名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

フェルメール「リュートを調弦する女」 人間を支配している蛇神への生贄人肉を用意する女

 

フェルメール 「リュート調弦する女」 1664年頃 メトロポリタン美術館

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縦51.4cmの比較的小さな作品である。画面に暗い部分と明るい部分の差がはっきりとある。リュート調弦しながら恋人を待ち、窓の外を見ている女と解釈される(Wikipedia)が、どうなのだろう。暗い部分に秘密が隠されていると見た。

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テーブルの手前に椅子が置いてあり、その上に紺色の布のような物がある。それの形が怪しい。

テーブルの脚の所に転がしてあるのはヴァイオリンの先祖の楽器だそうだ。訪問客がこの楽器を右の椅子に座って奏で、一緒に演奏会をする? でも大事な楽器を床に転がすなんて考えられないのではないか。見るとテーブルの上の楽譜の様な紙束が床にも落ちている。がさつな女なのか。

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椅子の布・テーブルの下あたりを拡大し、画質を変えてみると、気味の悪い物が見えて来た。心霊写真の様に人の顔があちこちに浮かんでいる(上図、白丸で囲った所)。実に不気味である。

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画質の調整のレベルを変えると、こんな隠し絵が見えて来た。と殺・解体した人肉が無造作に置かれている。人間の頭部・手・足がバラバラになって配置されている。最初この辺りは大蛇がのたくっていると見えたが、時間を掛けてよく見ると大蛇以外にこんな絵が見えて来た。蛇にも人肉にもどちらでも捉えられるように曖昧に描かれていて捉えがたいが、一度人肉を発見するともうそれにしか見えない。

人間が巨大な蛇に喰われている事を信じない人には見えないのかもしれない。単に絵筆が絵の具で微妙な明暗を作り、たまたまおかしなことを考える人がおかしな具合に見えるのだろうとよく見もしない。フェルメールの絵は素晴らしい、女性の表現が魅力的だと、自分に都合の良い部分だけを見ようとする。先入観だけで絵を捉えようとするからその絵を見ても自分の眼に入って来る情報を受け止められない。大事なのは自分の眼で見た物を素直に把握する事である。

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女は窓の外を見つめ恋人を待つ・・・・とは言ってもこの顔、拡大して見ると

首をすくめて何か恐れを抱いているように見える。口角が上がって微笑んでいるようにも見えるが、口の左端から小さな蛇が出ているようにも見える(小さな作品なので最大限拡大しても明確にはならないのがもどかしい)。口の端から血の様な物を流してそれが顎に溜まっているようにも見える。右の頬の輪郭に張り付いた白い小蛇は口の右端に頭を持ってきている。 f:id:curlchigasaki:20181105194032j:plain

女は首に白い蛇を巻き付けている。両肩共に大蛇が噛み付いていて切断された女の手先を咥えている。

左手の指はどうなっているのか。六本くらい指があるようにも見えるし、三本指の上側に親指に擬した蛇が乗っかっているようにも見える。親指の腹は左横を向いた蛇の頭になっている。右手の親指も小指も偽物で(境界線がはっきり描かれている)、三本指の女なのだろう。人間ではない。

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女の背後には壁にも地図にも大蛇がいて、皆女の頭あたりを目指している。窓からもカーテンや窓の枠木のふりをした大蛇が上から垂れて来ているが、女の視線の先に何かいると思って時間を掛けてじっくりと見てみると、何か半透明な巨大蛇が見えて来た(イラストで緑色で描いた)。窓の枠木・ガラス窓・カーテン・カーテンの影これらにまたがってうっすらと大蛇の頭が見えて来た。これはゴーギャンの「我マリアを拝する」に表れていた半透明の蛇と同様である。それはやはり上方から降りて来ていて、生贄の人肉の方に向かっていた。女が見つめ、怯えるような表情でいるのはこの半透明の巨大蛇の存在の為であるらしい。

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改めて全体を見るとこういう解釈が出来る。

この絵も生贄の祭壇を描いている。画面手前に蛇神への生贄の人肉が積み重ねられている。女の足だけでなく頭もあるから画面には描かれていない別の人間の物だろう。中央の女はそれを用意した巫女の様な存在なのだろう(どこでどうやって調達したのか)。部屋の壁等には蛇神が隙間なく描かれ、その全てが女または下の人肉に集まって来ている。手前の椅子の上の布は大蛇そのものであり、特にテーブルの上から椅子の方に頭を下ろしている大蛇は人間の足のような物を既に呑み込んでいる。

しかし椅子の下あたりの表現は巧妙である。蛇にも見えるし人体にも見えるという微妙な表現である。またその人体も時間をおいて見直すと別の物に見えて来る。人の顔が縦の死に顔に見えたり、横になって叫んでいる顔に見えたりする。

壁の地図もヨーロッパの正確な地図になっているが、同時に巨大な蛇の顔にもなっている。またその顔はより小さな蛇の顔で形成されている。

こんな表現を人間に出来るはずがない。こんな高等技術を持った蛇神たちの支配を断ち切る事が出来るのだろうか。

蛇神たちは冷血動物の仲間だからお互い仲が悪いだろう。仲間を裏切ったりして人間を助ける者もいるかもしれない。また高度な知能を持った生物ほど実際には強くなく、人間を恐怖で支配しようとしているから案外自分は臆病なのかもしれない。それに宇宙にはこいつら以外の知的生物が無数にいるはずだから、彼らが人間に協力してくれるかもしれない。