名画の中の人喰い蛇

美術館にある名画には蛇の隠し絵がある。その蛇は人間を喰っている。

「地獄草子・雲火霧地獄の図」 リアルすぎる隠し絵

誰にでも見えるのではないかと思える隠し絵を選んで挙げている。これなどはどうだろうか。

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「地獄草紙」(紙本着色地獄草紙)平安時代12世紀 東京国立博物館 国宝

八大地獄の内の「雲火霧地獄の図」

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絵だけにして明るくして見る。注目していただきたいのは右下隅の部分である。

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火炎地獄の獄卒が罪人を火の中に追い込んでいる図であるが、この鬼の獄卒の足の下の地面に何か見えないだろうか。絵の最下端の白っぽい所にである。

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画質を変えてコントラストを強くして見た。下端に人間の焼死体のような物がうっすらと見えて来ないだろうか。900年近く古い絵だから染み・皺・破損等の損傷があるであろうがどうもそれだけでは無いように思える。茶色く焦げた人間の顔が、他の部分と区別されて捉えることが出来る。

絵に付いたシミが人の顔に見えるのは、空に浮かぶ雲を見て何かに見えるのと同じようにと想像力を逞しくしているだけなのだろうか。

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この部分図をイラスト化しながらさらに良く見て行くとこんな風になった。

この焼死体の上にそれに口を当てる大蛇が見える(緑色部分)。ちょうど人間を喰う大蛇の図になっている。さらに赤い火炎の腕が人間の身体になっている事にも気付く。

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少し引いた部分図にしてみると、目に見える人物以外に、火炎の中に隠し絵としての人型が見えて来る。上方から降りて来るのは巨大な蛇であり、人間を呑み込もうとしている図である。

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全体図で見ると巨大蛇が上方から無数に降りて来る様子が見えて来る。画面下方には喰われる人間たちが集められている。上方から巨大蛇が降りて来る様子が描かれ、下方の生贄の人間を喰うと言うのは今まで見て来た名画の隠し絵の法則通りだから、多分間違いないと思う。

ただ今回は右下隅の焼死体がリアルすぎる事に注目したい。絹本着色で岩絵具を使って描かれた物とは思えない。日本の伝統的画法とはまるで違う。写真に近い。

画面左上の煙っぽい部分が巨大蛇の正面顔(イラストでは緑色にした)に見えるが、これなども写真のようにリアルである。

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全体図を巨視的に見直すとこうなる。超巨大な、画面いっぱいに描かれた蛇が下方の人間たちを喰っている。

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人間の目と言うのはかなりいい加減な物であるらしい。よく錯覚を起こす。この絵は「目の錯覚」でYou Tubeを検索した結果出て来たものだが、人によって脚の長い高坏に見えたり、左右から向き合った人間の横顔に見えたりする。黒い部分を見るか、それによって出来た白い部分を見るかで違って見えると言う例である。

上記「地獄草子」では、線描された火炎や人物を見るか、それ以外を見るかで違ってくる。この絵には解説がついていて、こんな罪を犯した人はこんな地獄に落ちると書いてあるからどうしてもその解説に沿った見方しかできないようになっている。しかし信じてはいけない。ミスリードされてはいけない。

仏教説話もキリストの説教も結局は「神の教えに従いなさい。」「神の言う事だけを信じて自分の頭で考えてはいけない。」と言う所に信者を持って行こうとしている。しかし実態はこうだ。「素直に蛇神に喰われなさい。」「それがお前の運命だ。」

繁殖用に地上に繁栄させられている我々にも、「家畜らしくよく働いて税金を納め、浪費をし、テレビやゲームをして精神を別の所に置き、現実を何も考えずにただ子孫を増やせ。」と言っている。