名画の中の人喰い蛇

美術館にある名画には蛇の隠し絵がある。その蛇は人間を喰っている。

フェルメール 「手紙を書く女」 決して微笑ましい絵では無い事を知って欲しい

ANNニュースネット版で、皇太子が上野のフェルメール展を見に行ったというニュースがあった。多くの人はフェルメールの正体を知らないようである。

・・・・かと言って僕がフェルメールの全ての秘密を解読したと言うわけではない。この画家の恐ろしい隠し絵を見付けてしまっただけである。意味が不明な部分も多く残っている。

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ヨハネス・フェルメール 「手紙を書く女」1665~1666年頃 ナショナル・ギャラリー(ワシントンD.C.)

部屋の中で若い女が机に向かって手紙を書いている。たぶん窓からのガラス越しの光だろう、女の顔や半身を明るく照らしている。机も椅子も壁にある絵も暗く描かれ、明るい光とのコントラストを際立たせる。最近の冬の日などは日中の窓ガラス越しの光が有り難い。朝晩の寒さを忘れさせるほどの温かい光は何物にも代え難い。こんな暖かい光を画中に描けるのは「光の魔術師」と言われるフェルメールならではだろう。女の顔は少しぼかされた感じで描かれ、黄色いコートの白い縁飾りと共に柔らかいぬくもりが伝わって来るようである。女はこちらを見つめ微笑んでいる。恋人への手紙を書いているのだろうか。

こういう感想がまず第一に浮かぶ。ただここまで名画の中の残酷な表現を見つけて来た僕としては通り一遍の感想の先の方を調べたい。

疑問に思う事がいくらかある。何も考えないで暖かい絵だなあと思っているだけでなく、考えてみればおかしいと思えることがある。

まず壁の絵、何が描いてあるのか分からない。ギリシャ神殿の破壊された柱?

次に机の横面が何故真正面に平板に描かれているのか。少しは遠近法を用いて斜めにするとかした方が絵画的ではないのか。

また女の服装の表現もどこか変である。毛皮の縁飾りの付いたコートを着て左手を肘までまくって居るが、上腕にまくり皺が見られない。袖を巻いたのであれば肘の上あたりで縁飾りが裏返って隠れていなければならない。この縁飾りは日本の成人式の女性のファーの様に服と分離して肘に巻き付いている。

黄色いコートの中の女の腰あたりがいやに太い。まるで妊婦の様にも見える。左足の膝がもっと前へ出て丸く突き出ているはずだがそれが無い。膝から先が無いかのようである。

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壁の絵を明るくしてみたらこんなのが見えて来た)。壁の絵の真ん中より少し右に女の顔・胸等が見える。女の右手は肘のあたりで切断されてその断面が見えている。左手は右にいる大蛇の口に咥えられているらしい。頭に斧の刃が突き立てられているように見えるが・・・。その左画面中央に輪切りになった人間の胴体のような物がある。それに接触するように女の肘から先の手がある。左上には遠くにこの女の物と思える身体が見える。尻から背中がこちらに向いている。あと左隅に大きく近く見えるのは人間の足、右下にも切断された人間の足(上図イラスト、人体の部分を黄色く描いた)。大体一人の女の身体のパーツがひと揃い散らばっているようである。その切り口は大抵鋭利な刃物でスパッと切ったようにきれいな断面を見せている。

人肉の周りには例によって大蛇・巨大蛇が口を付けて喰っている図である。蛇による人肉食の暗示である。人間が家畜に対してやっているように、と殺・解体作業が行われているのだろう。

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女は真珠のイヤリングを付け、机の上には真珠のネックレスがあり、幸せそうに微笑んでいるが、実際はどうであろう。

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女の顔拡大図。眼が見開かれている。左目などは黒目が異常に大きくなり、何かを恐れているような感じを見て取れないだろうか。下唇が大きすぎるのは口から赤い物を吐き出しているからなのか。上下の唇が両端まで届いてないのはこういう口紅の塗り方なのか。京都の舞妓さんのような口紅の塗り方をしているのか。

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口の拡大図。白い牙が見えた。蛇の様に前に二本である。口の右側にもギザギザの歯が数本見える。左側は破損があり良く分からないが、恐らく赤い小蛇が飛び出しているのではないか。上下に向かって小蛇が複数飛び出してその為に口角の上がった微笑みの形の口が出来上がっているらしい。

この女自身が何かを喰っていると同時に、この女は大蛇に手足を千切られ喰われて、口から血を吐き出しているのだろう。

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女の身体には足が無い。体の線を尻あたりまでは辿れる(うっすらと輪郭線らしい皺が見えている)が、イラストの様に足が切断されている。だから膝のふくらみが無いのである。黄色いコートの下端の縁は血だらけである。(画質をレベル調整しただけで上図左のような濃い赤色が出て来た。)

コートの縁飾りと見えた物は白い大蛇である。首に巻き付き腕をぐるりと回り、その頭は女の切断された足の先の方に向いている。

壁の絵と同じように手足を切られている。だからこの女は腕も切れているし、胴体も頭部と切り離されている。f:id:curlchigasaki:20190121170034j:plain

机の横面に鬼の顔を発見した。フェルメールはこんな風に人を驚かす。大蛇の顔が三段重ねになってこれを作っているのである。この大蛇の口先及び両脇に人間の手足があるようだ。膝から下の足が左右に大きくあり、肘から先くらいの手が下にあると見える。おそらくこれが本当の女の手足だろう。壁の絵で暗示させたが、実物はここにある。

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女の背後、ライオンの椅子の向こうに恐ろし気な宇宙人っぽい顔がこちらを見つめている。これも大蛇の顔が上下二段に重なって出来ているようである。

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机の上の真珠のネックレスに付いていると思われるリボンは何故か肌色である。このリボンを90度傾けて上下を縮めたら(上図右)、人間の身体に見える物が見えた。うつぶせになって尻をこちらに向けた男のような身体が出て来た。その頭は同じ肌色の蛇に呑まれているのか。

もしかしてこの人間のような物を女が喰っているのかもしれない。ラトゥールの「悔い改めるマグダラのマリア」の様に人間の皮膚を削って喰っているのかもしれない。羽ペンに見せたナイフで切り裂いて・・・・。

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 絵全体を見直すとこうである(右イラスト)。上から降りて来た半透明(イラストでは水色)の巨大蛇に女が呑み込まれている。右上の壁にも牙をむき出しにした巨大蛇(クリーム色)が女の背中に噛み付こうとしている。女の身体は下から来た巨大蛇(オレンジ色)に呑まれる。机に擬した巨大蛇(青色)も女の足あたりを喰っている。その青い蛇の中には女の手足が既に入っている。

この女自身下半身が大蛇であり、人間を喰う存在なのかもしれず、下に伸びた胴体が左から上に向かって繋がっているようにも見えるがどうだろう。

 

フェルメールの絵にはこのように恐ろし気な隠し絵がいっぱい潜んでいる。この事を展覧会を見て感銘を受けたとかいう人に伝えたい。この絵を見て温かい空気を感じてそれを受け入れるのも良いが、それと同時にこんなホラー映画のようなおぞましい食人画をも同時に脳内に受け入れているのだ。潜在意識の中に知らず知らずに入り込んでいるのである。