名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ウイリアム・ブレイク 「ひどい皮膚病でヨブを打つサタン」 まるでコロナウィルス攻撃のよう

病院での検査に次ぐ検査で参っている。今日はMRI検査と入院前PCR検査、明日からは前立腺がん生検の為の入院と言う事になっている。医者の言う事には何でも前立腺特有のPSA検査の結果が正常値を大幅に上回っているらしく、がんの確立が53%だそうだ。ただしもしそれだったとしても進行速度の遅いがんだから気長に構えていれば良いのだろうが・・・・。他の要因で人生を終わる可能性の方も高い。

下の絵を見ていただきたい。人間に災難を与える悪魔の姿が描かれている。

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ウイリアム・ブレイク 「ひどい皮膚病でヨブを打つサタン」 1826年 テート・ブリテン国立美術館

前回に引き続き旧約聖書のヨブの物語の一場面である。息子たちを殺され、家も財産も無くしたヨブに対し悪魔はなお疑い、ヨブの健康をも失わせようとしている。悪魔は瓶に入れた病原菌をヨブの上に振りかけひどい皮膚病にさせようとしている。ヨブは悪魔を腹の上に乗せたままのけぞり苦しそうにしている。ヨブの足元でうなだれて嘆き悲しむのは妻であるらしい。何だかこの光景、コロナウィルスに苦しめられる現代人の様子にも見える。

悪魔は神にこう言ったらしい。「ヨブの信仰心は利益を期待しての物で本物ではない。俺に試させてくれ。」 それを神は承諾した。

考えてみれば罪の無い人間に災いを与えて試す事を承諾した時点で神も悪魔と同類である。ヨブの真実の信仰心を見抜けない神は全知全能ではない。神は人間よりも少し知能が高いだけで、人間の心を理解できない冷血な生命体である。

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悪魔に踏みつけられたヨブ。頭部が胴体に繋がってないのではと思えるほど首がのけぞっている。肩・胸の筋肉がたくましく、少し現実離れした形の筋肉の付き方だ。腰に被せた網目の布は突っ伏した人間の姿にも見える。

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この部分をよく見ると、悪魔の手に持つ瓶からこぼれる液体は蛇の様だ。ヨブの身体はヨブより少し小さめな人間の身体の寄せ集めで出来ている。ここでも蛇が人間を襲う場面を描き表わしている。

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悪魔の右手にあるのはヨブの五感の内のいくつかを矢で無くすことを象徴しているらしい。その矢と最後に残った触覚をも瓶からこぼれ落ちる物で失わせようとしているらしい。しかしそんな解説者の説明よりも僕にはこの矢が小さな人間に見える。悪魔は小さな人間を手に持ち、神に捧げようとしている図と見える。

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悪魔の局部(一般民衆に見せる為に生殖器は描かれて無いが)あたりには、蛇のうろこ状の模様が垣間見える。この悪魔は蛇の化身である事をほのめかしている。

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悪魔の身体をよく見ると、胸が大蛇の頭になっている。左右に不自然に離れた乳首がその眼になっている。腹から股に掛けてその大蛇に喰われる人間の姿が見られる。

両手・両足もまた別の蛇であるようだ。

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髪の毛を異様な形に垂らして嘆く妻。詳しく見ると体の中により小さな人間の身体が何体も見つけられる。つまりこれは生贄の人間たちの山積みである。

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全体図のイラスト。悪魔の身体は数体の大蛇で出来上がっており、それらの胴体が背後の団子状の煙で表され繋がっている。悪魔の手からぶちまけられた液体その物も大蛇であり、ヨブを形作る小さな人間たちに襲い掛かっている。

悪魔は蛇で組み立てられた仮の姿であり、その背後にいる神の操り人形である。

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悪魔人形を操る神の姿が隠し絵になって見えている。

イラストの緑色部分、悪魔の体側の線とヨブの下の地面の線が繋がり、巨大な蛇の頭になっている。目は悪魔の股下部分と右側中央の黄色い部分である。ヨブを喰っている。

イラストの青い部分、左上方から降りて来て画面中央付近に顔を置いている。緑の巨大蛇と同じような振り向き方で、ヨブの妻を喰っている。

その他夕陽を目とした巨大蛇の横顔も見えたりする(重なりが多くなって分かり難いのでイラスト化はしなかった)。

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左が油絵の元絵。右が前回と同じ本になっている版画。どちらが制作年が早いかは分からない。ただ右の版画の方は悪魔の翼が無く、妻の描き方等がより具象的なので先なのかもしれない。

右の版画でも同様の隠し絵が見られる。それに加えて悪魔の上半身の後ろに、白い物を口から吐き出す巨大蛇の顔が見える。煙の形がそのまま蛇の顔になっているのが分かるだろうか。悪魔のぶちまけた液体のちょうど後ろに巨大蛇の口から細菌かウィルスか何かの毒がヨブに向かって吐き出されている。左の油絵の方はこの巨大蛇は見付けにくい。

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画面いっぱいに隠れていた巨大蛇の顔。右側の黄色い雷のような物と夕陽が目になっている。

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悪魔の翼と地面とでも巨大蛇の横顔が出来ている。悪魔に補助されて人間を口に入れている図であろう。死を予感させるような白骨化した巨大蛇だ。

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こんな隠し絵もあった。生殖と出産。人間家畜の補充。

 

ウイリアム・ブレイク 「ヨブの息子宅の崩壊」 程度の低い神の姿・悪魔の姿

旧約聖書の「ヨブ記」の主人公ヨブに興味がある。神に対し何ら悪い事をしていないのに疑いをかけられあらゆる災難を被る男の話である。家族・家・財産をすべて奪われ、皮膚病を患い、友人にも非難される。それでもヨブは信仰心を捨てなかったと言う。

今回の絵はこの物語の最初に近い場面、ヨブの息子の家が悪魔によって破壊される場面を描いた物である。

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ウイリアム・ブレイク 「ヨブの息子宅の崩壊」 1823~26年 南オーストラリア美術館

この絵の背後に神(=蛇型生命体)の姿が比較的はっきりと見える。

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ヨブの息子の家は柱が倒れ、火災も起きている様子だ。ヨブの息子は家の中の女子供を助け出そうとしているようである。彼に手を差し伸ばしているのは姉妹たちだろうか。

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崩壊する家、火も廻っていて混乱の極みである。一番下に横たわるのは既に息絶えた妻か。画面右下には逆さになった女。黒ずんでいるのでこれも死体だろう。女が広げた両手の間に壺のような物がまとめられているがその中には金貨か何かの財産が入っているのかもしれない。

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翼を持った悪魔・堕天使ルシファーが上方に描かれている。両手を広げて火を、また電を生じさせているらしい。

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この絵は本の挿絵として描かれた物で、絵の下に英語の解説がある。得意ではないが和訳を試みると・・・・「(ヨブの)娘と息子は長男の家で会食していた。その時荒野から大いなる風が吹いてきて家の四面を倒し、若者たちを埋めた。彼らは死んだ。」

手前で倒れている女が楽器を持っている事、家の柱がかなり太い事、右の女が財宝を囲ったままである事からして、かなり裕福な暮らしをしていたと思われる。それが悪魔によって一瞬にして壊される。残されたヨブは己の身体以外何もない無一物の存在となる。やがてその身体も病気にむしばまれるのだがそれは先の話。

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この絵をぼかして小さくしてみた。画面の上半分くらいの所に大きな鬼の顔のような物が見えないだろうか。悪魔や息子等の個々の人物像を見ず、背後の雷や煙等の形を画面いっぱいに大きく捉えて、さらに目を細めたりすると見やすいかもしれない。何か恐ろし気な化け物が口を大きく開けてヨブの息子たちを呑み込もうとしている。

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イラスト化すると上図右のようになった。巨大な化け物、その目と目の間に悪魔が乗っている。目と目の間と言うのはその生物の前頭葉部分の脳とも見ることが出来る(隠し絵では大抵内部が透けて見えたり、向こう側が透けて見えたりの表現がされているから)。だから悪魔はこの巨大生物の指令を受けた者または同一物すなわち化身と見ることが出来る。

悪魔は手から火を噴き出しているようでもあり、人間の身体のような物、人間の魂を手で吸い取っているようにも見える。

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次に見えて来たのがこの隠し絵である。男女二組の生殖行為図。繁殖を促す。

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見続けているとこんな風に見えて来た。巨大な化け物の前に別の、やはり巨大な蛇の顔っぽい物がある。そいつの口の前に一匹大きな蛇が胴体をへの字型にくねらせて、右端の逆さの女を呑み込んでいる。下端に横たわる女の頭にも同時に喰い付いているようだ。ヨブの息子はここでは大蛇の頭に片足を乗せ、子供を肩に担ぎ、女の腕を掴んでおり、あたかも大蛇に与える人間を確保している補助者になっている。ヨブの息子も(ヨブも)爬虫類遺伝子を色濃く持った、悪魔とほぼ同類の存在なのだろう。

「ヨブ記」はヨブの信仰心の篤さを書いて人々に神に従うように導こうとする書物である。こういう美談めいた話を掲げる事で人々の感心を引き、その実は神に盲目的に従う事を強制している。人間に魅かれる物を見せて置き、感心させた状態で従わせる。現代のテレビ放送でも、美男美女の繰り広げる物語に魅入らせた瞬間にコマーシャルを見せるのと変わらない。絵画芸術においても人々にとって魅力的な色・形・ストーリー等を見せて惹きつけて置き、その陰に隠し絵で伝えたいことを伝えている。すなわち「お前らは家畜なのだから素直に従っておればよい。」と。

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絵を上下逆さまにしてみたらこんな絵が見えた。

上方から逆三角形の巨大蛇の頭。人間(炎か煙に見える部分に隠されている)を口に入れているようだ。

下方からも巨大な蛇。悪魔の翼がこの蛇の口の中の暗い部分となっている。ここでは悪魔は喰われているのか、鼻の先にぶら下がって手伝いをしているのか。

 

旧約聖書の神は度々人間を試して滅ぼそうとする。人間を創造したほどの「全知全能」の存在が創ったならば人間がそんな不完全な生き物ではないはずである。旧約聖書の神の上に全き存在がいて彼らはそれ以下の程度の低い存在であろう。彼らは地球と言うちっぽけな星で人間を奴隷化・家畜化しているだけの小さな存在であろう。

今コロナ騒動とかで人間を恐怖でコントロールしようと躍起になっている。しかしいずれ彼らもより大きな存在により罰せられる日が来るに違いない。

 

カンディンスキー 「コンポジションⅦ」 抽象絵画の秘密

抽象絵画の創始者と言われるカンディンスキー。今回はその作品の解読に挑戦してみたい。

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ワシリー・カンディンスキー 「コンポジションⅦ」 1913年 トレチャコフ美術館(モスクワ)

第一次世界大戦前にロシアの芸術家はこんな訳の分からない作品を描いていた。縦2m×横3mの大作。カラフルであり、形も様々な変化があり、日常の世界に慣れた目には心地よく楽しい事は確かだ。ただ何が描いてあるのか、作者は何を訴えたいのかを考え始めたら鑑賞者の頭は混乱するばかりだ。作者の感覚だけで画面上に構成された「芸術作品」と言われ、感覚だけで楽しもうとしても戸惑ってしまう。鑑賞者は、有名な、高額で取引される作品だと知ってそう言うものかと分からなくても分かった気になる。

抽象絵画と言うものについて、僕は自分の感性が高まった暁に理解できるはずだと思っていた。しかし人生の晩年を迎えた現在でも未だに「なんじゃこれは!」との感想しか抱けない。修業がまだ足りないのだろうか。

この絵に関しては、所々に人の顔らしき物が見える。身体らしき物が見える。画面全体を大きく大雑把に見たら何か掴めそうだと思った。

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色を無くしてみた。白黒の明暗だけだと何か大きな蛇の顔が見え出したような‥‥。人の尻の形が見えて来たような‥‥。

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細かい所を無視して大きく大雑把に見ると、画面右上から巨大な蛇の頭があるのが見える。その口には人間が咥えられている。

抽象絵画と言っても他の古い名画のテーマ・・「巨大蛇による食人」の隠し絵があるのは同じではないか。蛇の身体の中に取り込まれた人間たちがいるのも、喰われる人間が生殖行為をしているのも全く同じではないか。

現実世界をそのまま写真のように写し取った具象絵画も、抽象絵画も根底は同じであるようだ。具象絵画の、物の形を捨て去って隠し絵を元に色・形だけで画面を覆いつくすと抽象絵画になるらしい。

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同じ絵がこんな風にも見える。画面左側にこちらを向いた巨大蛇の顔。人間を口の中に入れて威嚇するような顔をしている。

この白黒にして小さくした元絵を観て別の見方をする人もいるだろう。左側により大きな蛇の頭が上から降りて来ているようにも見えるし、右側にはもう少し小さめの蛇の顔が見えたりもするだろう。何通りもの見え方がある。何通りにも見えるように形が重ねられている。これは恐らく未知の高度なコンピュータソフトが使われていると思っている。隠し絵が複雑に重なって、絡み合ってわざと見つけにくくしてある。

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上図左はぼかしを入れたもの、真ん中は色相を変えた物、右は元絵そのまま。小さくすると捉え易いかもしれない。黒色・青色を主に見てみたり、赤色を主に見てみたり、形の繋がりを主に見てみたり、目を細めたりしながら意識を変えながら色々な角度で見るとそれなりの隠し絵が見えて来たりするはずだ。

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人間の男女が性行為をしている図にもなっている。赤色の女の顔、腹の中の子供(?)顔がその位置に置かれている。

でも三人が重なって性行為をしているように見えるのは少し変だ。イラストでは描かなかったが青い男の背後にもう一人人間が覆いかぶさって二組のセックスかもしれない。

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さらに大きく捉えるとこんな絵になった。ちょっと分かり難いかもしれないがイラストの赤青の輪郭線を辿って丹念に見ていただきたい。赤い輪郭の女が大きな尻をこちらに向けている。その尻から子供が上向きに飛び出ている。青い輪郭の男は片足を挙げて女の背後に覆い被さっている。女の尻から飛び出ている白い楕円形(イラストでは黄色)は男性器かも知れない。

女の尻(腹)の中では何やら複雑な形がたくさん含まれていて、爆発または融合を思わせるような様子が表現されている。精子と卵子の結合すなわち生命の誕生か?

抽象絵画もまた人間に対して奴隷化・家畜化・食糧化を知らしめるための洗脳ツールであった。

ピカソが青の時代等の具象表現を経て抽象絵画に移行したのも、その具象時代に隠し絵として描いていた物と同じ物を、抽出して描き表わしたのだからおかしなことではない。いわば具象絵画のエッセンスだけを残して無駄な表現を捨て去っただけなのだろう。この世の真実を分かる人にだけ知らしめる為に大いなる物(蛇神)に命令されてやっている事は同じなのである。

ロセッティ 「白日夢」 仮想世界を現出させて洗脳させる

病院に行ってきたが、ちょうどワクチン接種予約受付をしているところで混雑していた。それを傍目に見ながら泌尿器科へ。色々な検査をしたが看護師たちも混乱していて説明が医師と食い違ったりした。多くの人が病院に押し寄せて来て通常勤務に差しさわりが出ているらしい。ワクチン予約に来た人が入院受付の所の番号札を取ったりしていて、何者かに焦らされているように思えた。

こんな絵を見つけた。

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ダンテ・ゲイブリアル・ロセッティ 「白日夢」 1880年 ヴィクトリア&アルバート美術館(イギリス)

女性が樹の枝に腰掛けて本を読み、物思いにふけっている図であろう。左手には甘い香りのスイカズラの花を持つ。このモデルはロセッティの絵に度々登場する彼のあこがれの人妻だと言う。作者はアーティストとモデルの微妙な関係をこの作品に込めている(Google Arts&Culture)と言う人もいる。確かに類まれなる美女であり、その虜になるのも頷ける。ただ細かく見て行くと何かおかしい。

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画面を明るくしてみた。右手・左手が少し前に出すぎではないか。首が長すぎて違和感がある。右足が左足の前に出ているが、そうするためには膝の位置がもう少し下になるのではないか。腰掛けている樹の枝もどうなっているのか分からない。画面下端はスカートも岩も樹の枝も全てが不明確になっている。

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この女性の右手の甲の斑点は何だろう。額にも同様の斑点がある。

何か毒を盛られて皮膚にその症状が出始めたような、まさか毒ワクチンを接種されて何年後かの病気の発症が絵になっているような、そんな気さえする。

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これは病気の発症か、死斑ではないか。

指の先が異常に赤い。マニキュアの色と言うよりも血が付いているように見える。指の股の形が変だし、手に平側に何かくっ付いている。蛇の頭?

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左手の方はまだましで、蝋人形のようではあるが斑点は出ていない。しかしこの手、あまり上手くない。親指の付け根は普通こうは描かないだろう。画家の力量の無さ、と言うよりは何か別の意図が隠されているのだろう。

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目鼻立ちがはっきりした美人である。左目はあらぬ方向を見て夢想にふけっている様ではあるが、右目は鑑賞者の方をしっかりと見ている。

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この口はおかしい。上唇が画面向かって左側に大きく出っ張っている。口紅を塗りすぎてもこんな風にはならないだろう。それに上唇と下唇の赤色が微妙に違う。ちょうど子供がフーセンガムを膨らまし始めたような感じにも見える。下唇全体がフーセンガムである。丸っこい肉塊を口に含んでいるのではないか。

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異様に長い首。顔とは色が違い少し赤っぽい。その下端には赤い筋が見える。首が切れれておりその切断面が見えているのだろうか。

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画面上半分を画質を調節してイラスト化したらこうなった。

女は小さな人間を手に取り喰っている最中である。左手で囲った膝の上にも小さな人間がたくさんいる。上空から大きな蛇が降りて来ていて、それに人間を喰わせている。上空から来る蛇神に餌としての人間を与えるのがこの女の役目であるのだろう。女自身がそれを喰うのは神の食事のおこぼれであるらしい。

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画面最下端には何が隠されているのか。普通他の名画には生贄の人間たちの山積みが隠れているのだが・・・・。この絵でも人間の尻と見える部分がいくらかあるがどうだろう。

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画面下半分をイラスト化した。よく分からない所があるが、やはり人間の身体が重なり合っている。大きめの人間と小さめの人間がいる。皆蛇に喰い付かれているようだ。

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全体図とそのイラスト。蛇神に大小様々な大きさの人間を与える女。足元にも捕まえて来た人間がたくさんいる。

女自身の身体は手足がバラバラであり、画面いっぱいに描かれた蛇神に喰い付かれているらしい事が次第に見えて来た。

また女の身体の中に別の人間が隠れてもいるようだ。

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女の両手・両足・首・胴が切られている事が分かる。作者はそれらの位置を微妙にずらして分かる人には分かるようにしている。

斑点のある女の右手・頭は上から来た大蛇に喰われている。噛まれた部分は血が通っていないから壊死したように斑点を描き、鑑賞者に悟らせようとしているのだろう。

足元のつる性のスイカズラの花と葉は赤味があるようだから、手足の切断面から噴き出る血を表しているのかもしれない。

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巨大な蛇が上から、また下から女に喰い付いている。

女の身体は上半身が別の人間の身体で出来ており、尻を上に向けた格好である。その尻から女の首が生まれ出たような形で置かれている。下半身は二人くらいの人間で出来ており、下から来る巨大蛇に喰われながらも性交し子孫を残そうとしている(人間の生殖行為と出産が同時に描かれたりするが、それを客観的に見ている生命体はよほど寿命が長いに違いない。彼らにしてみれば人間の繁殖は一瞬の出来事なのだろう)。

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こんな風にも見えた。元絵をぼかしてみた。

正面を向いて人間を口に詰め込んで喰っている蛇の顔である。女が背後でその補助をするかの如くこちらを見つめている。

 

名画の中の登場人物は、蛇神が人間を喰う手助けをしながら自身も喰われている。作者はその補助者の姿を利用して「人間が食い物」である事一つをただひたすらに言いたいのだろう。多分その補助者たちは神話の神々・宗教上の偉人・歴史上の英雄・支配者・政治家等世界の多数の人々を牽引する者たちだろう。俳優・アイドル・大企業の会長等爬虫類遺伝子が強い者たちもそうだ。新型コロナ騒動を起こした者・ワクチンによる世界支配をたくらむ者もより大きな蛇神に命令されているのだろう。この世は「白日夢」のような夢想の洗脳世界なのか。

 

ダヴィンチ 「モナリザ」 背景の中に巨大蛇の胴体?

コロナワクチン接種の為の電話予約受付案内のハガキが来ている。自治体によっては接種会場までのタクシー代を負担したり、商店の割引サービスを餌にしてワクチン接種をさせようとしている。テレビは無いのでラジオを聞くが、ワクチン接種が当たり前のように報道している。「ワクチンを打とう!」の大合唱ばかりが聞こえてくる。戦時中の大本営当局の指導のようだ。ワクチンを打たない者は非国民と言われそうだ。

まあ、ワクチンを打った人が3~5年後くらいにどうなっているか様子見をしていよう。

 

前回のブリューゲルの隠し絵を探っていて、この絵が思い起こされた。この絵の背景部分である。

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レオナルド・ダ・ヴィンチ 「モナリザ」 1503~1519年 ルーブル美術館

何回も調べてはいるが容易に隠し絵が見えて来ない難解な作品である。

この絵の背景の左右にある蛇行した道の部分、これが前回ブリューゲルの「大きな魚・・」に隠された巨大蛇の背後に流れる胴体に似ていると思った。

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元絵を明るくしてみた。

この「モナリザ」と言う絵、昔から何かにつけて目にすることの多い絵であるが、あらためて見るとおかしな所がたくさんある。

①婦人に眉毛が無い。当時はこんな化粧が流行っていた?

②背景があまりにも荒涼とした光景で、人里離れた別荘の窓際でポーズを取るにしても、ここまで俯瞰した荒野は現実世界とは思えない。

③右手の人差し指に描き直しが見られるが、長い間作者の手元にあった作品なのに修正されてない。

④左右の手の肘の位置が極端に低い所にある。言い替えれば両腕が肩から下方にずれている。

⑤座っているらしいが、膝(太もも)の位置が高すぎる。膝の上に何か布を置いているのかもしれないが不明瞭である。

⑥左肘のあたりは特に不明瞭である。修復のニスの反射にも見えるが作者の元々の意図かも知れない。

⑦窓の枠に円柱が立っているらしく左右にその基部が見えているがなんて中途半端な描き方なんだろう。円柱をもう少し上まで見せるか全く見せないかにしないのか。

⑧婦人の背中のすぐ後ろが窓枠の底部だが、向かって右側のそれはどうなっているのか。木枠の上方に何かが描かれている。

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以前この絵を分析した時にはこんな風に見えた。婦人は両手で小さな人間たちをたくさん持っている。小さな蛇たちが婦人の体中を這い回りながら人間たちに口を付けている。婦人自身も口の中に小さな人間を入れて喰っている。上空からは巨大な蛇たちが降りて来て婦人の持つ生贄の人間たちを喰おうとしている。

「モナリザ」は蛇神に生贄の人間たちを与える補助者である(自分でも少しつまみ食いをするが)。

今回は背景部分に注目した。

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婦人の背後の窓枠、向かって右側を見ていただきたい。これは何を描いてあるのだろう。

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これほど有名な、天才画家の手による絵だと、隠し絵が二重三重に重ねられていて、解読が一筋縄ではいかない。

隠し絵の一つは肩に掛かる蛇である。ヴェールのようにして肩の上を這う蛇は2~3匹はいる。左手上腕が真っ赤なのはこの蛇たちに噛まれて血塗られているからだろう。その他背後の横からも上からも蛇の頭が襲い掛かっている。

別の見方で見える隠し絵は、イラストの様に肩に掛けられた人間である。裸の人間が二人重なってくの字になって婦人の肩に乗っている。婦人の肩の所にその人間の尻があり、二人の上体は婦人の身体の外に飛び出して窓枠の所におかしな形を見せている・・・・と見たがどうか。「モナリザ」の肩に置かれた人間を背景の中の陸橋を口にした巨大蛇が喰っている図ではないか。

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このイラストは多分に想像が入っている。右側の窓枠を大蛇の胴体として見た場合、他の部分は多分こうなっているのではないか。他の名画の聖母像のように半身が大蛇である、あるいは人間の頭を咥え持っていると考えた場合こうなるのではないか。

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画面下半分。こちらは想像ではなくはっきりと見えている。婦人の身体を半分呑み込んだ巨大蛇の頭である。その両目は左右の円柱の基部の丸い所である。婦人の腰から下が不明瞭で形が捉えられないのは、その部分が蛇の口の中にあるからである。

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画面上半分。こちらは見えにくいかもしれない。婦人の頭の背後の空や山を大きく捉えると、うっすらと円形の空気のゆがみのような物が見えて来ないだろうか。半透明の巨大蛇の頭を上から見たような形が。両目はイラストの位置である。巨大蛇は婦人の頭を丸ごとすっぽりと呑み込んでいる。

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全体図にするとこうなる。婦人は上から、下から巨大な蛇に喰われている。

両手も肩から切断されているし、首も喰い千切られようとしている。すなわちこの絵でも人間は解体され喰われる為の家畜であると言っている。

 

「モナリザ」の背景が大蛇の胴体のくねりを見せているかもしれないと言う事ははっきりとは見えなかった。天才画家と言われるダヴィンチの作品は今後何回も調べてより深く見て行きたい。他の名画を調べながら世界を一周廻って来てもう一度見直すとまた違った見方が出来るかもしれない。