名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

手塚治虫 「火の鳥」表紙絵 蛇神から人間を守る存在? 

今日は趣向を変えて日本のマンガ作品を見る。マンガの神様と呼ばれる手塚治虫の作品である。現代では美術館の絵画よりもマンガやアニメの方が人間に与える影響は大きいだろう。特に子供たちを洗脳するにはこれらとゲームが一番だとも言える。手塚治虫も人間を家畜化する為の蛇神の協力者だったのだろうか。

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手塚治虫 「火の鳥」表紙絵 手塚プロダクション 

マンガ本「火の鳥(黎明編)」は、僕が小学生の時友達の家で見せてもらった記憶が有るので、1966年前後に出版されたのだろう。単行本の表紙になった絵の原画をGoogle Arts&Cultureで見つけた。

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以前本の表紙写真を元に検討したことがある。黄色い火の鳥の背後に巨大な蛇が見つかり、それが火の鳥に齧り付いているのが見えて驚いたものである。

今回表題その他を除いた原画を見る事でさらに詳しく調べたい。

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Google Arts&Cultureではここまで拡大することが出来るので、火の鳥の頭の周りに赤い点々が散らばっているのまで見えた。巨大蛇によって傷つけられて血が飛んでいるのを表しているのだろうか。鳥の目は上方の巨大蛇の方を見上げている。

また頭の周りは青い煙状の物で覆われているのも見える。

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背後のモザイク模様の中に蛇神の顔が見える。画像のコントラストを強め、目を細めて見ると上から襲い掛かる蛇の頭が見えて来る。翼の輪郭線に沿った大きく捉えた蛇の頭だけでなく、その内側に少し小さな蛇の頭が見え、その小さな蛇の頭で見ると翼に沿って蛇の胴体がうねっているように見える。つまりとぐろを巻くように頭から胴体が表されている。

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蛇の胴体は画面右に回り、画面下端・左方向に流れている。そこは鱗っぽい模様で描かれている。火の鳥の全身を胴体で締めるように囲っている。

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火の鳥の足先の背後の模様は何を表しているのか。三本の爪先の後ろは三本の尾が有るが爪先の後ろだけ描き方が違っている。爪先で何か白い物を掴んでいるように見える。

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全体図を画質を変えて時間を掛けて見続けると、僕にはこんな隠し絵が見えた。背景のモザイク模様の線の変化を追って行く事で人間の姿がいくつも見つかる。火の鳥の頭の上に尻から火の鳥を産む人間・頭の後ろやその右側で重なり合う人間、画面下端の方でも人間の姿が見える。彼らの中には交接して繁殖しようとしている者もいる。

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これら人間たちは巨大蛇の頭や胴体の中に全て呑み込まれている。

火の鳥は上から来る巨大蛇の鼻先におり、生贄の人間たちを蛇神に喰わせているのだろうか。いやどちらかと言うと翼を広げて人間が喰われるのを妨げているようにも見える。

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鳥の頭の後ろに交接する二組ほどの人間が見える。

鳥の口下・背後のモザイク模様の中に、鳥に喰われる小さな人間も見えるのは見間違いだろうか。

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火の鳥は全身が青白い霞で覆われており、まるで巨大蛇の攻撃から身を守るバリアを張っているかのようだ。

 

 この絵は僕が今まで絵画芸術の中で見て来た、生贄の人間を巨大蛇神が喰うと言うテーマを描いた絵とは違い、喰われる人間を蛇神と戦って守る者の絵ではないか。

火の鳥自身巨大蛇の鼻先に位置し、その口に小さな人間らしきものを咥えているように見える事から、この火の鳥も奴らと同一種族であるに違いない(鳥は爬虫類の恐竜の進化した生物。同一の遺伝子を持っていても不思議ではない)。しかし多くの蛇神の中には人間に同情して守ろうとする者もいるのかもしれない。デービット・アイクも世界を支配する蛇族の中にもいろんな性格の者がいると言っていたと思う。ギリシャ神話等でも神々はさまざまである。プロメテウスのように、人間に火を与えて知恵を付かせる存在もいる。手塚治虫はそんな存在なのではないか。

手塚治虫は個人的に否定したくないので、そのひいき目があるかもしれない。しかし世界の名画の中にもこんな存在が隠れていると思われるので、引き続き調べて行きたい。名画は蛇神の洗脳装置であるならば見つからないかもしれないが、どこかにヒントがあるはずだ。また地球を支配している蛇型生命体の他にも宇宙生命体が数多く地球の人間を見ているはずである。彼らからのメッセージを与えられた画家もいないはずが無い。