名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ボッティチェリ 骸骨が見える。

絵画の隠し絵として化け物のような不気味な顔が画面全体にある物がある。時にはその顔が骸骨のように見える物もある。そんな「骸骨のある絵」を並べてみた。

サンドロ・ボッティチェリ 「聖母子と天使」 1465~67年 捨て子養育院美術館(フィレンツェ)

ごく普通にある聖母子と天使の絵かと思ったらそうではない。

画面を全体的に大きく見ると、目を細めてぼやかして見ると、そこに横向きの骸骨が見える。遠くから見る、画像を小さくして見ると見えやすい。

ちょうどアニメの「進撃の巨人」の塀を乗り越える巨人の顔によく似た顔だ。

これは何だろう。何のためにこんな寄せ絵で顔を作るような事が成されるのだろう。要はキリスト教は悪魔教であり、人間に死をもたらす恐ろしい宗教だと言いたいのか。

サンドロ・ボッティチェリ 「べトリアの町で首をはねられたホロフェルネスの発見」 1470~1472年 ウフィツィ美術館(イタリア・フィレンツェ)

ベッド上の首の無い父親を見つけた息子や部下たちが、テントの中で驚く様子が描かれているが、馬に乗ったままテントの中に入る人がいるのはどうかしている。

人物たち、青いテントの布は、隠し絵を構成する上で必要だったのだろう。

画面全体に隠し絵を探ると、こんなイラストが描けた。牛のような顔の巨大な化け物に顔。額にドクロを乗せている。

ピーテル・パウルルーベンス 「キリストの降架」1611~1614年 聖母マリア大聖堂(ベルギー・アントワープ)

磔にされたイエス・キリストを磔台から降ろす人々の絵だが、全体的に見るとイラストのような不気味な隠し絵が見つかる。上方から下を見下ろす頭蓋骨。悪魔のように角が生えている。

キリストの悪魔的な正体が露見しているのではないか。

ピーテル・パウル・ルーベンス 「聖母被昇天」 1625~26年 アントワープ聖母マリア大聖堂

聖母マリアの昇天。小さな天使たちが彼女を持ち上げて天に昇って行く。下界に残って嘆く人々。

この絵も大きく全体的に見ればこんなになる。骸骨の顔(眉毛が白く、顔が長い)が上から地上の人々を口に入れる図。

レンブラント・ファン・レイン 「三磔刑 The Three Crosses」 制作年不明 ヨハネスブルグ美術館(南アフリカ)

イエス・キリストの磔の図。二人の泥棒と共にはりつけにされている。手前にいるのはローマ兵士と馬車か何かだろうか。右側は嘆く人々。

これも全体的に見ると、巨大な骸骨が下を向いている。やはりどの画家もキリスト教を悪魔の宗教として絵にしている。たまたまレンブラントやルーベンス、ボッティチェリが反キリスト教だったのでは無いだろう。

ヨハネス・フェルメール 「牛乳を注ぐ女」 1660年 アムステルダム国立美術館

この有名な絵では、左下のテーブルが真四角ではない事の他に、パンの一部がテーブルに直置きになっている事、ミルクポットの奥にミルクの溜まりが見えてない事が、謎とされているようだ。他にもメイドがたくましすぎる事、床に足温器を置くほど寒い季節なのにミルクに湯気が立ってない事も不思議だ。

画質を変えて明るく、コントラストを強調すると、テーブルは人が四つん這いになって尻をこちらに向けているらしい事が分かる。バスケットの向こうに転がっている肉とパンは繋げるとどうやら人の足であるらしい。そしてバスケットの中の大きなパンは人の頭蓋骨?

このメイドは異次元の「神」の為に朝食を用意しているらしいが、それは人肉であるらしい。

ポール・ゴーギャン 「イア・オラナ・マリア(我マリアを拝する)」1891年 メトロポリン美術館

タヒチで、マリアと名付けられた女性だろうか。子供を肩に担ぎ、別の女性たちが彼女の元に駆けつける。足元には「神」への貢物らしき果物が並べられている。

肩に担がれた子供が異様だ。ぐったりして生気が無い。駆けつける女たちの背後の森の表現がどこかおかしく捉えどころがない。

貢物のスイカらしき丸い物体が二つ転がっている。画質を変えて見ると、目のような黒いのが二つずつある。これも人の頭蓋骨ではないか。マリアに担がれた子供も持ち込まれた貢物のひとつなのだろう。

「神」は肉食であり、スイカやバナナは食わないようだ。このバナナに関してもそれではなく別の物を表しているようだが分からない。下にある肉に喰い付く蛇だろうか。

 

人間には死を連想させる骸骨と言うものには、誰でも恐怖を感じるだろう。恐怖心を与えて精神を操作するのはたやすい。戦争の恐怖、天災・病気の恐怖、そして死の恐怖。それを目の前に突きつけてコントロールしようとする。「神」は恐怖心で人間を支配する。