名画の中にこんなにも大きく蛇の頭が隠れているのは何故なんだろう? 蛇が見えてしまった自分としては、人々は何故これが見えないのだろうか疑問に思う。この事を調べても、図書館の本やネットで探っても、的確な答えを示してくれるものは一つもない。ただデービット・アイクの著作や映画「ゼイ・リブ」のレプティリアン支配説が最も近いようだ。爬虫類型生命体が地球の人間を支配していると考えるならば、名画の中に蛇が隠れている理由が頷ける。知能の高い、蛇型の生命体がその正体を人間に知られないために爬虫類人・龍・ドラゴン・鬼・悪魔等架空の存在を人間に想像させて一種のカモフラージュとしているのならばそれは納得できる。
パオロ・ヴェロネーゼ 「エウロペの略奪」 1581~84年 カピトリーニ美術館(ローマ)
ギリシャ神話から採られたこの画題の絵は、ティティアーノやレンブラントなども描いている。レンブラントの「ペルセポネの略奪」も似た画題で、このブログでも一回採り上げた。その絵にははっきりとした大蛇がよく見え、王が女をレイプしている現場がそのまま描かれていた(普通の鑑賞者には分から無いように)。
今回も同様の事が隠れている事を期待している。
ヨーロッパの語源となった地上の女神エウロパ、ゼウスが白い牛に化けて奪い去ろうとしている。エウロパが恍惚とした表情で牛の背中に乗っている。ゼウスによって既に催眠術にかかっているのだろうか。
次女が腕輪をはめているのか、嫁になるエウロパを宝石で飾っているのか。どうだろう。装飾品を外して奪っているようにも見えるが・・・・。
向かって左側にいる次女、よく見ると両手を広げてエウロパを支えている分けでは無い。この女の左手は黒い帯状の物の下にあり、指輪らしき物を掴んでいる。
この女の右手と見える手は微妙に色が違う。いやに白く、エウロパの肌の色と同じである。エウロパの右手がここにあるようだ。この次女のグレーの服は実は大蛇であり、口にエウロパの腕を咥えているらしい。
このエウロパ、上半身と下半身のバランスがおかしい。腹から下の部分の位置が下すぎる。右手もそうだが、下半身(両足)も切れているのではないか。
白い牛の尻が妙になまめかしい。金模様の黒い帯がエウロパの身体に絡みつくように巻き付いている。はっきりとは見えて来ないが、分解されたエウロパの身体にまとわり付き性行為を連想させている形になっている黒い帯は大蛇でありゼウス自身ではないか。
画面右側には、連れ去られるエウロパが時間の経過とともに描かれている。異時同図法と言うのか。キューピットが火を持って先導する中、牛の背に乗って奥へ行こうとするエウロパ、奥では走り出した牛の上で次女に別れを告げている。(馬のような牛であり、尻がまた色っぽい。何らかの隠し絵となっているはずだが、まだ見つからない。)
牛の足元にあるのは牛を縛る縄ではない。間違いなく蛇であり、牛の足に巻き付いている。この黒蛇の頭は左端で、こっちを向いて何か赤いもの(人肉?)を喰っている。
空から指輪や冠が降って来ているようだ。エウロパ自身もそれを見、次女二人も両手を上げて掴もうとしている。ゼウスからの贈り物か。
この三人には空から大きな蛇が降りて来て頭から呑み込もうとしている。
上が全体図。下がイラスト。この絵も巨大蛇が上から降りてきた姿が隠されている。蛇の頭の上にエウロパが乗っかっている。エウロパの腹から下の部分は別の人間の身体であり、巨大蛇に喰われている人間の身体である。
より大きな存在としての巨大蛇も見えて来た。
この絵も最終的には男女の人間の交合図が隠れている。上のイラストのように見えるのは僕だけだろうか。細かい所から模写しながら、全体図を何時間もかけて見続け、見方を変え、意識を変え、目を細めたりしてやっと見えて来る、繁殖を奨励する隠し絵である。
巨大蛇神の姿にしろ、男女交合図の隠し絵にしろ、あまりはっきりとした形では無いかもしれないが、一応示すことが出来たと思う。
ゼウスと言う天空で生存している生命体が地上の女(自分の遺伝子を混ぜて創った女)に欲望を掻き立て、無理やり犯して子供を産ませる様子が、まるで自分で見て来たように描かれている。太古の昔の真実が蛇神(悪魔)に依頼する事で一瞬でダウンロードできるらしい。また何重にも重なった隠し絵の技法が画家の手先から生まれ出るようになるらしい(これはAIを屈指した未知のプリント技術だろう)。