名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ダヴィンチ「受胎告知」 これも蛇神への人身御供の絵

今回はレオナルドダヴィンチの大作に取り掛かる。

この有名な作品は解析が難しく、蛇神らしき物が一向に見えて来なかった。はやしひろしさんの解説では書見台の足の獣の足先の発見等に感心させられたが、それとは別に自分独自で、自分の眼で見てみる。

レオナルド・ダ・ヴィンチ 「受胎告知」 1475~1485年 ウフィツィ美術館

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読書中の聖母マリアが神の子を身ごもる事を告げられる場面である。画面右手のマリアは左手を上げて驚きを示す。画面左手の天使ガブリエルは跪き、左手に純潔の象徴である百合の花を持ち、右手を上げて話を伝える。

遠くに海や山が見える丘の上の裕福そうな家である。花の咲き乱れる庭先に絨毯を敷き豪華な書見台を持ち出して本を読んでいる女。最初このマリアを見た時足が変だと思った。足が三本あるように見える。椅子に腰かけているからその椅子のひじ掛けか背もたれに服が掛かっているらしい。ちょっとおかしな表現である。後ろのドアの開いた部屋も何か物がいっぱい詰まっていて倉庫のようである。

天使の方は翼が普通ではない。背中に付く部分がいやに長い。左足のあたり、陰が必要以上に真っ黒で何か怪しい。庭に落ちた影は少し向こうにあるのだからここまで暗くなることは無いはずである。

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マリアは若いが、表情が冷たすぎないか(上図右)。無表情で天使に神の子を授けられる驚きなど微塵も無い。瞳が上に上がっていて右眼など三白眼になっている。ただ左手を上げてそれっぽいポーズをしているだけである。右手の指が異様に長い。そもそも両腕共に長すぎる。肩の所から切れて下に落ちている感じである。肩が全くなく、二等辺三角形のような形になっている。

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マリアの下半身、青い衣の部分をトレースしてみた。やはり皺の一本一本を辿って見ると絵が蛇で形作られているのが分かる。また他の画家の聖母は大抵半身大蛇になっていたからそう思って観るとこの聖母も腰から下が果たして大蛇であった。腰から左足・右足とくねって繋がり、さらに三本目の足の方に向かっている。三本目の足に見える部分は、椅子の背もたれ等ではなく、大蛇の胴体が膨らませてそう見せているのである。

上図左端下の書見台の脚に獣の足先が被さっている。

その右上、マリアの右足下に赤っぽい物が見えており、何かまるで魚のぶつ切りの断面のような形である。これは何か。

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天使の目つき、上目遣いでマリアの方を怯えるように見ている。受胎を祝福するような表情ではない。

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この天使をトレースしてみると・・・・大蛇どもに喰われている。足から尻を咥える赤い大蛇、腰に巻き付き胴全体に噛み付いている大蛇、腹や胸を呑み込み首を咥えている大蛇、肩に張り付いて腕を呑み込み手を咥えている大蛇がいて、この天使の肉体は顔と両手の先だけである。

右足は赤い蛇に喰われてしまって既に無く蛇がそれらしい形を作っている。左足も同様でそこには一段と大きな黒い蛇が天使の腹のあたりを齧っている。

翼は肩に喰らい付いた大蛇の連結で、その先で遠景の樹に繋がっている。樹は上から降りて来た大蛇である。

そしてこの天使の足元の庭草の中に、失われた手足を発見した。ほんの僅かな陰影の差、起伏の差の中に人肉が転がっているのが見える。最初画面左下に赤い服の裾の輪郭が足の形に見える所があったので、そこのあたりをじっくり見てみると次第に他の手足も見えて来た。多少見間違いがあるかもしれないが、両足と、手先以外の両腕が転がっているのが僕には見える。

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マリアの下半身の蛇の胴体はこんな風に繋がっているようである(右イラスト)。三本目の足を形作ったあと後方に向かい一旦首あたりまで盛り上がってから下がり、部屋の中に入り込んで再び上に向かっている。

蛇の胴体の中には人間の手足が呑み込まれているようである。それらしい起伏がある。右足と見せた部分の下の方の赤っぽいのは、恐らく人間の胴体の切断面であろう。「キリストの洗礼」で左の少年の足が切断されておりその切断面を見せていたから、これも同様な表現なのだろう。絨毯の下に覗いている獣の足先は、損傷の激しい人の手かもしれない。

マリアの腹に張り付いているのは大蛇の横顔。そいつの体は腕に乗り、書見台の左端を通ってその下の方に隠れる。これが神の子イエスキリストだろう。

マリアの両手は千切られ、肩に張り付いた大蛇に咥えられている。イラストでは本来のの位置を想定して描き重ねてみた。この女は半身半蛇の化け物であると同時に蛇の食人を示唆するために手が千切れた状態で描かれている。

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遠景の空にはUFOが飛んでいる。画面左上隅の、雲に擬態した円盤型UFOである。樹の形が串に刺した団子のような所があるが、これも着陸したUFOかもしれない。天使のの右にある樹は円形の宇宙基地もしくは球形UFOだろうか。

空には巨大な蛇神の姿がうっすらと見える。木々の先端に口を当て、蛇同士を連結させている。神々は人肉を喰いに集まって来ているのである。

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最近になって名画を目を細めて見るとさらに巨大な蛇神が見える事に気付いた。ミケランジェロルーベンスだけでなく、他の絵にもこれがあるらしい。人の形・物の形等にこだわらずに「寄せ絵」的に巨視的に観る。すると化け物のような巨大な顔等が見えて来る。

この「受胎告知」では、空から降りて来る巨大な蛇が何体もいる事が分かった。右のマリアでは、青い衣の三本足がそのまま大きな青蛇の頭になっている。こいつの胴体は左上方に向かっている。青い衣の部分で三つも四つもの表現が重なっている事になる。

天使の方では、上方から下方の人肉目指して巨大な蛇の顔が降りて来ている。イラストで黄色くした人肉を寄って集って喰っているので、もう何が何だか分からないくらい蛇の顔が重なっている。

その他にも上方から降りて来る巨大な蛇が描かれているし、庭にも大蛇が何匹も這い回っている。

どちらにせよ、巨大蛇神による人身御供の人肉食の絵である事には変わりが無い。

この絵は満足できるほど完全には解析出来なかった。難解である。ダヴィンチは悪魔の手先なのか、それとも人間に知識を提供する味方なのかどちらなのだろう。今後も研究して行きたい。