名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ミケランジェロ 「サウルの改宗」 超能力のダウンロード?

前回ミケランジェロの名を出したので今日は彼の作品を見る。

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ミケランジェロ・ブオナローティ 「サウルの改宗」 1542~1545年 ヴァチカン・パオリナ礼拝堂

・・・・イエスの死後の使徒パウロは元ユダヤ教徒であり、キリスト教徒を迫害していた。そんな彼に神が光を当て目を見えなくし、弟子の一人を使わして目をみえるようようにして改宗させた。パウロキリスト教徒として地方の伝道をするようになった。・・・・

聖書の中の記述に従ってこの絵が描かれている。同じ作者によるシスティーナ礼拝堂の「最後の審判」と同様に、多数のたくましい人体が画面の中に躍動し、多少演劇的なポーズをしている。素っ裸の男・下半身裸の男が何故いるのかよく分からない。武具を持っているからサウルの仲間の軍人たちだろうか。一番下に倒れている赤い服の男がサウルだろう。黒目が無い。空から神と思しき髭の男が降りて来て、右手を伸ばして光を発しているようである。その周りに翼も付けてないで雲に乗った人々がいる。天使だろうか。神の国の人たちだろうか。

画面上に広がる人間たちの群像は、それぞれ意味があってそこに描かれているはずである。ただ劇的要素を加えるためだけに存在するのではない。人体が寄せ集まって隠し絵を構成している。

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この絵をじっと見続けていたらいきなりこんな風に見えた(上図左は大雑把に見やすいようにボカシを入れた物・右はそのイラスト)。

地上に大きな人間が仰向けに寝転がっている。腐乱して半ば白骨化したような人体である。空に巨大な蛇の顔があり、その眼から光のビームを出して地上の人間の額あたりに当てている。蛇の眼は神の像の位置から出ており、地上のサウルの像の部分にあたっている。

蛇の眼には未知の力があるらしい。蛇に睨まれたカエルは身動き出来なくなるというが、その眼から何かが出ているのではないか。蛇の眼からその何かを当てられた人間も蛇の言う通りになってしまうのかもしれない。この絵では蛇の眼から照射された何かが人間の脳内に影響を与えている様子を描いているように思える。

デーヴィット・アイクだったか、レプティリアンが人間にその知恵を一瞬にして伝えるとか言っていた。あたかも光通信でダウンロードするかの如く、この絵も有史以来の蛇族の知恵をきわめて短時間で伝える様子を描いてあるように思える。ミケランジェロも蛇神の知恵・技術をダウンロードしたからあの天才的芸術を表現できるようになったのだろう。

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アメリカの1ドル札には「プロビデンスの目」と言われる絵が描かれている。ピラミッドの上の光る目は僕には蛇神の目の表現に見えて仕方がない。名画の中の空からくる巨大な蛇神の目を簡略化し、シンボル化して表したのがこの「真実を見通す目」とも言われる「プロビデンスの目」ではないのか。

よく見るとこの紙幣の絵、背景の空の中に蛇の正面向いた画像が描かれているし、目の周りの光も蛇の横顔である。左右のリボンは人間の身体のようであり、ピラミッドの手前には生贄の人体が転がっているように見える。

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これがサウルと思われる人間の画像である。白目を見せて目が見えなくなったことを示してはいるが他の人間の表現と何ら変わったところは無い。特別の人間には描かれていない。喰われる人間の一人ではないのか。服が血のような赤色である。

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神と思える画像。筋骨がたくましいが特別な表現がとられている訳ではない。後ろから迫る赤い大蛇に胸元まで呑まれている普通の人間に見える。その周りの人間たちも所々変形され、顔も不明確に表現され、何故こういうポーズをとっているのか意味が分からない。群像で、「寄せ絵」で見るしかなさそうである。

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神の向かって左側、群像をまとめてみると明らかに大口を開けた化け物である(右イラスト)。口先の人間たちを喰おうとしている。すでに喰われて化け物の身体の一部と化している人間もいる。

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神の右側、横向きの化け物の口先に人間たちがいる。ラーメンやうどんをすするように人間を喰っている。アニメ「進撃の巨人」のように一人ひとりではなくまとめて喰っている。

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画面右下の地上部分。群像がひと塊で大蛇の顔になっている。後ろの蛇が前の蛇を咥え、一番前の蛇が人間の伸びた足を咥えている。土色の裸の男は足を大蛇に咥えられ、肩や首にも子蛇が絡みつき苦しみもがいている。

地面に人体の表現が隠れていた。ミレーその他の絵のように土の中には過去生贄になった人間が埋まっているらしい。遠方の山の表現にも人体が使われている。よく見るとその起伏は尻や肩のふくらみである。

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地上左側。群像で表される化け物のような巨大な蛇、そいつらはどうやら上から下に向かって降りて来ているらしく表現されている。イラストのように輪郭線が繋がる。

地面の中に生贄の人体。山の方にも横たわった人体。山のように大きな人間はいないのでこれは生贄の人間が積み重なって大地を作っている事を示唆する表現であろう。

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馬の表現も人体の隠し絵である。馬の尻も首も、その横の空間にも人体が隠れている。

空の雲も人体で形作られている。頭や手足を大蛇に咥えられてそこは見えなかったりするが、横たわった人体がそこかしこに配置してある。ミケランジェロは蛇の画像で絵を作るのではない。(人体であり蛇でもある二通りに解釈できる表現だが、より人体に見えやすい表現である。)

そして画面全体を大きく見れば、超巨大な蛇神が画面いっぱいに描かれて(うっすらと透明に。イラストでは青い輪郭で描いた)おり、地上に横たわった人体(イラストでは赤い輪郭)の頭部に喰い付いている。ここでは超巨大蛇神の脳から地上の人間の脳内に何らかの通信が成されているように見える。