名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ムンク 「叫び」 人間家畜の喰われる悲鳴が聞こえる

今回はムンク「叫び」。前回は1910年作のテンペラ画を調べたが、今回は油絵の方。

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エドゥヴァルド・ムンク 「叫び」 1893年 オスロ国立美術館ノルウェー

Google Arts&Culrureにはテンペラ画のしかなく、Wikipediaから画像を採った。

ムンク自身による日記によれば、これはフィヨルドの夕景色であり、血の色の夕焼けの中に不安を感じ、「自然を貫く果てしない叫び」を聞いた(Wikipediaによる)と言う事である。恐怖を感じさせる「叫び」は外部から聞こえており、それに耳をふさいでいるのだと言う。

おそろしく単純化された人物・空や山や海。単純化されているからこそ作者の夢のような心象風景に共感できる。この絵は多くの人がパロディ化して使う。主に思いがけない驚き・恐怖の心を示すのに最適の様だ。最近の新型コロナウィルスのニュースを見て人々の心の中も大なり小なりこの絵のような物になっているのではないか。 

一見雑な筆さばきで作者の心象風景を簡略化して描いてあるような作品だが、詳細を見るととんでもなく複雑な陰影が隅々まで施されている。それにしても夕焼け空がここまで波打つのだろうか。山から続く街並みがどうなっているのか形が分からない。右手のタマネギのような黄色っぽい物は何か。雪? 川? この人の顔はまるで電球の様ではないか。手も身体もろうそくの炎のように揺らめいているのは不安の表れか?

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顔の部分拡大図。小さな人間の形がまず目に付く。それぞれがセックスをしているように前後にくっ付いている。そして尻から子供を産んでいる。目・鼻・口の穴に見える所は皆生まれ出る赤ん坊であるらしい。口の周りや頬に赤色が飛び散っているのはこの人物が小さな人間を口に入れて喰っている事を示しているのか。

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人物の身体は三人ほどの人間で組み立てられているが、その背後にも無数の人間が隠れている。この人物と縦横交差するように性行為をする人間が隠れている。同時に出産している。ここに見える人間たちは大抵尻から子供を産んでいる。イラストでは示さなかったがこの人間たちは同時に蛇にも見えるように描かれていて、生まれる子供に喰い付いているようにも見える。

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顔と身体を繋げた。

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右手のタマネギのような形の中には上図右のイラストのような形が見えた。左に頭を向けた、折り重なって性行為する人間たち、右に頭を向けた同じく重なった(おそらく性行為をしている)人間たち。皆尻から子供を産んでいる。生殖行為がやたら目に付く。

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画面全体の下三分の一。橋の上は繁殖する人間で一杯だ。

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真ん中部分。フィヨルドの海と街並み。人間たちが大蛇に襲われている。

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上三分の一、空の部分。人体が無数に浮かび、波打っている。赤い空の全体像はどうやら巨大な蛇の顔になっているようだ。両目が見える。口を大きく開けて山にも見える人間を喰っている様子である。

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全体図にしてみた。人間が無数にいてそれぞれ繁殖行為をしている。それに喰い付く大蛇たち。

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大きく見てもこんな風に人間を喰う大蛇たちが見える。中心の人物は下から登ってくる大蛇に首まで呑まれている。腕も蛇であり、手に見える小さな人間をその蛇が喰っている。

この人物の聞いた叫び声は、喰われる人間たちの悲鳴かもしれない。こんな過酷な現実を見せられて作者は恐怖に慄き、こんな絵を描いたのだろうか。この世界は大蛇たちに喰われるための人間の牧場である事を始めて知った人はこんな表情をするかもしれない。自分たちは地球の支配者ではなく、食物連鎖の頂点にいる訳でもなく、より知能の発達した蛇型生命体の家畜に過ぎないと知らされた時の恐怖はどんな物だろう(僕自身もこんなブログで「人間は蛇の餌」とか言っていても100パーセントそれを確信しているわけでは無い。ただ絵の中にある隠し絵がそれを示唆している事に驚き、恐れている段階である)。

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こんな風にも見えた。人間に繁殖を促す隠し絵である。

上図左。フィヨルドの街並みは大きな男性器である。その先端から精液が流れ出ている(タマネギ部分)。精液は既に赤ん坊の形を作っている(うっすらと見える)。男性器の陰茎部分の内部に赤ん坊の元になる、人間の遺伝子が溜まっている(海の部分)。

右。男性器を受け入れる女性の姿。尻をこちらに向けている。既に子供を産んでいる。生まれた子供の一人が中央の耳をふさぐ人物である。産み落とされたと同時に下から蛇(青色)に喰われている。女は右腕を捻じ曲げて向かって左の海の方を指さしている。そこは男性器の中の蛇の遺伝子の溜まった所である。

左・右のイラストを合わせると、どうやら人間は蛇の遺伝子を混ぜて作られた事を示唆しているとしか思えない。蛇型生命体が、そのままでは地球に適合できないので、地球にいた猿(または類人猿)の遺伝子に自分の遺伝子を掛け合わせて人間を創ったと思える。最初に自分たちのように巨大な人間(雌雄同体だったかもしれない)を創ったが、繁殖力が弱いのでより最適な小さな人間を創って食糧としたのだろう。また男と女に分けてより繁殖力・免疫力を強めた。家畜・餌としての人間の捕獲には当初巨人たちに協力させていた。絵の中に巨人が小さな人間を捕まえ、自分たちも喰い、さらに自分たちごと巨大蛇に喰われる図が多く見られるのはその事の説明だろう。