名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ルーベンス 「キリストの埋葬」 ほくそ笑む蛇神

人々が「神」と言っている存在の真の姿がここに垣間見れる。

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ピーテル・パウル・ルーベンス 「キリストの埋葬」 1615~17年 アムステルダム国立美術館(オランダ)

紙に一色のみで描かれた素描である。

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見やすくするためにコントラストを強めてみた。アントワープの聖マリア大聖堂の「キリスト降架」よりも後に描かれた物だと言う。向かって左側でイエスを支える若者が「キリスト降架」とそっくりである(左右逆転しているが)。男たちがイエスを布で包み、埋葬している場面が描かれている。右上の女は聖母か。地面は土の穴があるのか、石棺が置かれているのかよく分からない。

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皆悲し気な表情である。右側の、イエスの足を持つ男などはひどく顔をゆがめているし、聖母の左の男の顔やその下の若者の表現などはひどく雑になっている(と言うか簡略化されている)。

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中央の若者の手足がどうなっているのか、右手が何を掴んでいるのか分からない。

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イエスの身体から下の部分をイラスト化したらこうなった。画面最下部にいる生贄の人間を喰いに来た巨大な神の姿が見えて来た。イエスの身体の下に垂れた布で神の口(耳まで裂けている)が表されている。神の目は左の若者の頭と、右の顔をゆがめた男の頭がそれである。何ともおそろし気な蛇神の姿が出て来た。

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左が全体図。右がそれを小さくしてさらにぼかしを入れた物。こうするとテーブルの上の食糧をつついて喰う蛇の姿が見えて来ないか。人物の形を人間の姿とは見ずに、単なる形の塊と見て大きく群像で捉えると見えて来る。常識に囚われてはいけない。純粋に自分の目に見える物だけを正直に見れば見えて来ると思う。

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石の祭壇に捧げられた人間は繁殖行為をしながら喰われようとしている。神の口からは別の人間の身体が半ば呑み込まれている者もあり、こぼれ落ちている者もある。神の目はなんと鋭いのだろう。神の口はなんと大きいのだろう。この神の胴体は一旦下に向かい、折り返して上方に向かっていると思える。

背後にもう一匹蛇神がいる。手前の蛇神と重なっており、手前の奴の頭の上にいる人間を口に入れている。

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もう一度小さくしてぼかしを入れた物を揚げる。頭蓋骨っぽい蛇の顔が見えるだろう。後ろにいる蛇も見えるだろう。そして絵の枠外にこの二匹の胴体がイラストのように存在するであろうことが想像できる(この想像は僕だけかもしれないが‥‥)。イラストで青く描いたのは、生贄の為の石の祭壇である。

 

こう言う蛇神が人間を支配しているから、人間は何をやっても閉塞感があり、中々次元上昇できない。思春期の頃、親から教えられた事と現実のあまりに違う事に違和感を感じ、反発をしたのはこいつらのせいではないのか。家畜のように働き、金を稼いで国に貢ぐ事が法律で義務付けられている世界でいつまで生き続けなければならないのか。

人間は常に何かに脅かされている。政治家・マスコミ・学者等人々をリードする立場の人が人々に恐怖心を植え付ける言動をする。コロナウィルス・地震・津波・地球の環境悪化その他常に言い続けて怖がらせる。それはあたかもテレビコマーシャルの手法と同じで、怖さを植え付け、それを回避するためにこれが必要との事で、奴らの目標に導きそれを買わせる。人々がそういう行動を自ら率先して行うように仕向けるのだ。

ルーベンスのこの蛇神は、単純な洗脳策に乗ってしまう馬鹿な人間たちを高みから見てほくそ笑んでいるように見える。