絵画作品の中に、真の神の姿が表されている。古今東西いつの時代でも誰が描いた作品でも同じである。この世界の真の支配者・創造主としての神の姿が隠されている。それは白髪の年寄りの人間の姿ではなく、巨大な蛇の姿をしていた。信じたくは無いがそれが真実である。またわざわざ隠し絵的にそれを見つかるべき所に描き込んであるのが不思議だ。順に例を挙げて行く。
フィンセント・ファン・ゴッホ 「カラスのいる麦畑」 1890年7月 ゴッホ美術館(オランダ・アムステルダム)
麦畑は地上に這う二匹の巨大な蛇の頭である。空からも巨大な蛇が降りて来ている。絵のコントラストを強くするとより見えやすい。絵に描かれた物は表題とは関係ない。絵全体を広く見、目を細めたりするとさらに見えて来る。多くの神が存在している。
この巨大蛇たちが我々に「神」と呼ばせている存在の本当の姿なのだろう。その真の姿をゴッホを通して絵に残して我々に見せている。
ポール・ゴーギャン 「二人の女(Two Women)」 1901~1902年 メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
部分図だが、女の頭の後ろにはっきりと蛇が齧り付いている。
ポール・セザンヌ 「大水浴図」 1894~1905年頃 ロンドン・ナショナル・ギャラリー
これも部分図。水浴する女たちの背後の岩は二匹の蛇であり、上方から降りて来て女たちに喰らい付く瞬間が描いてある。
ラファエロ・サンティ 「システィーナの聖母」 1513年 アルテ・マイスター美術館(ドイツ・ドレスデン)
絵の中の人物を見るのではなく、絵全体を広く遠目で見るようにすると見えて来る。聖母の左右の人物の頭が蛇の眼となっている。聖母は蛇の額に乗り、その蛇はその他の人物を全て口に入れようとしている。画面全体にこの様に大きく描かれた蛇は神の中の神・唯一神とでもいう存在だろう。この神は人間を食糧としている。
レンブラント・ファン・レイン 「ペルセポネーの略奪」 1631年 ゲメルデガレリー(ベルリン)
上方から降りて来る巨大蛇も見えるが、よりはっきりと見えるのは、左側に見える巨大蛇だろう。白と茶色の蛇で大きな口を開け人間たちを呑み込もうとしている。かなりリアルな蛇の姿である。
ティントレット 「聖母子を崇める二人の伝道者」 1570年以前 ベルリン絵画館
聖母の足元の三日月は巨大蛇の下顎である。聖母マリアを鼻先に乗せたまま地上の人間たちを喰いに来た。
ウジェーヌ・ドラクロワ 「民衆を導く自由の女神」 1830年 ルーブル美術館
群衆一人一人の形にこだわらず、絵全体の陰影の微妙なつながりを追って行くと次第に見えて来る。空から降りて来る巨大蛇の頭が隠れている。二~三匹いるようだ。
ヨハネス・フェルメール 「取り持ち女」1656年 ドイツ・ドレスデン アルテ・マイスター絵画館
巨大蛇は大抵上から降りて来る。上空に住んでいるのか。画面下端の人間を喰っている。
ピーテル・ブリューゲル 「雪中の狩人」 1565年 ウィーン美術史美術館
絵の中にこうして神の姿を隠し込む事でその存在を気付かせようとしている。人間も何時かは気付くだろうと予測しているらしい。神はすなわち人間を喰う悪魔であるが、同時に人間に苦難を授けその精神の上昇を助ける天使である。
サンドロ・ボッティチェリ 「ヴィーナスの誕生」 1483年頃 フィレンツェ・ウフィツィ美術館
空からやって来て人間を喰うと言うのは、有機生命体を取り込むことで生きている生命体にとって必要不可欠の事である。人間に有機物を摂取するなとは言えないように・・・・。喰い喰われ、が宇宙の真理なのかもしれない。
ミケランジェロ・ブオナローティ 「サウルの改宗」 1542~1545年 ヴァチカン・パオリナ礼拝堂
地上の群衆が寄せ集まって、横たわる裸の人間になっている。それを空から来た巨大蛇神が喰っている。同時に蛇の頭脳から人間の頭脳にテレパシー交信のような事を行っているようだ。人間の知能は元々この蛇神からもらった物であるらしい。
ムリーリョ 「受胎告知」 1665~66年 セビリア美術館(スペイン)
いろんな画家の「受胎告知」の絵には人間創造のプロセスが描かれていると思える。この画面いっぱいに描かれた蛇神が自分たちの遺伝子と元々地球にいた猿のような生き物の遺伝子とを混ぜ合わせて人間を創ったらしい。自分たちの食糧用の家畜として。
蛇神自身はそのままの姿では地上に存在できず、食糧としての人間の管理は別の物にさせているらしい。すなわち蛇神の遺伝子をより多く受け継いだ王族・貴族・政治家・英雄・偉人・天才・資産家等々である。彼らに大勢の人間たちをコントロールさせている。
ピーテル・パウル・ルーベンス 「縛られたプロメテウス」 1611~18年 フィラデルフィア美術館
神の中の神はより小さな蛇神を支配し、小さな蛇神が人間を支配する。その力関係は差が歴然としているので崩せない。強い者が弱い者を喰うだけである。よく映画で宇宙人との戦争みたいなものが描かれるが、その力関係があまりにかけ離れている場合、戦争にはならない。弱い者は一瞬で、または気付かないうちに征服されているのである。
このプロメテウスの絵は左下に「火」が描かれているが、この火の中に人間の子供が隠れているようだ。つまりこの蛇神と戦うには人間は繁殖し数を増やす事で結果的には絶滅せず遺伝子を残すことが出来る。それが勝つ事なのかもしれない。
クロード・モネ 「散歩 日傘を差す女性」 1875年 ワシントン・D.C. ナショナルギャラリー
地上の大蛇が人間の足を喰い千切りながら暴れている。この大蛇たちも含めて全てを最終的には空から来た巨大蛇が呑み込む。
ピエール・オーギュスト・ルノワール 「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」 1876年 パリ・オルセー美術館
絵全体で見ると、イラストで青く縁取りした巨大蛇と赤く縁取りした巨大蛇が重ねて描かれている。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 「荒野の聖ヒエロニムス」 1480年頃 ヴァチカン宮殿
食事中の巨大蛇神。次元の違う世界にいるのだろうか、絵画では常に半透明に描かれる。
ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「ナポリの浜の思い出」 1870~72年 国立西洋美術館
二匹の巨大蛇神が地上の人間を喰いに来ている。
ポール・ゴーギャン 「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」 1897~1898年 ボストン美術館
謎のポーズをした大勢の人物、それぞれにとらわれてはいけない。大きく見ると画面中蛇だらけである。人物たちは彼らに喰われる餌にすぎない。
エドガー・ドガ 「舞台の花形(エトワールまたは舞台の踊り子)」 1878年頃
オルセー美術館
部分図。蛇型生命体に喰われる人間たち。地球上に実際にいる蛇とは違い、彼らには高い知能がある。決して姿を見せない。絵画の中にこうして隠し込んで気付く人間を待っている。テレビや映画等で人間を眠らせておき、悪魔・怪物・妖怪・病魔・死などに恐怖させながら支配している。人間たちは支配されている事に気付かない。