名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ラファエロ 「システィーナの聖母」 絵画の裏に隠された異世界の陰謀と人間の運命

新年早々地震や航空機事故のニュースが入って落ち着かない。やはりこの世を支配している者の仕業としか思えない。人間は奴隷のように従うだけ。

 

ラファエロの代表作として「アテナイの学堂」(バチカン宮殿)があるが、この絵の方が親近感があり、よく知られているのではないかと思って何度目かの調査をしてみた。

ラファエロ・サンティ 「システィーナの聖母」 1513年 アルテ・マイスター美術館(ドイツ・ドレスデン

外食レストラン「サイゼリヤ」の店内壁に飾られている名画のひとつは、この絵の一部分、この可愛らしい天使だろう。一見して可愛いと思えるからお土産その他に使用されて人気だろう。

ただ拡大して良く見ると、二人の目つきが厳しすぎないか。二人とも頬が膨らんでそこが幼さを表して愛らしいと見えるのだろうが、何かを口に含んでいるとは見えないだろうか。

聖母マリアの後ろに顔だけの天使「ケルビム」がたくさん描かれているが、これが薄気味悪い。まるで過去の虐殺現場を掘り返した光景のようだ。とても聖母子を祝福している守護天使の顔とは思えない。

向かって左側、坊さんの上にも不気味な「ケルビム」の顔が並んでいる。ほとんどホラー映画の表現ではないか。

低画質の紙の画集などで見る限り気付かないのだろう。絵画を美術館で観る人も人作品に数分くらいしかかけないならば、なかなか気付けない。今自宅のパソコンで高画質の絵がネットでただで手に入り、画像処理ソフトで拡大したり画質を変えたりが自由にできる。この絵が気味の悪い絵である事が簡単に分かる。

若い聖母は何故か目を見開いている。幼子イエスはそれ以上に目を開き、驚いたような顔をしている。遠くから見れば、愛にあふれた聖母子が左右の者や天使たちに祝福されているように見えるかもしれないが、近寄るとこの表情である。

聖母の口。赤い線が縦に幾筋も見えるのは、カンバス地の織り目が出ているせいなのだろうか。

拡大図をイラスト化しながらじっくりと見ると、こんな風に見えて来た。ダヴィンチの「モナリザ」と同じように、口の端から何か白い物が垂れている。

じっと見続けていただきたい。パッと見だけでは気付かない形が次第に見えて来ると思う。僕には口の両端から小さな人間の下半身(尻を見せている)があるように見える。その上半身は既に口の中。

上下の唇の間はわずかに開いていて、赤っぽい何かが左右に渡って挟まっている。口の周り、特に向かって左側の顎にかけて赤い色が付いていて血のように見える。

幼子イエスの首にマリアの外套の一部である紐が巻き付いてないか。イエスの左足が変な向きに回転しているが、この足は胴体とくっ付いているのか。

およそ幼子イエスはどの画家の作品でも手足がぷくぷくとしていて千切りパンのように表現されるが、これはどうなのだろう。誰の子か分からない子供を他人の大工ヨセフがマリアと共に養っているのだが、裕福とは思えない家にこの栄養が足りて福々しい幼児がいるのはどこか変だ。幼子イエスの表現は、手、足、首、関節ごとに千切れている事を表しているとすれば納得できる。屠畜された肉体をマリアが崩れないように手で押さえて持っている。

幼子はイエスでは無く、マリアにとっては食糧としての肉塊にすぎない。

画面下端の黒い羽根の天使二人。背後に大きな化け物の顔が迫っている。この子たちも喰われる為の存在としての肉塊か。

下にあるのは窓枠だろうか。この子たちの手の下に、何かが押さえ付けられているかもしれない。向かって左の子の口に当てた手の所に、また右手にも、その他肘の下にも何かが見えている。小さな人間かもしれないし、この子たちの血かもしれない。右の子の口の左端に赤い物が垂れているようでもあるし、手の下に何かを押さえ付けているようでもある。

全体図で隠し絵を見ればこんなになった。

下端の天使の黒い羽根は、背後のカエルのような化け物の口を表している。

聖母子の足元に人間がいて踏みつけられている。左右の老若二人の坊さんはイラストのように人間を積み重ねた物であり、二人の顔を両目とした巨大な蛇の食糧となっている。聖母子の後ろの気味の悪い「ケルビム」の顔たち(過去マリアに喰われた人間の子供たちの頭部)はこの巨大な蛇のウロコでもある。

画面の左側に蛇のウロコとしての「ケルビム」が蛇の頭から外れるが、ここにそいつの胴体が回っているかもしれない。巨大な化け物蛇は胴体を人間たちに巻き付けて食事中なのだろうか。左下の坊主の帽子は巨大蛇が産んだ卵か?