6ミレーと言えば一般的には、神への敬虔な信仰心を示して祈りをささげる農民を描いたイメージがあり、この作品にも静かな祈りの心がうかがわれる心優し気な光景が描かれている様ではある。しかし実際はかなり違った。
ジャン・フランソワ・ミレー 「ランプの灯で裁縫をする女」 1870~72年 ザ・フリック・コレクション(ニューヨーク)
ミレー晩年の作である。夜中、ランプに灯をともして縫い物をする若妻である。傍らにすやすやと眠る赤ん坊がいる。
見にくいので画面を明るくしてみる。
毛糸の産着か何かの繕いをしているのだろうか。縫い針を右手に持っている。青いひざ掛け、赤い肩掛け、被り物もしたままなので寒い季節なのだろう。
この絵を部分図にして詳細に見るとまた違って見える。若くて美しい母親の暖かい光景ではない。
目を伏し目がちにしている・・・・と思いきや瞼と見えた辺りにもう一つ目が見える。目を大きく見開いて前方を見ている。
上図左の元絵、目を細めて見ると右のイラストのような目が見えると思うがどうだろうか。恐怖の為に大きく見開かれたようにも見える目である。
元絵のコントラストを強めるとこんなに赤色が出て来る。
口から何かが外に飛び出している。蛇の舌にも見える。これは小さな人間だろうか。または人間の肉か皮の部分だろうか。顔中血だらけにして人間を喰っている図ではないのか。
首の付け根が不自然にギザギザとしている。蛇が首に巻き付いているか、または首がそこで切断されているように見える。だからそれらしい目の表現(恐怖を表す表現)が採られているのだ。
白い被り物の上左右に切断された手首が二つ乗っている。これは新発見である。ミレーの作品にもこんな残酷な表現があった。
裁縫をする手が血まみれに見える。この両手首が切断されて頭の上に乗せられるのだろう。時間的移行を同図の中に描き込んでいる。
女の膝の上にあるのは毛糸や布の服ではなく、小さな人間である。折り重なって服っぽく見せている。特に女の左肘の下に長々と横たわる人間を見つけた時は驚いた。元絵では暗すぎて良く見えない部分だが、こうして明るくしてみると見えて来た。
女はこの人間たちの肉を右手に持った針(刃物?)と糸で千切りながら口に入れて喰っているらしい。また女自身もより大きな存在によって切られ喰われる事を表している(この女が人間を喰っていると、または女が喰われていると、同時に二つの事柄が進行しているので説明がややこしい)。
赤ん坊が安らかな顔で眠っている・・・・? 目から上の顔半分が黒っぽく、死体のようにも見える。またこの右目、大きく開いてこちらを見てはいないか。
何とも不気味な表現である。
赤ん坊の首だけが転がっているのか。その周りにはより小さな人間で埋め尽くされている。これらは上方から降りて来る蛇たちの食糧であろう。
女の白い被り物は人間の身体で出来上がっている。手首が乗っているだけでなく、足先の切れた人間の身体もある。
その背後には大きな蛇が覆いかぶさっている。ガマガエルのような金色の目をした大蛇もいる。女の頭の上に置かれた生贄の人間を喰っているのか、女自身に齧り付いているのか。
全体図。画面下端に山積みにされた生贄の人間たち、女の頭の上の人間たちも、赤ん坊の辺りに置かれた人間たちも、背後にいる巨大蛇にによって喰われている。
夜中ランプの光で静かに縫い物をする若妻の絵では無い。巨大蛇神への生贄を用意して食事の手伝いをしている女の絵である。この女自身も人間を千切ってつまみ食いもしている。そしてこの女自身もいずれバラバラにされて蛇神に喰われる運命にある事も示唆されている。
分かり易く単純化したイラストを描いた。僕にはこんな風に見える。
背後の巨大蛇が口を大きく開け、そこからまた巨大蛇が顔を出し赤ん坊に喰い付く。ランプを支える垂直の棒が背後の巨大蛇の右目を付いている。ここは面白い。先の尖った物で蛇の眼を突く表現は時々見かけるが、やはりこれは蛇に抵抗するには蛇の武器である眼をつぶすのが一番効果的であると言っているのかもしれない。奴らは己の弱点をもさらしている。
女の身体自体ももはやより小さな人間で組み立てられたものである。それに首・手首等のパーツを乗せて組み立ててあるだけのものである。
世の中もこんなものかもしれない。魅力的な若妻も一見そう見えてもそれは仮想であり、実態は別の人体を縦横無尽に組み立てただけのものである。奴らの創り出す仮想現実に騙されてはいけない。
玄関のポストにまたワクチン接種の予約を勧めるハガキが入っていた。You Tube動画などを見ていると、接種後に死亡した人がかなり多いらしい。それまで何の異常も無かった健康な人が急死する・・・・そんな事例が数例でもあった場合、接種は全面的に休止するべきじゃないのか。テレビ報道等に騙されて皆感覚がマヒしているのではないか。
こんな風にも見えた。
画面全体で人間の出産の図になっている。大きな尻から子供が複数生まれ出ている。はっきりとは見えないが大体イラストのように子供が表現されていると見えた。
子孫を増やし続ける事も奴らへ抵抗する手段になる。
思えば自分自身、子供のころからBCGだの予防接種だの何だのと色々な注射をされてきた。チクロとか化学調味料とかの毒物の混じりこんだ駄菓子もいっぱい食べて来た。その為に思考能力が低下させられているとは言え、今まで死なずに生きて来た。人間はそう簡単には死なない。生き延びて子孫に遺伝子を繋げることが出来ればひとまずは成功かもしれない。