名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

モネ 「昼食」 良く見るとホラーテイスト満載

東京の上野の森美術館で「モネ展」が開かれているようだ。それにちなんでモネの作品を見て行こう。

この作品は以前に何度か調べたのだが、より詳しく調べるのも良いと思った。

クロード・モネ 「昼食」 1868~69年 シュテーデル美術館

1970年サロン落選 第1回印象派展出品品

画面を明るくしてみると、不自然な所が浮き出て来る。上流階級の家族が単に優雅に昼食を食べている光景ではない。

手前に空の椅子があるが、右の椅子は恐らく左に立っている家庭教師(?)の女性の椅子だろう。新聞も卵もまだ手を付けてないので、食事前。何故か立ち上がって子供の方に目を向けている。何のしつけだろうか。

左の椅子には子供の帽子や何かの入った籠が置かれている。子供のお出かけの衣服だろうか。お出かけするから早く食べなさいとでも言っているのか。

奥の扉にメイドがいる。

昼食の準備が終わって台所にでも引っ込む途中か。でも何か微妙な顔をしている。奥さんの方に目を向けて何かを恐れるような表情だ。

多分この家の奥さんだと思うが、子供に食事をさせているらしい。左手が子供の椅子の後ろに回されているが、異様に長い。この左腕だけが他の服の色と違って黒い。

子供はスプーンを持っている。唇が真っ赤だ。まるでスパゲティを食べたかのようだ。

母親はテーブルの上の料理を子供の為に取るでもなく、パンを切って皿に乗せるでもない。

何だ。絵のモデルがポーズを取っているだけなのか。生活感が無い。子供の昼食を絵にするなら、スパゲティをあたり一面に散乱させたような支離滅裂な光景こそふさわしいのだが。

母親のこの目はどうだ。目を大きく見開いて・・・・この目は子供に愛情を持つ女の目ではない。実際母親でもないか,それとも何らかの苦痛に耐えているのか。

子供の皿には何も乗ってない。唇が血のように赤い。血を吐いているようにも見える。

母親の左手の先が椅子の背に乗せられて子供の右に見えるが、袖口の色が子供の着ている服と同じだ。まさかこれは子供の手がそこにあるのか。しかしどう見てもこんな形には出来ない。肩から切断しなければこの位置に子供の手は置けない。

家庭教師の顔。顎を上げて上から目線を作っている。若干首を傾げて嫌そうにしている。それにこのおかしな目は何だ。子供をいじめる悪い家庭教師ではないか。

テーブルの端の際にパンが置かれている。テーブルに直置きもおかしいが、端の際すぎて落ちそうなところに置いてある。

パンの所々に赤い切れ込みがある。手前もやや赤い。パンの奥の所、家庭教師の手の下の暗い所に、イラストのような大蛇の頭があり、このパン(?)を咥えているのではないか。すなわちこのパンは人間の足、恐らく太もも部分。

瓶の並んだ奥にあるのは、奥さんの手。瓶の手前の赤いゼリー(?)も、マスカットもポテトのような物も全て人の肉体の一部または血ではないのか。

この絵の左下隅に、日本のコケシが転がっていて、これが一つの象徴になっている。手も足も無いコケシ・・・・子供も婦人も手足を切られてコケシ状態であると言っている。

全体図。

左側の女(家庭教師)は、大蛇が立ち上がった形。人間の手や足(パン)を胴体に挟んでいる。母親と子供は手足を切られたコケシ状態。だからメイドが怖がっているのだ。テーブルの下は流れ出た血で真っ赤である。

その他テーブル自体も板壁も、人の形がたくさん浮き出ている。

人間の形をした者は全て上から降りて来たこの巨大な爬虫類に喰われる運命にあった。

メイドが開けた戸口の隙間にこんな物が見えている。棚の上に置いてある何かだが、それが僕にはこう見える。イラストのような人間の首である。蛇が喰い付いている。

こんな所にもモネの絵のホラー要素が見て取れる。

一家だんらんの爽やかな昼食風景のように見せておいて、その実一転して身体がバラバラに分解されて喰われるホラー絵画であった。「昼食」として喰われるのは人間の肉。