名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは蛇の形をしており、人間を喰っている。

ルーベンス 「最後の審判」 神の救い、天国への導きはあるのか

人間は死ぬ時、神の審判により、天国行きか地獄行きかに振り分けられるのだろうか。ルーベンスのこの絵はミケランジェロのシスティーナ礼拝堂壁画よりも70年ほど後に描かれた、縦6メートルほどの作品である。

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ピーテル・パウル・ルーベンス 「最後の審判」 1614~16年 イングリッシュ・ヘリテッジ(イギリス)

ミケランジェロ同様、神の子イエスに向かって右側に地獄行きの人々が落ちて行き、左側に天国に引き上げられる人々が描かれている。ただ三途の川は描かれておらず、渡し船の鬼もいない。女を抱き上げて連れ去ろうとする獣の脚の鬼はいる。最下段右下には人に巻き付き頭に噛み付く蛇らしきものがいる。

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右手を上に、左手を下に向け、審判を下すイエス。後ろにいるのは雲に乗った父なる神か。左右にいるのは聖母や予言者たちだろう。

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イエスの足元にいる天使は、前回の聖リビタスの時のように、怒りの光の矢を地獄に向けて放とうとしている。黙示録のラッパ卒もいるようだ。

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だがイエスの正体はそんな偉いものでは無く、蛇神の手先であるにすぎない。巨大な蛇の鼻先に座ってその餌となる人間を与えているだけである。膝の上、肩の上にも小さな人間を乗せて生贄として喰わせている。イエスを操る天の父の本当の姿はイエスの後ろに隠されており、それは巨大な蛇の姿をしている。蛇の顔を正面から見た形、口を開けた形が見えるだろうか。イエスの後ろに薄く描かれた人々の形は蛇の顔を形作る要素であり、人の形と見てはいけない。目を細めると見やすくなる。

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画面右下の拡大図。ギリシャ神話のパンの神のような鬼が女を抱えて暗がりに連れ去ろうとする。右下隅に描かれているのは蛇に胴を巻き付かれてさらに頭を齧られている人。ミケランジェロの絵でも蛇に巻き付かれた男の絵があった。パンの神に見える鬼は右上から降りて来る大蛇の口の中に呑み込まれそうにも見える。

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画面右下隅の、蛇に噛まれる男。仰向けになっており、その胸の上に蛇の胴体が巻き付いている。

結局蛇に喰われる事が地獄に行った人の宿命なのか。

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画面左側の、天国に引き上げられる人々。性格のよさそうな善男善女がお互いに助け合って登っている。

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左下隅の座るこの男は誰だろう。向こう側に木材が置いてあるのも不自然である。ひょっとして十字架から降ろされたキリストか。それと見ると右わき腹に槍の傷、手足の甲に釘の傷が有るような、無いような。

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全体の下3分の2くらいの部分図。何か角の生えた悪魔の顔のような物が見えて来た。「キリスト降架」で見た隠し絵の顔を思い起こすような牛の角を持った悪魔である。画面最下段の人間を口に入れている。

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なかなか捉えにくいが、蛇の顔と見るとこんな風にたくさんの蛇の顔が出て来る。天空のイエスの後ろの蛇のさらに後ろにもより大きな蛇がいて、その後ろにも巨大な蛇がいる。まるで小さな生物を大きな生物が喰うと言う食物連鎖を表すような描き方がしてある。

蛇の顔を上下にずらして描くと、角を持った鬼のような顔が出来ると言うのもここで分かる。

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鑑賞する人間に、繁殖を促す隠し絵も入っている。イラストでは赤い女の背後から青い男が覆いかぶさって性行為をしている図である。女の尻からも男の尻からも、人間が生まれ出ている。ここではイエスとマリア・予言者の三人ほどが生まれ出た所である。イエスが釈迦の誕生ポーズをとっているのが面白い。

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さらに別角度で見るとこんな風にも見えた。青い部分は男の尻と睾丸・陰茎であり、赤っぽい部分は女の尻(四つんばいになった所を後ろから見た)である。巨大な陰茎がそこにあてがわれている。

女が仰向けになって両足を高く上げ、V字を作っているようにも見えたが、それだと男性器の向きが正常位の向きになっておかしい。長い歴史から考えると人間の性行為は背後位が主流であるべきである。

世界のルーベンスの絵を見て、こんな便所の落書きのようなイラストを描いて解説しているのは、世界中で僕一人だけだろう。

要するにこの絵から発信されているメッセージは、「人間は良くも悪しくも結局食糧として蛇神様に喰われるのだから、せいぜい繁殖して数を増やしておけ。」と言う事である。生きている間は、神によって救われ天国に行く夢だけを見ていれば良いのだ。