名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

龍の上の補助者

ティツィアーノの横たわる裸婦を調べていて気付いた事がある。画面全体に隠れている神の像の鼻先に裸婦が乗っている事である。

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テレビの「まんが日本昔ばなし」のオープニング映像にこの絵がある。空を飛ぶ龍の上に子供が乗っている画像だが、ティツィアーノの絵はこれによく似ている。龍には三本指の手や角・口ひげ・背びれ等があってもこれは大きな蛇である。これは横山大観その他の龍の絵を調べた結果、蛇である事を知っている。角や口ひげも別の蛇が絵の中でくっ付いているだけであるのが見て採れた。この子供向け番組の作者はこの世の支配者とその補助者の事を知っているのではないか。以下東洋・西洋における蛇神とその補助者の画像を列挙してみる。

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国宝「高野山聖衆来迎図」絹本著色 三福 平安~鎌倉時代  有志八幡講十八箇院蔵

阿弥陀様が眷属を引き連れて西の空からお迎えに来る。しかしその正体は巨大な蛇神である。この画像の中で阿弥陀は膝の上に人間を乗せて神の鼻先に乗っている。あたかも神を案内して地上の人間を喰う場所に連れて来たような形になっている。

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国宝 「山越阿弥陀図」 鎌倉時代 13世紀 京都国立博物館 

この絵でも阿弥陀が山(人間の山)の所に蛇神に案内する為に鼻先に乗っていると見ることが出来る。また阿弥陀は蛇神の頭の中に入っているので、いづれ人間と共に喰われてしまう運命を暗示していると言う事もあるのかもしれない。

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国宝 「釈迦金棺出現図」 11世紀(平安時代) 京都国立博物館 

分かり難いが、画面全体に巨大な蛇神の頭の輪郭がうっすらとうかがえる。その眼と眼の真ん中に釈迦が、神の口先にその母がいる。地上、神の周りには無数の人間がいる。キリスト教でのイエスとマリアに相当する二人が神に人間たちを喰わせている図であろう。

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重要文化財 一山一寧賛 「松下達磨図」 14世紀 東京国立博物館 

阿弥陀・釈迦に限らず、この絵のように達磨太子のような聖人も蛇神の鼻先に乗って食事の補助をしている。達磨自身も小さな人間を手に持ち喰っているらしい。

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国宝「辟邪絵 天刑星」 平安時代12世紀 奈良国立博物館 

新型コロナウィルスに対抗する神として「アマビエ」と言うのがもてはやされているが、この怪物も厄病神を食い殺す神として描かれたようである。しかし明らかに巨大な蛇神の鼻先に乗って共に人間を喰っている図で、喰っているのは厄病神ではなく普通の人間であろう。

蛇神は絵の中ではこのような巨大な蛇として描かれるが、そのままの姿で地上に降りて来ることは恐らく出来ないのであろう。別の星からやって来たので地球上の生物とは身体の組成・次元が違っている。地上の既存の生命体を食糧にする為に様々な試みをし(遺伝子の掛け合わせを試し)地上の猿に似た生物に自らの遺伝子を組み合わせた生命を創った。それが神話上の神々・宗教上の神・聖人たちで、今の人間に比べて巨人であった。彼らは男女の区別なく一代限りの存在なので、より繁殖力が強くより地球に適合した小さな人間を創った。さらに免疫力の強化のために男女に分け、多様性を付けた。地上に小さな人間たちが繁殖すると、巨人たちに手伝わせて定期的に空から降りて来て食事をする。以後現在までこの状態は変わらない・・・・と、こんな風に思っている。

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ティントレット 「聖母子を崇める二人の伝道者」 1570年以前 ベルリン絵画館

西洋キリスト教のマリアとは、蛇神が最初に創った巨人だったのではないか。もちろん地上の既存の生命体と蛇型宇宙人とのハイブリットである。この絵ではマリアは巨大蛇神の鼻先に乗りながら食糧としての幼児を手にしている。蛇神は地上の伝道者と見える複数の人間の塊を神に喰わせている。

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ルーベンス 「聖母被昇天」 1625~1626年 アントウェルペン聖母マリア大聖堂

この絵は聖母が天に召される所を描いた物では無く、逆に神を案内して地上の人間たちを喰いに降りて来た所を描いてある。マリアの身体に食い物としての人間が何体もへばりついている。

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ミケランジェロ・ブオナローティ 「最後の審判」 1537~1541年 システィーナ礼拝堂(ヴァチカン)

僕には神の顔がこんな風に見える。その鼻先にイエスが乗っている。地獄(地上)から巨大な蛇神が小さな人間たちを口でさらって喰っている。

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ラファエロ・サンティ 「キリストの変容」 1520年 ヴァチカン美術館

イエスの死後復活昇天のこの絵は、日本の「釈迦金棺出現図」とよく似ている。蛇神の上のイエス(釈迦)、右下にマリア(釈迦の母)らしき女が配置され、地上の人間たちを神に与えている。

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レンブラント「キリストの説教」(ハンドレッド・ギルター・プリント) 1646~50年 リンクス美術館(オランダ)・メトロポリタン美術館アメリカ)等

この版画でも同様の構図が見られる。巨大な蛇神の鼻先にイエスが乗り、地上の人間たちを喰わせている。

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ラファエロ・サンティ 「ユリウス2世の肖像」 1512年頃 ロンドン・ナショナル・ギャラリー

ローマ教皇の背後に恐ろし気な怒り顔の神が隠れている。教皇は神の鼻先におり、下半身の人間を喰わせている。教皇自身も後に神に喰われる。

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レンブラント 「ルクレティア」 1664年 ナショナルギャラリー(ワシントンD.C.)

同様にこの聖人も下半身その他の所にいる人間を神に喰わせている。

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レオナルド・ダ・ヴィンチ 「荒野の聖ヒエロニムス」 1480年頃 ヴァチカン宮殿

地上に人間の身体が散乱している。獅子の身体も人間で組み立てられている。画面全体が血の赤い色で染まっている。聖人ヒエロニムスが神の鼻先で食事の補助をしている。自らの心臓を右手でつかみ取り、その血を桶に溜めて神に捧げている。神は人間の生き血を好むようだ。

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サンドロ・ボッティチェリ 「ヴィーナスの誕生」 1483年頃 フィレンツェウフィツィ美術館

この絵での蛇神の顔は僕にはこう見えたがどうだろうか。蛇っぽくないので多少違うかもしれない。ヴィーナスが鼻先に乗っているとすれば神はこの位置にいるはずだと言う事でこんなイラストになった。ヴィーナスはマリヤと同一の物、もしくは同等の役目を持つ存在だろう。地上に横たわる人間たちの所に神を案内して来た。

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サンドロ・ボッティチェリ 「プリマヴェーラ(春)」 1477~1478年 ウフィツィ美術館フィレンツェ

巨大な神の頭の輪郭がそれとなく見える。真ん中で少し浮き上がっている春の神プリマヴェーラが神の補助者である。

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ウジェーヌ・ドラクロワ 「民衆を導く自由の女神」 1830年 ルーブル美術館

自由の女神が民衆を導く。何処へ導くのか。神の口元へである。

革命とか戦争とかで人々を殺し合わせるように指導するのはこの女神のような存在なのだろう。その殺し合いの混乱に隠れて神が人間を喰いに来ているのではないか。

現在米中戦争を危惧する声が聞こえるが、米中戦争は既に行われているのではないか。過去の戦争のようなあからさまな殺し合いではなく、ウィルスを世界中にばらまく・サイバー攻撃をする等で発生した騒動・混乱自体が現代の戦争の形態では無いのか。そんな中で今の日本のでは、一見魅力的に見える指導者(某都知事)が混乱に拍車をかけている状態では無いのか。

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ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 「ウルビーノのヴィーナス」 1538年頃 ウフィツィ美術館(フィレンツェ)

前回見たこの絵では、ヴィーナスが神の口先で横たわっている。ベッドのシーツの中に隠れている人間たちを神が喰うのをヴィーナスが補助しているように見える。奥で立っている女も食糧としての人間を集めて神に提供する役目の者だろう。

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エドゥアール・マネ 「オランピア」 1863年 パリ・オルセー美術館 

前々回のこの絵も全く同じ趣旨である。ただこの絵の場合、黒人召使の方が補助者としての役割が強く、横たわる裸婦自体は喰われる存在としての役割が強いように思える。

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「まんが日本昔ばなし」のエンディング曲と共に流れるこの映像が、何か別の意味に思えてくる。すなわち裸の子供二人、ウサギ・クマ・キツネのペアは繁殖を願っているし、「いいな いいな にんげんていいな」と言う歌詞は「人間は喰うにはおいしくていいな」に聞こえる。

現在でも蛇型生命体の人間支配は続いている。地球上に家畜として繁殖させている。その食事の際には人間の姿の似た指導者・英雄その他の補助を得て人間には分からないようにしている。