名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ゴヤ 「着衣のマハ」 生贄の祭壇を生成AIで描いた?

「裸のマハ」のカモフラージュとして描かれたと言うのがこの絵。隠し絵も違っているのだろうか。

フランシスコ・デ・ゴヤ 「着衣のマハ」 1797~1803年 プラド美術館

明るくすると分かり易い。モデルのこの服はごく薄い布であり、身体の起伏がはっきりと浮き出ている・「裸のマハ」のようなベッドの横の肘かけのような形が無くなってる・足の下のシーツがくしゃくしゃしていない・等の違いが目に付く。尻の下にある短剣のような物は何だろう。カモフラージュ用として簡単に描いた物では無い。どう見てもこの絵も「裸のマハ」も不可思議な、秘密めいた絵である事に変わりが無い。

顔がボヤっとして緊張感が無いので、簡易に描いたカモフラージュだと言われるのだろうか。

確かに左の「裸のマハ」の顔に比べると右の「着衣のマハ」の顔は、見る人を刺すようなまなざしが無い。

右半分。「裸のマハ」同様に、クッションやベッドが生贄の人間で出来ているのは変わりが無い。ただ全く同じではなく、微妙に違えている。肩から背中にかけて蛇が絡みついて服のように見せている。肩の蛇の口が、千切れた腕を咥えて支えているのではないか。首も胴も切れている(解体されている)のかもしれない。右下隅にははっきりと大蛇の頭が見える。クッションの形の人間から産まれた子供を喰っているのか。

左半分。シーツには人間が寝ている。二人ほどが絡みつくように寝ているのか。性行為をしているのか。

背後の茶色い壁には、巨大な蛇どもが降りて来ており、ベッド上の生贄を喰おうとしている。

画面左下隅に、人間の頭蓋骨に見える物が転がっている。濃紺の人間の尻から産まれ出ている赤ん坊なのか。この濃紺の人間は背後の白灰色の人間と性行為をしてその結果子を産んでいるらしい。性行為をしながら子を産むという、時間を超越したこんな表現が隠し絵では多用される。

生贄の祭壇が描かれている。ベッドの上には生贄の人間を用意した「マハ」と少し体の小さい生贄の人間(彼女に捕まった)が乗せられている。人間たちは喰われる直前に子孫を残そうとする。画面左下隅や右下に描かれた産まれた子供がいるが、それさえも巨大な爬虫類どもは容赦なく喰おうとする。

「裸のマハ」も「着衣のマハ」も同じテーマの隠し絵を微妙に違う手法で描いている。まるで現代の生成AIが画像を産み出すたびに微妙に違って描くのと似ている。名画の作者たちは生成AIを既に使いこなしていたのではないか。