名画の中の人喰い蛇

美術館にある名画には蛇の隠し絵がある。その蛇は人間を喰っている。

ミケランジェロ 「最後の審判」 人は死後どこへ行くのかを知りたい。

過去に調べた名画を見直している。今回はミケランジェロ

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ミケランジェロ・ブオナローティ 「最後の審判」 1537~1541年 システィーナ礼拝堂(ヴァチカン)

有名な天井画の側壁にある礼拝の為の壁画だからその前にキリスト像やろうそくが置かれている。中央で死後の人間を天国や地獄に振り分けるようなポーズでいるのがイエス・キリスト。傍らに聖母マリアもいる。仏教で言う閻魔大王のように神の子イエスが人間の生前の行為を裁くのだろうか。人間は死後どうなるのか、この辺を少しでも知りたい。

この作品は横幅だけでも12メートル以上ある有名な大作だが、意外と高解像度の画像がネット上に無い。無数にいる人物の肌の微妙な陰影に至るまで描画を間近に見てみたいが叶わない。全体を大雑把に見て捉えられた事柄だけを述べる事にする。 f:id:curlchigasaki:20200130191456j:plain

エスの身体には聖痕(手足の釘打ちの痕、脇腹の刺された傷)があり、聖母も赤い着物に青いマントを掛けたお約束の格好をしてはいる。しかしその周りの人々の表情・しぐさがおかしい。とても救世主を見る人のそれでは無い。睨みつけ、疑い、嫌がり、あげくは顔を背けている。皆が拒絶の態度を取っている。聖母は隣の男に指で刺されそれを恐れるかの如く身体をひねっている。

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左下の梯子を担いだ男の睨みつけた目、右下の髭の男の怒りに満ちた顔。この男は右手にナイフを持ちイエスに刃先を向けている。こういう絵を祭壇画として人々はお祈りしていたのだろうか。

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エスの左上。誰もイエスとマリアを信じてはいない。

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右上の人々も同様で、「この救世主を語る偽者め!」「お前には死後の審判を任せられない!」とか言う言葉がどこかから聞こえて来そうである。

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エスの右横に大きな鍵のような物を持つ老人がいるが、これは教会の鍵をあずかるペテロ?・パウロ? よく知らない。オレンジ色の鍵が銃口に見えて仕方がない。銃口をイエスの方に向けて殺そうとしているように見える。イエスはそれに驚いてあわてて両手を上に上げている。

システィーナ礼拝堂の祭壇画の前で神の子イエスを礼賛する人間たちはこれらの事に今まで何故気付かなかったのか。壮大な建物の薄暗い中で、十何メートルの大画面の宗教画を見上げて、その荘厳な雰囲気の中で惑わされ、またミケランジェロの描く人体の美しさに心を奪われ何も見えなかったと言う事なのだろうか。

イエス・キリストは決して歓迎されるようないわゆる「救世主」または「神の子」などでは無いとミケランジェロは表現しているではないか。

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画像の個々の人物の中にどんな隠し絵があるのかが調べられないので、いきなり全体図の中の隠し絵を見る。

ミケランジェロの絵は「寄せ絵」である。何体もの人の身体が組み合わされて別の隠された像を浮かび上がらせる。ただ分かり難いのはその隠し絵が二重三重に重ねられているからである。人体にも蛇の頭にも見え、右向き左向きの交合図にもなる。小さく見ても大きく見ても形が出来上がるように描かれている。

全体図の中で、画面を構成する人物たちは大きな蛇の口に咥えられ食べられている。画面下方中央の大蛇は空の青い中に頭があって、口の中に人間を詰め込んでいる。牙もあるようだ。画面右下の蛇は横向きで口を大きく開けて人間をその中に入れている。人間の大きさから言って大蛇たちは頭だけで少なくとも6~7mの厚みがありそうだ。

人間は死後、神の子に裁かれるのではなく,直接蛇神に喰われるとこの絵は言っているのか。

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大きく見るとこんな絵に見えた。先ほどの大蛇たちをも全て呑み込む巨大蛇である。こいつが「天の父なる神」なのだろう。全知全能で人間をも創ったと言う神の姿はこんな恐ろし気な姿である。牙を持った大きな口を開けている。下顎にも口からこぼれ落ちる人間たちがいる。地上にはまだ餌となる人間たちがたくさんいる。

(この巨大な蛇神は画面下端の人間たちを喰う下向きの形でも見て採る事が出来る。その場合上のイラストの巨大蛇の口の両端部分が目になる。)

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またこの絵にはこんな画像も隠れていた。祭壇画を見る人間たちに繁殖を促す為の隠し絵である。上方に一組、下方に一組の男女交合図が見られる。重ねて描かれており、また男女の身体も透けているので分かり難いが、僕にはこんな絵に見えた。上のイエスとマリアは女の女性器から生まれる普通の人間の子供である(処女懐胎とか、救世主とかの話は嘘っぱち)。この女性器に当てられた男性器に先からは精液がほとばしり出ている。

(右上方、左下方にも男性器が見付けられたが、恐らくこれに当てがわれた女性器も描かれているのだろうが、煩わしくなるのでイラスト化しなかった。)

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さらにこんな風にも見えた。こんな便所の落書きのようなイラスト描きたくは無いのだが、隠し絵の輪郭を辿って行くとどうしてもこんな形が出来上がってしまう。

今度は全体で一組の男女の交合図である。やはりイエスとマリアは女性器から出る子供で、女はM字開脚して両手を女性器の左右に当てている。男性器が画面下方の空の中に浮かび上がってくる。女の下から女性器に入れようとしている。男性器に両手を添えて足を大きく開いている。睾丸らしきものも岩山で作ってある。右の空の中に男の顔が見える。

聖書の「最後の審判」などは嘘八百の作り話であろう。

人間はきつい労働をしながら繁殖し、子孫を残して死ぬ。滅びた肉体はこの絵のように蛇神に喰われようと、焼かれて空中に漂おうと結局この世界に残さなければならない。肉体は世界中に分散し土となり、再び生命の元になり、いつか生命体を形作る事になる。

だけれど肉体の中の魂はどこへ行くのか、そこ答えは名画の中に隠されているのか、その事が一番知りたいのだが・・・・。