名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

レンブラント 「テュルプ博士の解剖学講義」 巧みに隠された秘密

ここ日本では正月は蛇神様への感謝の気持ちを表す月となっている。ワラで絡んだ蛇の輪を作り玄関先に飾り、とぐろを巻いた蛇の形のお供え餅を床の間等に置き、神社に我が成長を見せに行き、蛇神に祈る事でその支配下にある事を見せる。

年を超えても僕は相変わらず名画の秘密を追求する。

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レンブラント・ファン・レイン 「テュルプ博士の解剖学講義」 1632年 マウリッツハイス美術館(オランダ)

レンブラント26歳の時の作品と言うから驚く。医学博士の解剖実践を街の名士たちが見学している図だそうだ。画面には明部と暗部がはっきり分かれていて劇的効果が出ている。博士の冷静な顔に対して、見学の男たちの困惑したようなまたはそれを表情に出さないようにしている顔が対比される。七人の男たちの顔が規則的に並び、矢印の形になって博士の右手の先に視線が集まるようになっている。

暗い部分が怪しい。秘密はここに隠されている。低画質の写真では分からない、肉眼でも多分何時間も目を凝らして観ても分かるかどうか。PhotoShopで画質を変えて暗い部分だけを明るくしてみて初めて分かるのではないか。美術館の学芸員が名画の中におかしな怪物や気持ち悪い蛇画像を見つけたというのは聞いた事が無い。

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博士の真っ黒な服、腹から上向きに咥える大きな蛇がいる。胴体部分をぱっくりと呑み込んでいる。肩にも大蛇が下から這い上がって来ているし、両手は手首から上が大蛇に咥えられている。椅子の背もたれに掛けられた外套はこれまた大蛇の頭であり、こいつは壁にいる、上から降りて来た大蛇の口から出て来ている。博士も大蛇たちに喰われる存在でしかない。顔と手先だけが蛇に喰われていない部分である。

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画面左の男の服が一段と黒い。画質を変えてみても、他の男たちの服よりはるかに黒い。椅子の背もたれがおかしな形である。右手右足の表現がはっきりとしない。だが台上に横たわった遺体の明るさとのコントラストが強くてこの暗い部分にはふつう目が行かない。

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この部分に化け物がいた(上図右イラスト)。切断された人体を両手で押さえつけながら喰っている爬虫類人レプティリアン)。この部分図の右端に人間の頭らしい物があり、椅子の背もたれに見える物は切断された人間の腹部らしい。この筋骨たくましい爬虫類人は蛇の集合体である。よく見ると蛇の頭が連結して繋がっているのが分かる。

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同じ部分を蛇だけで見て取るとこんなイラストになった。蛇が縦横無尽に張り付いて人間の右半身に見えたり、爬虫類人が上から襲っているように見えたりする。黄色く塗った部分は実際には赤いので多分血の付いた人体の部分だろう。腕や足が何本も大蛇に呑まれ、または喰い付かれている。

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手術台の下にも何か怪しげな物が見える。人体のパーツとそれをむさぼる大蛇どもである。上図真ん中下に見える円筒形は腕だろうか。それを大蛇が口を縦に大きく開いて喰っている。左には足らしき物があり、そのふくらはぎに大蛇が喰い付いている。右の本に見せかけた大蛇が人に腕や足を一呑みに呑み込もうとしている。

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次に、細かい部分を見ず大きく見るとまた別の物が見えて来る。巨大な蛇どもである。

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壁の部分は上から巨大な蛇が降りて来ているのが描かれている。画面左右に大きな柱があり、奥行きがありそうな壁なのだが、中央の人物の影が壁に映っている。壁は遠いのか近いのか分かりにくい遠近感の掴みにくい表現である。この不自然な表現の中に蛇神どもがいる。空からやってくる。やって来てその口から別の大蛇を吐き出す。ちょうど映画の「エイリアン」の様に口から別の口を突き出す。イラストでは黄緑の巨大蛇が上から来てその口から緑の蛇を吐き出し、そいつの腹の中に見物の男たちの頭が入っている。イラストで水色をした巨大蛇が上から来てその口から青い蛇を吐き出し、別の見物の男たちの頭を腹に収めている。この青い蛇は博士の首に噛み付いている。イラストでピンク色の巨大蛇は柱の陰のふりをしながら上から降りて来て、手術台の下を通り左手前の男の服のふりをしながら赤い巨大蛇の頭になる。この巨大蛇は下方に描かれた人間のパーツ(人肉)を呑み込んで腹に入れている。さらに画面全体に描かれた巨大蛇がいる。画面内の人物のほとんど全てを呑み込む超巨大な奴である。画像を遠くにして初めて見える蛇神である。・・・・僕にはこんな風に見えた。画質を荒くしたり、画像を小さくしてみたり、トレースしながら考えるとこんなイラストになった。

名画の中に不自然な表現を発見すること、実際にはあり得ない表現・不明確な表現には何かあると考えながら見る事で違う物が見えて来る。美術評論家や何か専門家はその作品の外郭を教えてくれて有り難いが、作品自体の寸評は信じない方がよさそうだ。感覚だけの表面的な評論は必要ない。

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博士が摘み上げて見せている筋肉組織の腱の部分だが、ここに何か注目すべき所があるのではないか。鋏のような器具(持針器と言うらしいが)で持ち上げた部分は蛇の頭になっている。筋肉の陰になった部分は蛇の眼である(うっすらと眼の光が見える)。「蛇の眼に尖った物を突き立てる」と言う表現がここでも見られた。少し前にダヴィンチの「最後の晩餐」等で、ナイフを蛇の眼に突き立てている事を指摘したが、これも同じである・・・・食べられるだけの人間に抵抗を示してみろとばかりこう言う所で暗示しているのか。それとも奴らは眼が弱点なのか。人間には分からないと思って馬鹿にして己の弱点をわざと暴露しているのか。