パウルルーベンス「ヴィーナスの戦車」1630年 スウェーデン国立博物館

ギリシャ神話でヴィーナスと共に語られるエンゼルも天使と同じ役目を負っている。この絵では、ヴィーナスの像のある谷間に幼児たちが集められている。

画面いっぱいに隠された爬虫類の頭がある。幼児たちはその爬虫類の口からまとめて喰われるために存在している。上空を飛んでいるエンゼルは別の大蛇に咥えられて宙に舞っている。

ラファエロ・サンティ 「システィーナの聖母」 1513年 アルテ・マイスター美術館(ドイツ・ドレスデン

可愛い天使として有名なこの絵。サイゼリアの壁にこの天使の絵が飾られているとか聞く。しかしよく見ていただきたい。

最下端の二人の天使。頬がぷっくりとして一見可愛いが、良く見ると目玉が上方を睨んでいる。憎しみの籠った目つきにさえ見える。

そして聖母の後ろ、上空に漂う幼児にの顔の数々。ケルビムと言う天使の一種で、本来は首の下に翼があるはずだが無い。恨みのこもったような、不気味な顔の連続。まるで大量虐殺死体を地下に埋め、それを掘り出したかのような凄惨な現場に見える。

天才画家ラファエロの作品だからそれなりに意味があるのだろうと、この絵を見て「素晴らしい」とか言う人はこの部分に目をつぶっているのか。納得できているのだろうか。

向かって左側、カーテンの後ろから覗く幼児の顔。この辺りを見て不気味さを感じない人はいないだろうと思うのだが・・・。

マリアに喰われた人間の幼児たちの怨念を込めた表情・・・・にしか見えない。作者は聖母マリアが幼児を好んで食した事を知っているのに違いない。

ピーテル・ブリューゲル 「叛逆天使の墜落」 1562年 ベルギー王立美術館(ブリュッセル)

天の神に逆らって悪事に走る天使たちを、空から剣を振り上げながら、あるいはラッパを吹きながら、地下に落とす良い天使たち。いや違う。逆だろう。

大天使ガブリエルの他、天使たちの顔を並べてみた。何だかどの天使の顔も、気の抜けたぼんやりした表情で頼りない。こいつらは悪魔の味方としての存在だろう。地上に落とされた異形の生物こそが善なる存在。

ムリーリョ 「受胎告知」 1665~66年 セビリア美術館(スペイン)

聖母マリアに受胎のお告げをする天使。その上を祝福するように舞う幼児の天使。

上空の天使たちは灰色の雲に擬態した巨大生物の口に咥えられたりしているので、宙を舞っているように見える。

向かって左側の、雲に捕らえられた幼児の顔、下歯をむき出して苦悶の表情である。コントラストを強めると色が真っ赤になる。血だらけと言う事か。

 

結局「天使」と言うのは、空から来る化け物に捕まり咥えられた哀れな人間の幼児にすぎない。