この世を支配している者がいる。人は奴らにコントロールされ、苦しみ・哀しみ・恐れさらに喜びまでも自分の意のままにできない。
国の指導者、歴史上の英雄は奴らの意思を実現する為に奴らが創った存在だと思う。天才と言われる画家もまたしかり。鑑賞者を魅惑的な色使い・巧みな筆さばき等で魅了し、実際はそれとはまったく別な事を伝えてマインドコントロールしている。
例えばクロード・モネ。光の微妙な変化を画布の上に再現し、鑑賞者を惑わせるが、その背後には人にとっては残酷な運命を隠し持っている。
名画の背後には、奴ら(人々に神と呼ばせる存在)の姿が隠し絵になっている。その存在は人とは別次元にあるらしく半透明で、蛇やトカゲの爬虫類っぽく表現されている。日本の龍神伝説・西洋のドラゴン伝説・最近の陰謀論の中の爬虫類人(レプティリアン)の話を裏付けている。
クロード・モネ 「散歩、日傘を差す女」 1875年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
手前の人物、草を除いて、空の雲だけに注目すると、こんなものが見えて来る。全体的に見るとただの雲ではなく、怪物の顔が正面を向いている。
蛇を真正面から見た図にも見えるし、トカゲかカエルにも見える。それは空いっぱいに広がるほど巨大な生命体である。どこかで見た事がある。
(ネットで拾った「ゴジラ」の画像)
ゴジラの正面顔に似ている。確かゴジラは古代恐竜が人間の原爆実験の為の放射能で変化させられて出来たとされている。恐竜と言う爬虫類の変化した物らしい。
フィンセント・ファン・ゴッホ 「プロヴァンスの収穫期」 1888年 イスラエル美術館
この絵は色とコントラストを少し変えているのだが、空の中にゴジラの顔が浮かび上がっている。
ヴェロネーゼ 「キリストの昇天」(部分) 1585年 カピトリーニ美術館(ローマ)
キリストの背後の光に満ちた黄色い背景、天使(ケルビム)の顔が無数に浮かび上がっている。これは天国に向かう空間を表していると思わせておいて、実はキリストに後ろにいる巨大な蛇の頭を表している。凹部分は時に凸部分である場合がある。この蛇の向かって右側の目には爬虫類独特の縦線が樹の枝ではっきりと表されている。
ウィリアム・ターナー 「トラファルガーの海戦」 1822年 ロンドン国立海事博物館
空の中、左右から巨大な爬虫類が人々を襲っている。向かって右側のは蛇の顔にそっくりで、左側のはカエルの顔にも見える。
ピーテル・ブリューゲル 「子供の遊戯」 1560年 ウィーン美術史美術館
いくつかの巨大生物の隠し絵があるが、画面の右側から突き出ている巨大生物の横顔が一番見やすいと思う。建物の境目、人々の群像が作り出す境目、地面の色の変化を辿ると見えて来る。これは魚の横顔にも見えるし、トカゲの口先にも見える。
ピエール・オーギュスト・ルノワール 「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」(可愛いイレーヌ) 1880年 ファンデーションEGピエールコレクション
少女の青い髪飾りの右側に、樹の葉とは思えない形が見える。蛇がその口に小さな人間を咥えているように見える。胴体を少女の頭の上に回している。
ピエール・オーギュスト・ルノワール 「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」 1876年 パリ・オルセー美術館
ちょっと難しいかもしれないが、良く見ると三匹の巨大な蛇が人々の上から下に向かって降りて来ている。人々や樹々の輪郭線を繋いでやっと見えて来る。半透明の存在・異次元の存在を隠し絵で表している。
ピーテル・パウル・ルーベンス 「カリュドーンの猪」 1611~12年頃 ザ・ジェイポールゲッティ美術館(ロサンジェルス)
ここでも巨大な蛇が上から下に向かって降りている。僕の見え方を上図に示したが、別の見方で同様の巨大蛇を捉える事も出来るようである。神話の神々もこの巨大蛇に喰われ摂り込まれている。
クロード・モネ 「クルーズの岩 習作」 制作年不詳 ロンドン帝室コレクション・トラストUK(イギリス)
画面全体に見えるのは、巨大な蛇と言うよりは、巨大なカエル。口からこぼれ落ちているのは人間の半分消化された体。
レンブラント・ファン・レイン 「夜警(フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ライテンブルフ副隊長の市民隊)」 1642年 アムステルダム国立博物館
服装も武器もちぐはぐな、チンドン屋のような警備隊。彼らも上から降りて来る巨大な蛇に喰われてしまう。
ウジェーヌ・ドラクロワ 「民衆を導く自由の女神」 1830年 ルーブル美術館
女神の背後にある白い煙は、爆弾の爆発でも雲の表現でもなく、信じられないほど巨大な生命体の表現である。フランス国旗の赤い部分が片方の目になっていると思う。女神の腰から下あたりに巨大蛇の口があるのではないか。
エドゥヴァルド・ムンク「地獄の自画像」1903年 オスロ・ムンク美術館
背後に見える地獄の岩と煉獄の炎、これも大きく捉えればウシのような巨大生命体の顔になっている。ムンクの後ろに口を当てて今にも喰い付きそうである。
クロード・モネ 「睡蓮の池」 1899年 ロンドン・ナショナル・ギャラリー
睡蓮の池・太鼓橋・向こうの樹々と細かい部分に目が行ってしまうが、目を見開いて大きく見れば、上から降りて来る巨大生物の顔が見える。画面の最下端に形作られた人間の姿を口に入れる。蛇の頭であり、にょろにょろとした胴体は描かれない。(蛇自身は頭より先にある獲物しか意識しないのだから、自分の胴体の存在はさほど意識していないのかもしれない。)
諫山創 講談社「進撃の巨人」Season2前12話表紙 (某アニメストアより)
現代の日本のアニメポスターにおいても、こんな風に巨大爬虫類とそれに喰い付かれる人間が表現されている。これはこの化け物が現在でも人間を支配し、家畜として見ている事の証明だろう。
牧場の家畜には、牧場主はなかなか真実を知らせない。牛豚鶏に「お前は自分たちに喰われるために存在している。」などとわざわざ知らせる必要は無い。
生命体として最も生命力のある姿は蛇型かもしれない。マムシは酒に漬けられても長年死ななかったり、宇宙の過酷な温度の空間で生命を保つことが出来るのは、固い鱗で守られ、とぐろを巻いて小さくなって眠ることが出来るからだろう。
やはり昔から「神」として敬ってきたのは「蛇」型生命体だとしか思えない。