明日からブログはしばらくお休み。
最近の病院はスマホの充電も出来るし、無料でWiFiも使えるそうだが、さすがにペンタブレットとパソコンの持ち込みは遠慮しなければならない。静かに読書で時間を過ごすのが良い。
クロード・モネ 「散歩、日傘を差す女」 1875年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
モネの代表作の一つ。妻カミーユと息子ジャンが青空をバックに草原の丘の上に立つ爽やかな作品である。前回調べたのとはまた別の物が見えて来たのでそこを発表する。背景の雲の中に人間を見つめる神の顔が見えているのである。
婦人の顔を拡大すると、口の辺りに違和感がある。何か咥えてないか。口から何かが飛び出しているように見える。だとするとこの婦人も人間を喰い、また自分自身も神に身を捧げる巨人族の一人と言う事ではないのか。
この男の子の目はどうだろう。大きく見開いて人とは思えないほどだ。スーラの「グランドジャット島の日曜日の午後」に描かれた真ん中の子供とよく似た顔をしている。何者かに襲われて断末魔の苦しみを表すような表情である。
前回見た時のイラストに多少手を加えた。婦人のスカート部分には明らかに人間の重なりが見える。彼らは四肢の先を切られて血を流しながらも性行為をしている。背後の空に見える巨大な蛇神の口の中に摂り込まれそうになっている。
左が元絵。右は空以外の物を白く塗りつぶした図。
空全体に何かが見えて来ないだろうか。ゴジラが正面を向いた顔みたいな、トカゲの正面顔のような、化け物っぽい顔が見えると思うのだが・・・・。雲を雲と思わず、心を無にして、何も考えずに、目に見える物を素直に見ていただきたい。目を細めて全体をぼやかして見たりすると見える事もある。頭を切り替えてここが目でここが口と言う風に少しずつとらえて、目がここならば口はこの辺りにあるはずと見て行くのも良い。すると必ず口らしき形が見えて来る。そしてその口先には必ず人間がいる。
左、白抜きの空。右、僕の目に見える、雲の形が作る化け物の顔。蛇型であり、神のごとく画面全体を占めている。人間界の全てを仕切るのは我であると言わんばかりである。
左、白抜きの空を小さくしてみた。右、元絵の明るさを強めて小さくした。
こんな風に多角的に見る事で別の見方が出来るかもしれない。背後の空の中に「蛇神」の顔が見えるだろう。