名画の中の人喰い蛇

美術館にある名画には蛇の隠し絵がある。その蛇は人間を喰っている。

フェルメール 今までのまとめ 人間は生贄になる為に存在する

「継尿道的前立腺切除術」とか言う手術を4日に受けて、その後の経過が順調なので早めに退院できた。肥大した前立腺を内側から電気メスで削り取り、尿道を広げる手術であった。後は自宅で3カ月ほど静養すれば完全に治るらしい。

市立病院と言う所は研修医や研修ナースが多く、若い医者たちが先輩の指導で教えられながら施術しているらしい。慣れないナースが点滴針がずれている事に気付かず、抗生剤が皮下組織内にこぼれ出ると言うミスがあったが大事には至らず、無事生還出来た。総合病院は術式が全てマニュアル化されており、その病気の為に作られたスケジュール表の通りに施行される。まるでベルトコンベアーに乗った生産物のように修理される。そう思うとあまり気分の良い所ではないが、若いナースが献身的に昼夜関係なく世話してくれ、外の景色も良く、食事もおいしかったし、Wi-Fiが無料で使える事もあり、比較的快適に過ごしてきた。

蛇神支配のこの世界でも、長い目で見れば人間にとって少しずつ良くなって来ているのかもしれない。

 

東京で予定されているフェルメール展に合わせて、今回はフェルメールのまとめを試みた。1回では無理なので2回ほどになるだろう。このブログでかつて調べた作品を年代順に振り返って見て行く。

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ヨハネス・フェルメール 1656~57年 「眠る女」 メトロポリタン美術館

「居眠りメイド」とも呼ばれる作品。疲れが出たのかメイドが仕事中に座って居眠りをしている。ちょっと微笑ましい画題とも受け取れるが、画中おかしな表現がいくらかみられる。特におかしいのがテーブルの上。後のフェルメールの絵、「窓辺で手紙を読む女」でもそうだが、厚手のテーブルクロスが何故かぐちゃぐちゃ、皿は傾いて中身がこぼれ落ちている。

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布の下には何かが置いてあるのではないかと思えるほどの起伏が見られる。それに皿の上にあるのはいったい何なのか、果物と水差しポットは分かるが、その他の物は・・・・パン? やはり果物? その上にヴェールのような布が被せてあるのか? 水差しの手前の、半透明の赤っぽいのはザクロ? 分からない。

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この部分が、このイラストのようであるとすればこの不思議な表現が納得出来る。テーブルクロスの下にはうつ伏せの人間(女?)、皿の上には切断された人間の足。切断面から血が大量に噴き出している。画面上方に巨大な蛇神が隠されており、これはその生贄である。

この作品はフェルメールが24歳くらいの作品とされている。普通の人間が描いた物とは思えない。隠された画題が人間にとってあまりにも残酷で非人間的である。

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1656年 「取り持ち女」 ドイツ・ドレスデン アルテ・マイスター絵画館

金で身体を売る女と客・それを取り持つやりて婆が描かれている。向かって左側にいる男がフェルメール自身と言われる。いやったらしい顔をした男だ。

この絵でも手前に訳の分からないものが置かれている。椅子の背もたれに掛けられた布やコートらしき物。売春婦の左手辺りに水差しが置かれているからそこにテーブルがあるのだろう。しかしどうなっているのかどうも変だ。

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赤い布の皺の中に人間の身体が見える。向かって右側である。逆さに吊り下げられた人間(多分女)がいる。

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イラスト化するとこうなる。逆さづりの女とその横にも人間の身体のパーツがいくらか見られる。女の身体は別の人間の手が捕まえているのか。

この絵はまだすべて解明できた分けでは無いが、恐らく椅子の背に掛けられた黒いコートは大蛇の顔であり、逆さづりの女等人間の身体は大蛇の身体の中にあるのが透けて見えているのだろう。つまり大蛇に呑まれた犠牲者である。

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1658年頃 「紳士とワインを飲む女」 絵画館(ベルリン)

この絵はどこもかしこも血みどろである。床に血が大量に流れている。

ワイングラスに鼻まで突っ込んで飲んでいる女。この女は下半身の表現が少しおかしい。椅子の座面から考えると腹の位置が異様に高い。妊娠している? 男は冷たい視線を女に向ける。こいつも下半身があるのか無いのかよく分からない。

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手前の椅子に置かれているのは何だろう。青いのは馬具か。奥の長椅子には鞍のようなものが置かれているのでこれもその繋がった道具かもしれない。その上にギターのようなもの、テーブルから落ちそうな白い布、いやもうすでに落ちている。何だこの表現。

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この椅子の上をトリミングして明るくし、コントラストを調整し、長い時間見続けているとこんなイラストが描けた。

椅子の上にジーンズ(乗馬用ズボン?)をはいた人間の足が置かれている。恐らく仰向けで、膝から下は切れているのか無いのか、切断されて血が大量に流れ出ているのか。そして上半身は既に無くなっているのか、元々の形を現出させもしている。この下半身はワインを飲む女か、飲ませる男かどちらかの下半身ではないのか。画面全体で見ると隠れている巨大蛇神の餌である。

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1659年頃 「窓辺で手紙を読む女」 ドレスデン・アルテ・マイスター絵画館

この作品は先回見たので抜かす。

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1658~1660年頃 「牛乳を注ぐ女」 アムステルダム国立美術館

窓から降り注ぐ穏やかで明るい光の様子が、人物・衣服・器物等から感じられる好ましい作品である。メイドの身体が逞しすぎる以外はおかしなところが無いとも見えるがどうだろう。

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牛乳ポットの中は真っ暗で何も見えない。テーブルは俯瞰で描かれているので、ポットの奥の牛乳の水平線が見えなければおかしい・・・・。これは凹凸が逆に表現されている。ポットの中が見えているのではなく、ポットの口から飛び出す黒い物がいるのである。僕には黒い蛇が頭を見せているように見える。そいつは白い細い蛇を咥えて垂らしている。

バスケットの中のでかいパン、でかい肉、テーブルの上に直に置かれた小さめのパンもおかしいとは思わないか。鉢の中に入れた牛乳にパンを浸して食べるのか? 牛乳には湯気の一つも立っていない。青い瓶の中は酒? オランダ人は朝食にこんなたくさんの物を食べるのか。多人数分だとしたらもう少し小さく切っておけば良いのに・・・・。食べる人がナイフか何かで切って取り分けるとしても、一つの鉢にある牛乳に皆でパンを浸し合って食べるのか。おかしくないか。テーブルの形も手前がすぼまった変な形である。

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でかいパンはちょうど人間の頭蓋骨の大きさであり、後ろの肉も人間の足くらいの大きさである。バスケットの中に頭蓋骨の眼窩が見えないくらいの位置に入っており、その後ろに切断された足が転がっている。足は左側で骨まで見えており、右側では足裏まで見せているようだ。イラストとは違ってしまうが、小さなパンも全て人間の肉塊かもしれない。

牛乳を注ぐ女の足はあるのか無いのか。テーブルの上の頭蓋骨と足は彼女の物なのかどうか。どっちにしろ女もこの肉塊も画面全体に隠れた巨大な蛇神(後ろの足温器と壁の隅の籠がその目)に喰われる運命にある。